夏、立夏のころ⑭・・・天と地の差
「人間関係」
「お金」
「健康」
この3つに集約されるという。
そして、この3つはすべて人間関係が根本的な原因となる。
人間関係とは、自分と自分、他人、家族すべて含まれる。
つまりは人間関係がうまくいけば
すべてがうまくいくということだ。
最近はすぐに「お金」や「健康」にクローズアップさせる。
それは、実は遠回りをしていることになる。
ちまたに健康食品が溢れ、
お金に関する金融商品が溢れ、
「お金を得るには・・・」
「いくらあれば老後が安心か?」
「あなたの人生設計は大丈夫・・・」
「定期健診、ワクチンを忘れずに・・・」
よく目(耳)にする言葉である。
お金や健康は確かに大事なものだ。
しかし、順番が大切だ。
お金、健康・・・もちろん人間関係も
これらは、人をどう思っているかが顕在化した姿である。
「他人は、ほとんどの場合、
わたしに危害を加えるもので、利益をもたらすものではない」
潜在意識でも
顕在意識でも
そう感じることで人生は袋小路に入る。
健康:「人は、私を苦しめ、気を病ませる(た)」
お金:「人は、わたしからお金を奪う(った)、だれも与えてはくれない(くれなかった)」
人間関係:「人は、わたしを見つけては いじめてくる(てきた)」
いじめとは、「悪口」「叱責」「陥れ」「非協力」「暴力」「欠乏」「略奪」・・・
人への心理的、肉体的苦痛すべてである。
現在だけでなく、過去の人に対する認識が
「人間関係」「お金」「健康」に大きく影響している。
わたしが、中学のままであったら・・・
つまり、
「他人は、ほとんどの場合、
わたしに危害を加えるもので、
利益をもたらすものではない」
という心のままであったら・・・
わたしは、間違いなく今の教育にかかわる仕事をしていないだろう。
あんな心の状態で
子どもたちにいったい何を伝えられるというのだろう・・・。
「他人は、ほとんどの場合、
わたしに危害を加えるもので、利益をもたらすものではない」
だから、備えなさい、構えなさい
防衛しなさい、蓄えなさい、
決して自分を見せてはいけない・・・
そうなってしまう。
これは教育ではない。
教育とは、「希望」を伝えることだ。
知識や智慧をつたえるのは、閉鎖的な防衛のためではない。
自分と次の世代への希望をバトンパスするためだ。
「人は、わたしに力(協力)を貸してくれる存在だ」
「人は、わたしに勇気(あなたはそれでいいといういのちへの認知、安らぎ、)を与えてくれる存在だ」
「人は、生きていくのに必要なすべての物品(水、空気、衣食住)をもたらしてくれる」
現代社会では、「生きていくのに必要なすべての物品(水、空気、衣食住)」がたまたまお金を介してもたらされるだけだ。
お金獲得が最終目標ではないはずだ。
物々交換でも、クラウドファンディングでも、シェアでも
要はなんだっていいのだ。
➡以前の記事参照
そう思えるかどうかで
人生は大きく変わる・・・
ひょっとすると天と地との差かもしれない・・・
余談だが、人生とは
「豊かさ」と「幸せ」の定義の違いである。
その違いの数だけ人生がある。
「さあ、人を信じましょう」
などと安易なことではない。
要は、
世界をどうとらえているのか?
いったいどういう世界をつくりたいか?
そういう自分への問いかけなのである。
この世には他者はいない。
逆説的だが、そういう意味で
自分しかいないのだ。
人を信じられないとき(人)というのは
要は、自分を信じられなとき(人)なのである。
お金がないとぼやく人
人に恵まれていないと嘆く人
気が滅入ると不満を言う人・・・
すべては、自分で思う、自分の心を、自分の存在を、
自分で信頼していない証となる。
中高の経験から・・・
その時に出会った人、仲間から・・・
そういったことをわたしは教えてもらった。
theme : 気付き・・・そして学び
genre : 心と身体
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