子どもは秘密を持つぐらいがちょうどいい
支配的な親に育てられると
子供は自分の世界を持つことに
罪悪感を持つようになる 加藤諦三
自分の世界を持つということは
秘密が増えるということだ。
「うちの子は何でもよく話をしてくれますからぁ・・・」
そういうのは、
とてもいい感じの親子関係のように見えるが
よくよく観察すると、
ん?
ちょっと違うなー
という場合がある。
実はその親は、
自分が支配的であることに気が付いていないのだ。
支配的というのは何も、
威圧的に命令口調になるばかりではない。
母親が息子にべったりな状態も別の形の支配だ。
子供は、蜘蛛の巣に絡められた虫のように
自分の感覚で行動できなくなる。
やがてひとりで身動きできない青年に育つ。
「うちの子はホント優しいいい子でぇ・・・」
そういう母親にぞっとしたことはないだろうか・・・
それは優しいのではなく
自分の価値観、自分の感性が育たなくなってしまって
言葉・行動が何も出てこなくなっただけだ。
その母親は、自分は子どもと仲が良く
何でも知っていて理解していると勘違いしている。
これは単に子供に秘密(自立心)を持たせない
支配的な母親にすぎないのだ。
小さいころの
「○○やってもいい?」ならまだわかる・・・
しかし、20代後半になっても
「○○やるわ」
ではなく
「○○やってもいい?」と
親である自分に頻繁に聞いて来るようであれば
それは、自分が子供に対して
幼少期から支配的であったと気づかれるとよい。
ちなみに、
なぜこの母親は息子に甘えるという形で支配的になるのか?
それは、自分が本当は何もないことを知っているからだ。
空っぽだと恐れているのだ。
その自分の空虚さちゃんとを見つめない限り、
この歪んだ甘えの構造は続く・・・
幸運にもその息子が結婚できたとしても
その孫にまで影響を与える。
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No title
すべて、子供が成長した証・・・
その時初めて子どもが自分を必要がないんだと気が付いても
遅いので、早めに親が子から自立すること、何か自分を支える哲学を持つことです。
よくわかります
自分の親や親戚や自分や周りの友人を見ても
夫婦関係の歪み、満たされない孤独感が、子供への依存に向かう気がします。
また子育て中心で生きてくると、そうなりがちにも思えます。
自分は空っぽ、よくわかります。