十年、をちこち・・・㉛
向かった先は、「瀧原宮」です。
なぜそこに行ったのかわかりません。
ふっと、
ああ、瀧原宮に行こう・・・
そう心が言ったからです。
行ったことがある方はおわかりでしょうが
そこには川があり、天然の御手洗があります。

古社巡拝録より画像を拝借いたしました・・・
ころ合いのいい場所にしゃがみ、
ふっと上流に目をやると
向かって右岸に龍がいました。
川の真ん中の岩のところには
鼻まで水に浸かった
恵比寿様のような 河童のような優しいおじいちゃんがいました。
「いいんじゃ」
確かそんなような声が聞こえたと思います。
全身に
「ゆるされている」
「受け入れられている」
そんな波動を浴びました。
とめどなく涙が溢れました・・・
うつむいた私の目に映る瀧原の川は、ほんとうに
透明で美しかったです。
しばらくそこに佇んだ私は
もう無理をするのはやめようと
ゆったりとゆっくりと歩き始めました。
私の中で はりつめた何かがポロリと落ちた、そんな日でした。
余談・・・
その時の私は、デジカメもタブレットもありませんでしたので
雰囲気をお伝えしますね。

1-龍
2-恵比寿様、ぺちゃんと倒した烏帽子をかぶっておられました
(古社巡拝録より画像をお借りして、丸を付けました)
