令和buzz138・・・時の秩序
それは、「時間」はない・・・だ。
ない、という表現のほか、
人間が考えている秩序は、
時の秩序と全く違うという言い方もできる。
人間が考える秩序は、
過去➡現在➡未来 と
順番に時間が来ていると考える感覚だ。
相談を受けていると、
要は、こうやったけどうまくいかなかった・・・
このパターンが多い。
その「こう」が
他人のやり方、
誰かの成功例、
損得勘定、
(意外だが)超計画的にやった・・・など
そういう「こう」なのだ・・・
つまり、その当事者にとってはすべてが「過去」・・・
最後の「超計画」も実は過去だ・・・
未来は過去と同じだ。
(ここを話すとまた長くなるので割愛)
過去の原因(要因)を自分に当てはめて
きっとこれでうまくいくはずだとやっても
ちっともうまくいかず、
ましてや、上手くいかないだけならまだしも、
そのことで
人間関係や
親子関係や
夫婦関係がうまくいかず
かなり落ち込むという感じだ・・・
厄介なのはそういう人は
さらに原因(要因)を探して
もっと悪循環にハマる・・・
先日もそのことを動画で上げたが
要は、
あなたの人生を好転させてくれる過去(要因)は
探してもどこにもないのだ・・・
ましてや人の過去にあるわけがない。
では、どこにあるのか?
それは、あなたの「今」にしかない・・・
安っぽいコンサルが、
上手くいかないあなたの原因を
いくらコンサル目線で探しても
うまくいかないのはそこだ。
あなたの過去と
コンサルが見つける過去は
時の秩序が違うのだ。
ちょっとCMになって恐縮だが、
私たちがやっているタロットアシャイングで
(➡占いとは解釈の泉から水をくみ上げること
/古いですが関連記事です)
その人の「過去」を私たちが見るのではなく
その人持つ「今」から、過去や未来を
その人に!カードに映し出してもらうのはそのためだ。
また、これは、臓器移植が
時に拒絶反応でうまくいかないこととよく似ている・・・
あなたと臓器の関係は
あなた(あなたの今)と臓器(人の過去)なのだ・・・
お分かりになるだろうか・・・
人の臓器が、時に移植によって拒絶されるのは、
臓器にとっての過去とあなたにとっての今とが
不具合を生じさせているからだ。
臓器はその持ち主(ドナー)とともに
一生を終えようとしている「今」がある・・・
でもあなたにとっては、「ドナー(健康という)の過去」なのだ。
健康に戻るための(原因・要因)なのだ。
それは、あなたにとっては今でも(健康な未来を望む今)
臓器にとっては、何の関係のない未来なのだ・・・
整理しよう・・・
あなたにとっての今・・・健康になりたいという今
健康な生活という未来
臓器にとっての今・・・持ち主(ドナー)と過ごす今
自分も持ち主(ドナー)ともにいのちを終えようとする今
それぞれの「今」は、
時の経糸(たていと)、緯糸(よこいと)が交わらず
何の関係もない・・・
それは無意識化で暗黙に了解されている・・・
しかし、その時間の秩序を
「移植」といういわば、時の無秩序に臓器が拒絶を示すのだ・・・
もちろん奇跡的に移植がうまくいく時もある・・・
それは、その臓器が、何らかの理由で
変更された時の秩序を受け入れてくれたからだ・・・
しかし、これもよく聞く・・・
仮にうまくいっても、その臓器のもとも持ち主の性格が
提供された側に移ってしまい
食の好みや性格が変わってしまうこともあるようだ・・・
臓器の今がまさってしまうのだ。
そう、時の秩序は、
「今」しか作れないようにできているから。
それぐらい、時の秩序は矛盾がなく時に残酷だ・・・
現在/過去/未来・・・
時の秩序は、
私たち人間が考えるほど一方向的に単純ではないが、
深く、美しく、完璧なのだ。
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