秋、秋分のころ⑤・・・この地球に「3つの間」が与えられたわけ(2)
私たち地球にいきる人間に
こうして与えられた3つの「間」(時間・空間・手間)は
きっと神様からのプレゼントです。
人間が使いこなせばこなすほど
どんどん見方になってくれる大切な「仲間」です。
私たちがこの3つの「間」を使いこなせば
肉体を持っていても自由になれるということです。
例えば時間・・・
確かに「今」という「時」をいきることはとても大切です。
後悔というのは、心が過去に縛られて今を楽しめないことですし、
心配というのは、未来に縛られて同じく身動きできない状態です。
「いまが大切・・・」
よく、スピリチュアリストはこのことを言います。
でも、時にその物言いが
とても薄っぺらいものに聞こえるのはなぜでしょう・・・
それは、わたしたちはこの「今」だけでは
人生に味わえないようにできているからです。
つまり、「今」だけが大切で、
時と時の「間」である、「時間」が
どうでもいいというわけではないからです。
いや、むしろ、「人生の玄人」は
いまを大切にしながら「時間の妙」を手の中におさめているのです。
よく「時間が解決する」とか
「時間薬」というように、
「時間」は私たちの「後悔」「心配」という毒を
中和してくれる大切など道具です。
時が経過する「間」がなければ
私たちの人生はもっと苦しく、つまらないものになるでしょう。
この「間」の妙が、私たちの本当の「悦び」なのです。
数時間、数日で終わってしまう「楽しみ」ではなく
神様の粋な計らいの「悦び」なのです。
人生そのものに制限(寿命)があることで
私たちはその制限を存分に楽しめます。
寿命がない苦しみは、若狭などに伝わる
「八百比丘尼(はっぴゃくびくに)伝説」でもわかります。
寿命があることで、私たちのいのちは輝きますし、
昔を思い出しては心が暖かくなったり、元気になったりします。
これは「時間」という粋な計らいがなれれば
味わうことができません。
そういう意味で「時間」は
人生を味わうのに欠かせない調味料のようなものです。
つづく・・・
theme : 気付き・・・そして学び
genre : 心と身体
