令和buzz53・・・母と出会いなおす
私はこの3年で
随分と母と出会いなおしている。
人は、所詮
社会的な生き物・・・
つまり、関係によって影響を受けながら生きている。
父が存命だったころ、
母なりに父に気を使い、
その関係論の中で私を見ていたのだろう・・・
若い当時、
母とは何となくリズムが合わなかったが
父が亡くなったことで
単独というか
優先順位というか
そういったものが変わったため、
今では互いが自然に出会いなおしている。
人生とは本当に不思議だ。
昨日も、母はこんなことを言っていた。
私は小さかった頃
宇宙人だったと・・・(笑)
私にとっては当たり前のことが
母にとっては不思議がいっぱいだったようだ。
変わり者に見えたようで、
どう接していいのか戸惑ったときもあったのだろうな・・・
と推察できた。
当たり前のことだが、
母にも子ども時代があり
若いときがあり
私より先に父に出会い
兄を産み、私を産んだ・・・
最後にやってきた私が
一番自由奔放で、宇宙人なのだから
それはそれは変な気を使わせてしまったことだろう・・・
曲がりなりにも「教育」という生業に携われば
そういったことも想像できるので
母には本当に気苦労をかけてしまったのだろうな・・・
何気に入った田楽屋さん・・・
小降りの雨に見舞われた。
駐車場から店へはいるそのつかの間、
母が言う。
「私、雨が嫌いなんだわ・・・
気分が落ち込むわ」
これは意外だった・・・
そんなことさえ知らなかった薄情な子どもだ・・・
まだまだ出会いなおすことが多そうだ・・・
