2020年、私思考の振り返り②「親も人、子も人」
私は初めてのYouTubeを投稿しました。
「受験期に親が絶対言ってはいけない3つの言葉」
(今はタイトルを変更しています)
記念すべき最初の投稿は、
今でこそサムネをつけましたが、
当時は、それもなく、お粗末そのもの・・・(笑)
しかも、動画編集の無料ソフトを使っていますので
薄っすら広告テロップも出たままの雑な動画です。
ですが、話し方はともかく、
内容の普遍性は、いまでも自信を持って言えます。
なぜなら、ある親御さんに届けたくてお話したからです。
とくに、①の勉強しなさいという言葉は、
実に、多くの親御さんが言いたくないのに言っている・・・
そういう日常が現状ではないでしょうか・・・
いいたくないのに言っている・・・
それはなぜか?
それは親御さん自身も勉強が嫌いな場合が多いからです。
波動のレベルで、
嫌いなものを勧め、命令するときに
相手に透っていくのか・・・
考えれば、答えは一目瞭然でしょう・・・
そのころ買った本がこちら・・・

この2つ・・・
一つは、
トップクラスの高校に子どもを入れたければ・・・
もう一つは、
アドラー心理学に基づき
親子であってもフラットな関係を作る・・・
一見、対極と言えば対極ですが、
根底に流れる哲学はほぼ一緒です。
それは、
親が成長しなければ、子供は成長しない・・・
というものです。

「俺の時代は〇〇だった!」
「私はもっとやっていた!」
そうやってふんぞり返り、
子どもさんが勉強する夕方から夜の時間に、
親御さんが、スマホでゲームをしていたり、
お母さんが、バラエティ番組や歌番組、YouTubeに夢中になっていたら
子どもは勉強する習慣が身に付くわけがないということです。
試しに江戸時代のドラマ、
よくある武家の中庭で子どもが
大人相手に剣術のけいこをしているシーン・・・
よくみますよね、
その時、侍女、下男はもちろん、
その母親や、父親が
無駄話や当時の瓦版を見てうわさ話に花を咲かせて
ちっとも子供を見ていない・・・
そんなシーンを見たことはないでしょう・・・
必ずと言っていいほど見守っている・・・
もちろんドラマですが、
私は案外、あんな風景だっただろうと推察します。
なぜなら、江戸時代、
自分の息子や娘がきちんと育たなければ、
お家断絶だったから、親も子も必死なのです。
必死で、「育てる」と向き合ったのです。
「まなざし」
この効果は絶大です・・・
なぜなら、時が来て、
本当に子どもが何かに悩み
親の元に助言をもらいに行ったとき、
このまなざしの蓄積が、子どもを救うのです。
私もこの仕事を38年させていただき
身に染みて導いた鉄板だからです。
子どもを育てるのは、
放った言葉、ましてや命令や罵声の蓄積ではないのです。
まなざしの蓄積です・・・
このまなざしを向け続ける行為が、
親自身が育つ必須条件なのです。
だから子供も育つのです。
ちなみに子供は、
親が好きなものに興味を抱くという習性があります。
親御さんが、知る喜び、調べる喜び、
本で学ぶ喜びを知らなければ、
子どもにそれが伝搬することはない・・・
そう考える方が自然です。
これは、親御さんを責めているのではなく、
この自然の摂理を知っているかどうかで、
子どもが勉強しない姿を見たときの
心の余裕が変わってくるということです。
親が先・・・
➡親の成長が先
人生の課題にたいしては、
大人も子供も対等であると言う事実を知ることです。
今期の受験で、
「誰のおかげで〇〇できると思っているんだ!」
そんな言葉が浴びせられる子供が
ひとりも出ないことを祈ります。
自己肯定感を根絶やしにするこの言葉・・・
どうぞ大人の自制心で止めてください・・・
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tag : 親育
