いつも、ちょうどいいのです・・・
旅動画、淡墨桜版をつくってみました。
すべてが映像のみで
何の語りもありませんが、
風の音
鳥の声
川のせせらぎ
人々の穏やかな空気
そういったものが伝わればと思います。
11分少々ですが、よろしければご覧ください。
桜は、亡くなった人たちの依り代のような気がいたします。
わたしにはそう感じます。
だから人間の都合だけで、
例えば、
新しい道路を建設するときに邪魔だ、とか
落ち葉や毛虫に悩まされる、とか
そういった、人間だけの都合でバッサリ切ってしまうと
それはそれで何かが起きるのではと思っています。
迷信と言えば迷信ですませばいいのでしょうが、
わたしにはそうは思えません。
私が住む町でも、
あるお寺が、それはそれは見事な桜を
何本も一気に根元から切ってしまって
とても痛々しく思っていましたが、
先日そこを通った折、
花束が手向けられているのを見て
(事故でどなたかが亡くなった)
ああ、やっぱりと思ってしまいました。
私も含めて、人間というものは
自分の都合だけであまりにも自然を扱いすぎです。
今回の淡墨桜は、たまたま満開時に伺うことができましたが、
そうでないときが多いのが桜です。
桜がどんな状態でも、
その花を愛でることができた喜びを
桜と一緒に喜ぶ・・・
今年も見せてくれてありがとう・・・
そういう気持ちで桜と出会う・・・
それがいいのです。
人間、なんでも「満」を望みますが、
少し不足している方がちょうどいいのです。
ああ、あれが足りないな・・・頑張らないと・・・
ぐらいがちょうどいい・・・
自分に出会うすべてのものは
その時の自分にふさわしく、
ちょうどいいものしかやってこないのです。
そう思って過ごす人生は
潔く、気楽でいいです。
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