音と生き方 ~遠藤先生がいらっしゃる前に音のお勉強②~
変わるというのが前回のお話でした。
人は、音に関しては本当に気をつけたほうがいいと思います。
音によって、つまり周波数によって
人は安らぎを感じたり
イライラを感じたり、
心地よいと見せかけて洗脳することもできるツールだからです。
人の脳はそれほど騙されやすく
危なっかしさを持っているのです。
筑波病という出来事があったことをご存知でしょうか・・・。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
少しお話させてください。
筑波病とは・・・
「茨城県筑波研究学園都市の周辺で昭和58年から61年にかけて
日本人の平均の二倍以上もの高い自殺率が見られた。
この自殺の多発と音が、どうも関係があたようです。
1988年、当時筑波大学応用生物科学系講師だった大橋力さんが
コンクリートの住宅では高い周波数の音が遮断され、
人間の生理に望ましくない影響を与えるという実験データを発表。
さらに91年10月、人の耳には聞こえないとされていた20キロヘルツ以上の超高周波が、
人の脳にα波※を出させる働きがあることを証明するデータを発表。」
※α波が脳波に出ていると、
頭を使わないで休ませた状態となります。
この例を見ても
人がどんな周波数に囲まれるかは
生死を分けるといってもいいと思います。
余談ですが、
ご存知、AddCafeではBGMを流していません。
8年前お店を始めたばかりのときに
試しにかけてみたのですがどうも違和感がありました。
ですから、当初から無BGMで結果的に
鳥のさえずり、風のそよぎ・・・自然の音を聴いてきました。
ですから先日行った大型ショッピングセンターでは頭が痛くなりました(笑)
どうしてこんなに音(全て電子音)が多いのかと・・・
しかもそれがコンクリートの建物に反響する・・・
わたしは、一時筑波病になったのかもしれません(笑)
そして、鳥のさえずりや風のそよぎがあるにもかかわらず
今の若者が常にイヤホンで電子音を聞いて歩いているのは
ある意味とても危険ということです。
前回鳥のさえずりのお話をしましたが
実は鳥に限らず自然界は実に多様な音を放っています。

(音は身体全体で感じている:大橋 力×中村桂子より)
グラフで、周波数の幅を見れば一目瞭然です。
また、自然の音には1/fの揺らぎがあります。
1/fの揺らぎとは、規則正しい音とランダムで規則性がない音との中間の音で、
人に快適感やヒーリング効果を与えると主張されています。

耳というのは目よりも複雑な構造をしています。
耳には、外耳・中耳・内耳と三つの部屋があります。
そのそれぞれの部屋で受け止める周波数が違います。
振動の高さ強さなどの特性に応じて情報がきれいに分けられて感じていくのです。
しかも耳で感じられない周波数(音)は
胸部(全皮膚といってもいい)で感じます。
1/fの揺らぎがそうです。
「この「1/f ゆらぎ」の特徴は、振幅が小さいほど振動数が多く、
振幅が大きいほど振動数が少ないというもので、
星の瞬きからそよ風、心臓の鼓動や脳のα波に至るまで、
心地よく感ぜられる自然現象に多く見られるという。」
佐治晴夫
1/fの揺らぎが心地よいのは
耳からではなく皮膚からしみわたる波動だからでしょうか・・・。

(耳と比べると、目は意外と単純な構造です。)
クリスタルボウルは非常に純粋な正弦波形※を描きながら響きますが、
実際の計測では600m先まで音が到達するといわれています。
このような純粋な波形(超音波)は物体をも通過して拡散していきます。

※正弦波形

筑波病という事例を考えると
自然界とクリスタルボウルがかもし出す可聴帯圏外(超音波)は
電子音に囲まれた現代人にとっては、いのちの源ということになります。
つづく・・・








「遠藤園子さんのクリスタルボウル演奏会」

日時:6月12日(日) 14:00~ (1時間半ほど)
その後17:30~懇親会あり(津新町駅前「天ぷらのさか本」)
場所:AddCafe
会費:3000円
お申し込み締め切り 6/8
小さなお子様がいらっしゃっても大丈夫です。
メールフォームよりお申し込み下さいませ。
