冬、大寒のころ①・・・暖かくってありがたい
こんな節気だそうです。
「小寒から数えて15日目頃。
冬の季節の最後の節気。
寒さがさらに厳しくなり、1年中で最も寒い時季です。
小寒から立春までの30日間を寒の内といい、
大寒はそのまん中にあたります。
寒稽古など、耐寒のためのいろいろな行事が行われます。
また「寒仕込み」といって、
寒気を利用した食べ物(凍り豆腐、寒天、酒、味噌など)を仕込むのに
最もよい時期とされています。
寒の水
寒の内の間に汲んだ水のこと。
この時期の水は、雑菌が少なく体にも良いとされてきました。
また、長期保存に向いているとされ「寒の水」で作られた
味噌、醤油、酒は腐らないといわれています。
中でも、寒の入りから9日目に汲んだ寒九の水は
薬にもなるといわれるほど良質とされ、
酒造りにおいて最高の酒ができるといわれています。」
大寒と言っても、今年の冬は比較的暖かく感じます。
三重県の例年比較を見てもやはり少し暖かいようです。

こう書くと、すぐに「地球温暖化」だと
結論付ける方々がいらっしゃいますが
研究者の間でも、意見が分かれているこの現象を
すぐに「地球温暖化」と決めつけるのは早すぎます。
わたしたちもTVや新聞ではなく
ネットで調べる必要があります。
一例ですが、国立極地研究所の
「グリーンランド氷床の表面温度を過去4千年にわたり正確に復元」
という研究結果をご覧ください。

[上] 過去170年間
[中] 過去千年間
[下] 過去4千年間年の結果
「気象観測データ(赤)」と「観測と気候モデルから導出したデータ(黒)」を
氷床コアを使った温度復元データ(青)と比較
【研究成果】
気温変動の長期傾向としては、過去4千年間で1.5℃程度の寒冷化傾向を見いだした。過去十年間(西暦2000年から2010年まで)におけるグリーンランド氷床の頂上付近の平均気温は、過去千年の温度記録のなかで2度起こった特に気温の高い時期に匹敵することが判明した。なお、それらの高温期は西暦1930-1940年代と西暦1140年代に発生している。過去4千年間には、現在を上回る温暖期が繰り返し発生していることがわかった。これらの結果から、最近十年間の平均気温は、過去4千年でみれば自然起源で変動しうる範囲に収まっている。しかしながら、人為起源の温室効果ガスの放出により今後さらに温暖化が進行することが懸念されている。IPCC第四次報告書でまとめられた気候モデルによる予測結果を、本研究の成果に照らし合わせれば、西暦2100年までにグリーンランドの温度が過去4千年の自然起源の変動範囲をこえる可能性が示唆される。さらなる温暖化と、結果として起こるグリーンランド氷床の融解の継続は、海水準変動を加速し、人類とその社会に影響の大きい変動となる。継続した監視と分析を必要とする。
科学者らしい冷静な文です。
しかし、ここにも気を付けない言葉があります。
それが、「IPCC第四次報告書」です。
IPCCは、「気候変動に関する政府間パネル」といって
地球温暖化についての科学的な研究の収集、整理のための
国際的な専門機関で政府間機構ですが、
国際的!だからと言って常に正しいことを言っているは限らないのです。
その理由は、これが生まれた経緯にあります。
このIPCCは英国のサッチャー首相が原発を推進するために
地球温暖化を啓発し、CO2削減をしないと地球の将来はないと
大げさに宣伝するためにつくられたからです。(1988年)
つまり、様々な研究の裏には、「利害」が前提にあって
その利益を得るために「結論ありき」で「後付け」の啓発がなされているのです。
つまり、「ヤラセ」です。
そもそも、地球温暖化は
本当に人類にとって「悪」なのかという問題もあります。
地理学の鈴木秀夫(1932- 2011)東大名誉教授:
「若きYahooはその後」・東大駒場S26同窓会誌(2012年号)より引用します。
もっと重要な問題があります。温暖化が事実とした時、それは本当に人類にとって困ったことであるのか、という問いです。カナダの小麦生産は増えるでしょう。ロシアも住みやすくなるはずです。サハラ砂漠には雨が降って農業がさかんになります。東京が水没しても、その繁栄は、栃木県南部に移るということです。温暖化の問題には、国際政治というレベルのことが背後にあるのだと思います。以下略
先日新聞に、「原子力施設の廃止費用」についての試算が出されました。
今後、電気会社の手持ち資金や基金(保険)では賄えないために
今後われわれの電気料金に加算されていくと書いてありました。
今現在でも私たちはずいぶんと負担させられています。
「再生可能エネルギー発電促進賦課金※」です。
※太陽光発電・風力発電・地熱発電・水力発電などの
再生可能エネルギー発電を普及・拡大させることを目的に、
電力会社が再生可能エネルギーを買い取る際の費用を
消費者が負担するもの。

すでに制度開始当時から10倍もの値段になっています。
今後、2030年には4円/kWhとなる資産もあります。(制度開始時の133倍)
その上にさらに原発の廃止費用も加算されていくことになります。
つまり我々消費者は、
再生可能エネルギー発電促進賦課金と
原発処理費用の負担のダブルで苦しめられるのです。
どう考えても理不尽な仕組みです。
そうなれば当然、資金力のある企業は
「太陽光パネル」のような再生可能の発電に切り替えて
電気代増加分を電力売却等で相殺しようとします。
その売却分がさらに、一般消費者に跳ね返っていきます。
悪循環です。
こう考えると果たして、太陽光発電が本当にエコなのか?
さらに、自然破壊、景観破壊、反射光による温熱化
重金属が含まれるパネルの廃棄問題、電磁波・・・
さまざまな問題をはらむ太陽光発電を
諸手を上げて喜べるはずもありません。
そこにも「太陽光パネルを広めたいもの」の利害があるのです。
地球の温暖化が、本当か嘘かを検証することは
政治的な、経済的な利害が一体どこにあるのか?を見つめることです。
つまり、お金の流れがどこにあるのかに気を付けながら、
「いのち」という観点でエネルギー問題を見ている「ホンモノ」を
探す作業なのです。
theme : 気付き・・・そして学び
genre : 心と身体
