平成の後ろ影⑥・・・空き家、空き地
➡国土交通省 空き家等の現状について
現在は、7・8件に一軒が空き家(2013年)だが、
2033年頃には空き家数2,150万戸、なんと全住宅の3戸に1戸が空き家となる。
(民間予想)

空き家は4つの種類に分類され、中でも問題になっているのが
売りにも、貸しにも出しておらず、
定期的な利用がされていない状態の
「その他」に分類される空き家(2013年時点で318万戸)だそうです。
いわゆる高齢者が住んでいた一軒家だ。
高度経済成長期に
「いつかは夢のマイホーム!」で建てられた家々だ。
この空き家・・・血縁や相続にこだわらず、
今の若者、次の高齢者に無償もしくは超安価で
提供ということはできないのだろうか・・・
以前、「新・班田収授法」を提案した。
➡新・班田収授法
それにしても、
子供たちがしなければいけないことが
どこまで増えていくのだろう・・・
どこまで働かせたら気が済むのだろう・・・
いまでは、学校がブラック学習になっている・・・
まったく笑えない・・・
いまは、政治も教育も
倫理も文学、哲学も
すべて「経済学」に飲み込まれていく。
「お金」の顔色をうかがっているのだ。
つまりは、世界の金融資本家たちの顔色である。
山、川、海、森の木々・・・
日本はこんなに豊かな自然に囲まれているわけですから
今は惨憺たる第一次産業の復興と振興もあってしかるべきなのだが
グローバル、情報、世界をリードの文言が並ぶ・・・
市場では、見えないもの(株、土地、投資商品)の売り買いが主流だから
地に足がつけられない・・・
800万もの空き家を抱え
400万ヘクタール以上の耕作放置地を抱える国が
世界をリードも何もない・・・
ちょっとした妄想だが
0歳から2歳児が300万人ほどだから
希望者には、一人に1ヘクタール(100㎡)の土地と
一軒の家(2軒でもイケる)をプレゼントして
税金を緩和して、家族みんなで半農半Xをする
知恵と技能を身に付けたほうが、
健康にも等身大の経済にも良いのではと思う・・・
もちろん気楽なアイデアだとは承知しているが
これに、空き家も入れたら今の子供や若者、
若い世帯もしくは、次の高齢者が
家賃やローンに苦しむことはないのではないだろうか・・・
国には特別会計というものが400兆円ほどあるのだから
それから6兆円ほど出すだけで一件200万円の費用をあてられる。
9兆円なら300万円も出せる。
解体するなり、リフォームするなりしたらいい。
リフォームなら、その後低価格で貸し出したりするのもいい。
採算のとれず、健康を害し大規模に自然を破壊する
リニアに3兆円(今後は数十兆円になる)出すのなら
こういった人のいのちに関わる未来のあるものに
もっと支出すべきだと思う。
いまや大学生の「仕送り額に対する家賃の割合」は
75%を超えているデータもあるので
学生はかなり楽になるのではないだろうか・・・

更地になって土がむき出しになれば、
半農半Xでうまれる子供も「土」と戯れられるし
心身共に健康になってくだろう・・・
都会のヒートアイランドも少しは解消されるのでは・・・と思う。
少子高齢が、日本の最大の問題で、最大のチャンスなのだから
政府はそのぐらい思い切って衣食住の「住」に力を注ぐべきだ。
確かに、空き家バンクもわるくない・・・
でも都道府県ごとに分断され、
自力があるバンクならいいが
ちいさな市町村や過疎化が進む地方自治体には
他に優先してやることも多いだろう。
そのぐらい思い切ったワクワクする施策はできるのは、
やはり国だろう・・・
本当にお願いしたい。
最先端の技術を開発したり活用することも大切だが
衣食住に関しては、いまある資源をリユースすることが最優先かと思う。
世界でも類を見ない少子高齢の先進国ニッポン。
市場原理だけで「住」&「家賃」を設定するのではなく
「いのち原理」で設定・保護すべきだと思う。
こういうことでお手本を示すときだと思う。
theme : 気付き・・・そして学び
genre : 心と身体
