十年、をちこち・・・85
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「3年間恨んでました」
そういわれたこともありましたっけ(笑)
このかたは、「陰」をいれるいれるスペースに
3年間、虚構の「陽」を埋め続けたため、
陰陽共鳴のエネルギーが生まれなかったのでしょう。
人を恨むことで
またあらたに、陰を埋め始めたのです。
余談ですが、
恨むというのは
偽物の「陰」です。
ですからいくら恨んだところで
「陽」を呼ぶことはありません。
それどころか
「人を恨まば、穴二つ」
強烈な本物の「陰」が待っています(笑)
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これは推測ですが・・・
(たぶん当たっていると思いますが・・・)
3年間というのはおそらく嘘です。
3年間も継続して落ち込むという
本当の「陰」のエネルギーがたまれば
きっと「陽」に転じているからです。
「恨む」という強烈な言葉を浴びせれば
わたしがひるみ、同情と詫びというエネルギーを奪えると思ったのでしょう。
エネルギーバンパイヤがよく使う方法です。
(わたしはといえば・・・
「恨むとはいえ、3年間も私のことを思ってくださってありがとうございます。」
嫌味でもなく、大意もなく、素で笑いながらそう告げました。)
その方が、嘘をいわれているとわかるのは、
本人さん曰く、(この言葉が本当ならですが・・・)
店も忘れ、私という人間も
見るまでは忘れていたというではありませんか・・・(苦笑)
時を経て、その人は、
友人とともにたまたま私の店に来て、
ふと思い出し、そして、「陰」集めのために
そのセリフをはかれたのだと思います。
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楽しみばかりに目を向けるのは、
苦しみが存在していることを
さらにクローズアップさせるにすぎません。
般若心経では、そのどちらも存在していないと言っています。
遠離一切顚倒夢想 究竟涅槃
(おんりいっさいてんどうむそう くぎょうねはん)
「存在しないはずの「楽しむ自分」を所有しようとするから苦しくなる」
ただ、ここまで悟らなくとも・・・
ちょっとしたコツがあります。
陰の純度と量を上げてください。
その純度と量が飽和を迎えた時
まぎれもない純度の高い「陽」に転じます。
陰陽は、そのどちらでもあって
そのどちらでもないのです。
これを悟りというのです。
theme : スピリチュアルライフ
genre : 心と身体
tag : 人を恨まば、穴二つ
