夏、小暑のころ⑧・・・医者や薬からできるだけ遠くへ
この一か月で、人気の記事の一つだ。
自分はある意味病気だからと開き直って
一病息災・・・
そんな気持ちでのんびり毅然と生きれば・・・
緊急を要する救急医療以外は
できるだけ医療から、医者から、薬から遠ざかれる・・・
➡できるだけ・・・な生活
現在、母も一病息災・・・
おかげさまで元気に暮らしている・・・
昨年9月、
母とともに実家ちかくの大きな病院に出かけた時のやりとり・・・
母は、あるストレスで胸のしこりが大きくなり
地元の町医者から市民病院で検査を勧められる。
当初は、スルーしようとしていたが
周りの母の友人にことごとく
「行ったほうがいい」といわれ
しぶしぶ行くことに・・・
ただ心は、絶対に手術しない・・・だった。
80過ぎの母にとっては
医者に反抗するのも
なかなかエネルギーがいる。
さすがに心細かったのか
わたしに連絡があった・・・
わたしはその時初めて母の胸のしこりのことを聞かされた。
病院で一通り、初期検査(画像)を済ませて
医者との会話がはじまった・・・
「手術はしない」
ある質問をした時の医者の答えが
わたしと母の心をさらに「しない」に決めることになる。
それは
「先生のお母さんが同じ病だったら
手術をしますか?」
・・・
医者の答えは「No」
実はその医者の母親も同じ病で
手術はしなかったそうだ。
乳がんの専門医が、
自分の母親には
手術をさせなかった・・・
とても素直な先生でありがたかった・・・
実はこの質問、ずっと前に
ある方から教えてもらっていたものだった。
それ以来、身内がそうなったときに
必ず聞いてみようと思った。
あのときがそのときだったのだ。
これを教えていただいた方にも
心から感謝申し上げたい。
どんなにITやAI、バーチャルな技術が進んでも
自分のからだが味わう人生は、ひとつ。
何人分もを歩めるものではない。
それと同じで、どんなにネットやSNSが進んでも
一世一代の大切な情報は、
人から人、口から口で伝わるものなのかもしれない。
最近、実家に帰るとき
短い動画を母と一緒に見て勉強会(笑)をしている。
携帯もスマホも持たない母にとって
驚く内容ばかりだが、
「手術をしない」と決めていた気持ちを
バックアップする知識ばかりなので
母はとても楽しみにしている。
また、いつもの散歩コース、ショッピングモールでも
現代医療(治療)の問題を語り合う友人ができたと喜んでいた。
自分のことがわかってくれる人が
リアルにもネットにもいることが
母の生きる原動力になっている。
ありがたいことだ・・・。
theme : 気付き・・・そして学び
genre : 心と身体
