秋、寒露のころ⑦・・・母と学ぶ
今年の台風は毎週しつこくやってきましたので
散らかった木々の後始末や雨戸の開け閉めは
80を超えた母にはかなりからだに響くようで
疲れが残っているとは言っていましたが、
お陰様でそれでも元気に暮らしております。
猫の額ほどの庭に育つびわや柿、梅の木とはいえ
そんなことがあっても母は、
伐採する気にはなれず、
日常の楽しみとしてそのままにするようです。
私もできるだけ母の考えを尊重したいと思っています。

人は死んでからその人の在りし日の生きざまがわかります。
母も父が亡くなってから、
その父の悪口を言う人がいないし、
父という家長の壁が取れてからも
受ける風当たりがきつくなることもなく幸せに過ごせるのは
「お父ちゃんのお陰やな・・・」といつもつぶやいています。
人が一生をかけて培った人間関係の証は
こういう死後にばれてしまいます(笑)
私も気を付けて日々精進しなければと父母に教わります。
さて、昨日の目的のひとつは
「近藤誠」先生のレポートと動画を母に見せることでした。
➡「治療の真実を知ろう! 近藤誠の重要医療レポート」
80過ぎようとも学ぶ姿勢で動画を見る母には感服します。
決してめんどくさがらず、自分のからだのことを学ぼうとする姿勢は、
学歴など全く関係ない人の尊厳を垣間見ます。
きっと子どもたちも本当に学びたいことであれば
それなりの好奇心を抱いて学ぶのでしょうが
いかんせん今の教科は、子どもの未来を築くためのものではなく
単なる既存の知識の焼き増しと偽造がある(特に社会と理科)だけです。
子どもたちにとっては、「狂科」の側面もあるので、
知的創造を自ら探さなければならないつらさがあると思います。
私も受験としてはこう、真実はこうともいわれている・・・と
教えるときに二倍の時間がかかるときも多くあります。
できるだけ偏りなく伝えたいです。
昨日は、道々
近藤先生の動画を見ながら犬山城のほとりへ向かいました。
二人とも豆腐が好きですので田楽屋へ・・・
「でんがくの松野屋」
菜飯と田楽のセットをいただきました。

老舗らしく、現役の高木守道のユニフォームがありました。
ちょっと懐かしい・・・

いつかゆっくりと歩きたい犬山城下町です。
theme : 気付き・・・そして学び
genre : 心と身体
