令和buzz295・・・発達凸凹と月
とある発達凸凹の小学生が、
夕暮れ電気のついた教室でワークをしていると
字面を手で隠しながら考えている・・・
「どうして隠すの?」
と聞いた瞬間、
あ、違う、紙面がまぶしいんだ!
そう感じたなおした私は、再度聞き直した。
「まぶしくて見ずらいの?」
その子は小さくうなずき、
「見ずらい」という・・・
発達凸凹の子にありがちな、
知覚の不自由さ・・・
私たちにとって普通の明るさが
彼女らにとっては、手で覆いたくなるほど
チカチカまぶしいのだ。
その子の場合、
白い紙面が白金のように光って見えるのだろう。
普通は隠しているように見えるそのしぐさは、
電気でチカチカする紙面を手で隠し
自ら影を作りながら作業を進めるため・・・
本人がお母さんもそれを御存じない、というので早速LINE・・・
家でも暗めの照明で見てあげてください・・・と。
そういう子たちの独特の知覚による学習のしずらさは
個々人、本当に多種多様で、
本人に確認するのが一番・・・
ただ、私たちは本当に見落としがちだ・・・
気をつけないといけない・・・
さて・・・壮大な神の働き、
月の欠損・・・
ハウスの意味が、役割や場所だけではなく、
人生の時代(約7年間ごと)を表すと仮定すると、
➡ホロスコープ:ハウスと年齢
月が存在するハウスの時代に我々の年齢が達すると、
月からの命題を出されるのです。
「この偽物を手放せますか?」
「本物のように見えますが、社会の目を気にせず
あなたの心の声に素直に従って手放せますか?」
そう、問いかけられるのです。
ここで 再びはたと気がつきました。
ということは、月の欠損の命題は
できるだけ人生の前半でクリアーしておきたい・・・
なぜなら、いつまでも背負っていると
しんどいからです。
一方、人生の後半に月が現れるホロスコープの方は、
土星の課題を逃げずにクリアーしたり、
他の惑星の力を獲得したりして、クリアーしたりして、
(私は、特に「生まれ変わりの星」と仮定している冥王星が重要と思う)
その月を無力化する必要がある。
それができないと、中年、晩年以降まで
その欠損を追いかけてしまうし、追いかけられてしまう、
やがて、その壮大な仕掛けによって幻想を本物と見誤ってしまう。
と・・・
ここまできて、
再び はたと 考えた・・・
今現在、発達凸凹、適応障害などで
この現代社会のシステムの中、
ありのままを保たせてもらえない彼らは、
ひょっとすると中年、晩年に月が多いかもしれない・・・
そういう苦しみを自ら背負って
生まれてきているのかもしれない・・・
もちろん、後半に月があるからといって
発達凸凹となるわけではない。
その辺りは慎重に発言させていただく。
特に、この苦しみは、実は
彼らの壮大な使命ではないか、と後で気が付きます・・・
とにかく、うちの塾の生徒たちで確認してみました・・・
すると、ほぼ60%で
予想はある程度的中していました。
興味深いのは、冥王星という生まれ変わりの星の後に月がある子や
満月生まれで、太陽と月だけが相対してる子は、
社会への適応はそれほど苦労していないようにも読み取れました。
順にお話いたしましょう・・・
比較的いまの教育システムに適応できている子供たち・・・
例えば、
成績がまずまず、優秀、
もしくはコミュニケーション能力があったり、
スポーツ等が秀でていたりする子は
月が、①から⑥ハウスにいること多いのです。
ただ、この場合であっても、例外はあります。
知らず知らずのうちに月の要望に応えてしまっている子は
外からは見えない、内なる苦しみを抱えていることにもなります。
それに対して、発達凸凹の子供たちは、
月が後半、つまり⑦から⑫ハウスのあることが多いのです。
やはり・・・!?
ただし、誤解がないように何度も申し上げますが、
月がどのハウスにあるかで優劣があるわけではありません。
そこには、私たちが推し量れないほどの大きな
いのちの運ばれ方があるだけです・・・
そして、ここまでお話していることは
まだ仮説にすぎませんし、
もちろん例外もあるでしょう。
仮に正しいとしても
太陽や他の惑星との関係で、その傾向が強められたり、
弱められたりするとは思います。
再び仮説としてお読みください・・・
月の位置と年齢が関係するなら
彼らは、様々な欠損をそのままに
人生の後半まで行くことが多いはずです。
月は、不向きであるにもかかわらず
社会のシステム、家族のシステム、他者が作ったシステムに
適応させようとする場合が多いので
一見よくやっているように見られるかもしれません。
発達凸凹の子が、一見外からは見えにくいのも
そのためでしょう・・・
ところで、なぜわざわざそんな
苦しい選択をして生まれてきたのか・・・
わたしはこう思います。
彼らは、われわれ人類の月の欠損の呪縛を
解放するためにやってきているのではないか・・・
月の欠損を、ありのままさらけ出し、
そうしても生きていける世の中を
われわれ(適応族)に気づかせるためにです。
合わせている場合ではないですよ・・・
もうすぐ風の時代ですよ・・・と。
私たちが社会に合わせるのではなく
社会を私たちに合うようにするために・・・
今までのわれわれのように、
月の欠損はあっても現代社会で生きていく上で、
さほど支障をきたすことがない適応可の者は、
無理があっても、私たちの方から
自らすすんで社会に合わせてしまうため
この社会は一向に変わっていかない・・・
「風の時代」※が来る現社会ではそれでは困る・・・
※目に見えないものに価値が置かれ、
この時代が到来する。
情報、知識、知恵、言葉、人間性豊か・・・などがキーワード
それでは人類の進化がなされないために、
彼らのような子供たちがたくさんこの世に降りてきている・・・
(5人、6人に一人が発達凸凹と言われ
グレーゾーンも入れれば相当な数になる)
月の亡霊にわれわれが騙されないようにするための
偉大なる存在が彼らなのでしょう・・・
欠損を欠損のまま生きていい社会になれば、
月の欠損など「失礼しました~」とどこかへ行ってしまう・・・
何たる壮大なお役目・・・
わたしが、発達凸凹の生徒と接しているときに
いったいどちらに障害(凸凹)があるか
わからなくなるというのはこのためかもしれません。
自分が苦しいのに、社会に、家庭に、
人に、システムに合わせて生きている私たち・・・・・・
欠損を必死になって埋めながら生きる時代は終わりです。
欠損をありのままに、そのまま自然体で生きていく・・・
どちらが、人間らしく自然なことかはもうお分かりでしょう・・・
ホロスコープを分析し見ていると、
いのちとは何か・・・
そういう深いところがわかってくるのです。
注
①月がハウス1から6にいるからといって発達障害(凸凹)ということではない
②どのハウスにいるからといって優劣はない
③月だけでなく、太陽その他の惑星と総合的に判断することが必要
④今日かいたことはすべて仮説にすぎないということ
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theme : ありのままの自分になるために。
genre : 心と身体
