冬、小雪のころ⑤・・・銀杏と物部
天理の石上神宮など・・・
物部の祖先は、石、磐などと関係が深い・・・
そして・・・これは私の勝手な解釈だが、
関西の物部氏の故郷には銀杏も多い。

銀杏の黄色い葉っぱは
鶴が羽を広げて飛んでいる姿に似ている・・・
石見の一宮、物部神社は、「鶴」がご神紋だ。

そのことに気が付いて以来
私は銀杏が美しいところは時間がゆるされる限り
車を降りて銀杏を眺めることにしている・・・

岐阜市北部、長良川のほとり・・・
知る人ぞ知る、小さな銀杏の名園がある・・・
「雄日ヶ丘公園」(ユウヒガオカコウエン)
おそらく地元の方が散歩されるぐらいで
隠れた銀杏の名所であろう・・・

先日も、長良川を上流へ向かうドライブの途中で母と寄った。

銀杏の黄色に囲まれると
わたしはなぜか落ち着く・・・
人生の後半・・・
人は自分の魂の色の服を着るようになるのだろうか・・・
オレンジや黄色の服をよく着るようになって
なおのこと好きな樹になった。
昔、子どものころ、
黄色やオレンジ、紫の服を着ると
キチガイの色や・・・といって
大人やクラスメイトにいじめられたり、ばかにされた昭和人・・・
私はランドセルがオレンジだったのでかなりやられた・・・
先日、そんなことを子どもに話したら、
「そんなことでいじめられるんや」
と笑われた・・・
こうやって、かつてはいじめの原因だったことも
やがて時代がすっかり変わって、
実にばかばかしいと笑い話になる日が来る・・・
不思議なことだ・・・
今は許される色になってつくづくうれしい・・・(笑)
来年もまた、母と来たいと思う・・・

theme : 気付き・・・そして学び
genre : 心と身体
