吉備の旅・・・弐

そして、吉備津神社は、どこを見てもテンションが上がりっぱなしです。
備中の国一宮です。

この鳥居の前に手水舎があります。

その横には、大きな岩が・・・これが矢置岩・・・


矢置岩の由来・・・
社伝によれば、当社の西北八キロの新山に温羅といふ鬼神あり、凶暴にして庶民を苦しむ、
大吉備津彦は「吉備の中山」に陣取り鬼神と互いに弓矢を射るに、両方の矢、空中に衝突して落つ、
そこに矢喰宮(旧高松町高塚に現存)あり。
また、中山主神は鬼神の矢を空中に奪取す、当社本殿の中に祀る矢取明神はすなわちそれなり、
この戦いのとき大吉備津彦命、その矢をこの岩の上に置き給いしにより矢置岩と呼ぶ・・・
とありますが、歴史は征服したものが書きます。
わたしは、温羅さんは鬼ではなかったと思います。

入るとすぐに「北随神門」

山門です。神仏習合でしょう・・・。
もったいない気持ちで上がっていきます。


本殿の御簾には、蝶の紋・・・

たしか、近江の御上神社もそうだったような・・・
風をもたらす蝶・・・鉱山の民・鉄の民に共通するのでしょうか・・・。
本殿の中央、青い御幣が気になります。
青い御幣は初めてかもしれません。

青と温羅・・・何か関係があるかもしれません。
そういえば童話「泣いた赤鬼」でも青鬼は泣けるほどいい人でした。

祈祷殿での7人そろってのご祈祷は
ありがたくも色々とエピソードも生まれ・・・
こういってはなんですが、楽しい!?ひと時でした。
そして、いよいよ鳴釜神事をしていただくことに・・・

つづく・・・

