夏、夏至のころ⑮・・・美しい風景
国の事業で有利な取り計らいをしたとして、
文部科学省科学技術・学術政策前局長の
佐野太容疑者(58)らが4日、
受託収賄容疑で逮捕された。」
そんなニュースが昨日の夜から
TVやネットを騒がしている・・・
本当にどうかしている・・・
先日も、あっさりと32日間の国会会期延長が決まる。
国会一日の費用が3億円、
1分で20万といわれているが
企業への忖度ばかりが目につき
国民生活の本質とはかけ離れた法案、
いや、本質を壊す法案を決めるための延期・・・
われわれにしてみれば
ふんだりけったり・・・
もう笑うしかない(笑)
この国の政治家や官僚たちに
国家公務員法の
「国民全体の奉仕者として、
公共の利益のために勤務し・・・」という文言は
大変虚しく聞こえる・・・。
物事は心配りをしてもうまくいかないときもあろう。
しかし、がんばって国会中継を見ても、
わたしには、あの人たちの誠意や熱意は感じられない。
もちろん一部の人間たちのことだが
こういった大人たちのニュースが日々流れる子供たちは
いったい何を考えるのだろうか・・・
熱意や誠意という言葉さえ
いつか死後になりはしないだろうか・・・
街のビルで大きくなるのは
銀行と病院・・・
里山に増えるのは
どぎつく鈍い光を放つ太陽光パネルだけ・・・
嘘や不正は証明されなければ
なかったことに・・・
この世の美しさは・・・
人も風景も、本当に消えて行ってしまうのだろうか・・・
川はいつも
流れていなくてはならぬ。
頭はいつも
冷えていなくてはならぬ。
目はいつも
澄んでいなくてはならぬ。
心はいつも
燃えていなくてはならぬ。
坂村真民
美しい人
美しい里山は
いったいどこにあるのだろうか・・・
theme : 気付き・・・そして学び
genre : 心と身体
