花とお酒と
桜は、もちろん葉桜になっていましたが、
今度は藤だぁ~ということで、
岐阜竹鼻の竹鼻別院というところへ・・・

ここは、父が生前
母を単車の後ろに乗せて何度か行ったようで・・・
懐かしがっていました。
肝心の藤は、やっと開花したばかりで・・・

それでもお天気が良かったため、
それなりに気持ちのいいひと時を過ごせました。
母がふと、
「ここにはボタンとかあったような気がするけど・・・」
ただ、どこにもそのボタンは見当たりません・・・
仕方なく車に乗り込んで、
しばらく走ると、
「あ、ボタンや!」
母が叫びます・・・
流れよく、そのまま駐車場へ・・・
母の記憶のボタンは、竹鼻別院ではなく
どうやらこのお寺だったようです。


真如山本覚寺・・・



ちょうど見ごろを迎えていました。
藤は、GW前にはちょうど見ごろになっているんではないでしょうか・・・
そして、
帰宅の途中・・・
意外なロードを見つけました。
遠くからでもわかるピンクの帯・・・
ここは何度も通っているのに
今まで全く気が付きませんでした。
なんと、八重桜メインの散策道です。


自然の息吹とは、本当にすごいです。
この一面の桜を見て不機嫌になる人はいないでしょう・・・
みんな笑顔で通り抜けていきます。



父は、自分で鯉の池を掘ったり、
洋ランを育てるために温室を自分でこさえたりと
土と花に囲まれた生活を送っていました。
その中で、
何一つ「これをやれ」と押し付けられたものはありません。
しかし、私の記憶と身体がその感覚を覚えています。
親が子に残すもので、一番偉大だと思うものは、
目に見えない「価値観」のようなものだと思います。
それは、その子供が本当に窮地に立たされた時
大きな支えになるからです。
しかも、決して消えることはありません。
土や花を通した価値観・・・
それを、なんという言葉で切り取ればいいのか
今ははっきりとはわかりませんが、
間違いなく私の心の支えとなっています。
この日最後の終着点は、
近所の昭和の居酒屋へ・・・
ある日本酒が手に入ったと
大将からわざわざご連絡をいただきさっそく向かいました。
発芽玄米酒
聞きなれない日本酒です・・・
あの五人娘と同じ蔵元です。
「むすひ」(真ん中)・・・

この日本酒は
いろんな意味で本当にすごいです!
蔵元の寺田本家、先代23代目寺田啓佐氏が
「日本一まずいお酒」と紹介していたそうです。
詳しくはこちら➡生命あふれる酒 発芽玄米酒
個性は、日本一でしょう・・・
わたしはどうか・・・
じんわり元気の出るお酒・・・そう感じました。
おいしかったですよ・・・

花とお酒と・・・
お陰様で、
いい一日になりました・・・
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