樹下石上 58・・・条件付き人権!?
再び波紋を投げかけている。
「我々の方針と一緒にやってくれないところは
予算は休ませてもらう」
「選挙を一生懸命やってくれるところに
予算をつけるのは当たり前。
やりましたよと胸張って言えるようにすれば、
要求に満額お応えする」
この人たちに、いくら税を差し出しても
結局こういうことなのだ。
今の自民の傲慢さと独裁さがよく表れている。
実はこの上記の「予算」という言葉を
「人権」にかえれば、自民党の憲法改正の趣旨がよくわかる。
私は例えを言っているのではない。
彼らは本気度そう考えているのだ。
「我々の方針と一緒にやってくれないところは
人権は休ませてもらう」
「選挙を一生懸命やってくれる(人の)ところに
人権をつけるのは当たり前。
やりましたよと胸張って言えるようにすれば、
(人権)要求に満額お応えする」
自民党の憲法改正案の人権の項目を見てみよう。

「国民は、これを濫用してはならず、
自由及び権利に は責任及び義務が伴うことを自覚し、
常に公益 及び公の秩序に反してはならない。」
責任と義務を果たさないと
人権は与えないというわけだ。
確かに、改憲案11条では「永久不可侵」について述べているが
「緊急事態条項」と「法律の定めるところにより」を増やす改憲案では(後日述べる)
明治憲法のように、法律で人権が制限されることが十二分に考えられる。
責任と義務とは何か?
それは、昨日の記事のように
「血を流して国を守る」ことが含まれる。
➡幣原喜重郎元首相を知ってください
永久不可侵の人権が
条件付き、義務とのトレード制らしい。
そして何よりも、自民改憲案では、
現行の第九十七条、人権規定の条項で
「基本的人権」の項目がごっそり削除される事実・・・
人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、
これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、
現在及び将来の国民に対し、侵すことのでき ない
永久の権利として信託されたものである。」

国民に「基本的人権はいらない」・・・
笑い話ではありません。
彼らは真面目にそう考えているのです。
どうやら私たちは長年、大変な政党に
「与党」の権限を与えてきたようです。
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