AddCafe3月の予定('ω')ノ
十年、をちこち・・・⑦
十年、をちこち・・・⑥
現在のAddCafe 着いた。
でも何か様子が違う。
中が暗い。
休みなのだ。
定休日なのかな?
でも定休日は水曜日って書いてある・・・
玄関に近づく・・・
「えっ!?」
「一週間休みます」
大きな看板が立っていた。
「あちゃー」
気を取り直して、
土地の「気」を観る。
中も 玄関の細い窓からのぞかせてもらった。
「どう?」
わたしが問うと
piyoさんは渋い顔。
土地の切り方が気になるというのだ。
確かに・・・いまのAddCafeもご迷惑をかけている
🄿 入口のクランク型のことを指す。
「でも中はすごいね」
「真ん中に大きな木が空まで突き抜けてる」(素晴らしく良い気)
piyoさんが言う。
「龍がここ(今の台所)を頭に家を囲むよう一周半
とぐろを巻いて寝ている(元気はない)」ともいう。
(元気がない理由は後日わかる)
土地のことでは、piyoさんの心配をよそに、
「土地の形はきっと何か解決策があると思う」
めっぽう楽天的だった自分・・・。
まだ借りられるとも何も決まっていないのに
自分の中では
「ここにしよう」
そう決めていた。
実に図々しい話である(笑)
ただ、長期休みの看板に
現オーナーさんがこのCafeを離れたがっていることが何となく伝わった。
お先真っ暗だった私の春にかすかな光が見えた日だった。
わたしのいのちが運ばれ始める。
なにかがゆっくりと回り始める。
不思議なめぐりあわせの始まり・・・
「おわりのはじまり」から
「はじめのはじまり」になった瞬間である。
ちょうど龍の頭、その上に
赤いポストがあった。
そのポストは
次に私がなすことを教えてくれた。
十年、をちこち・・・⑤
おばあちゃんが住んでるような古い一軒家で
子供夫婦のところに引っ越すから
ただ同然でつかってもらっていい、
開けておくと家が傷むから・・・
なんて都合のいい家はないかなー」
そんなことを思いながら
風呂に入っていた。
虫のいい話である(笑)
あるわけがないよな・・・
いや、きっとある・・・
そんな問答を自分で繰り返していると、
ふーっとある建物が浮かんだ。
現在のAddCafeである。
そのころすでに男性の方がCafeをされていたのは知っていた。
徒歩での通勤途中、
2度ほどコーヒーを飲みに行ったことがある。
その時は、会社を辞めるとはこれっぽっちも思っていなかったので
「あー、2F空いてるんだ、この建物・・・」
ぐらいしか思っていなかった。
そのAddCafeが
ふっと脳裏をよぎったのだ。
あそこの2Fを借りよう・・・
そう思い立って、当時師匠であり友人であったpiyoさんを連れて
土地と建物の雰囲気を見てもらおうと思った。
が、そこで思いがけない事態が待っていました。
tag : AddCafe
十年、をちこち・・・④
なかなかつぶしがきかない人間で
次の職を考えるのも
やはり教える仕事になるのでした。
かといって、どこかに勤めるという選択肢は
まったくなかったのは本当に不思議でした。
とにかく私は自分でどこかを探し
個人塾としてやっていくという選択肢になると
「まだわからんか」
という言葉が教えています。
おそらくそちらのほうが困難を極めるということは
想像にやさしいのですが
とにかく場所を探そうと動き始めました。
物件に関して
お金も人脈もない私ですが
「木の家がいい」とこれまた
無謀なことを考えていました。
大手の賃貸業者にかたっぱしから
木造の一軒家を案内してもらいましたが
どこも高価であったり、条件が合わなかったりで
思うようなものは見当たりません。
畑仕事もできて
子供もゆったりと教えられて
木造の家で・・・
よく考えれば一番お金のかかる条件を描いていたなと
今では苦笑してしまいます。
挙句の果ては
美杉の「太郎生」までいき
公営の別荘として用意された建物が気に入ったのはいいのですが
案内してくれたおじさんに
「ここには子供にはおらんよ」
と笑い話のような落ちをいただいたり・・・
とにかく本当に必死でした。
探せるものは時間の許される限り探していこうと・・・
そしてなぜか確信もあったのです。
私の望む物件がきっとどこかにある・・・
この確信はいったいどこから来ていたのかさっぱりわかりませんが
きっと出会えると思っていました。
2月末に会社を辞めることを伝えてから
単純に考えて、1か月後には次のスタート・・・
いまかんがえれば、相当焦る日程のはずなのですが、
その頃の私は、
「起こることすべてを受け入れることからはじめよう」
「運命の言うことにあらがうのはやめよう」
そういう心持ちでした。
それは、その数年前から学び始めていた本たちに書かれてあるものでした。
いまでもあるAddCafeの蔵書の何十冊かがそれです。
「今まで学んだスピリチュアルを体現せよ」
その通りにやってみようという好奇心のほうが強かったのです。
私の独立の旅、その原点、
背中を押してくれた本たちが
いまもAddCafeの本棚に並んでいます。
tag : スピリチュアルを体現せよ
十年、をちこち・・・③
すべての迷いが消えていたわけではありませんでした。
しかし、社長を目の前にし、
「やめさせていただきます」
といったときの落ち着きは
いったいどこから出たものなのかは
今でもよくわかりません。
とにかく、すーっと言えました。
数年前から、会社のある方針に対しての価値観の違いから
社長との関係はぎくしゃくしていました。
まるで第二の父親への反抗期(笑)のような自分でした。
しかし、意向を伝える当日は
何のわだかまりもなく
会社にも社長にも
「感謝」しかありませんでした。
12年と3か月、ここで育てていただいたご恩しかこみ上げてきませんでした。
こうして、先が全く決まっていない状況で
わたしは、「一歩出る」という選択をしました。
会社からの卒業式は
保険や年金の変更手続き、
その他、もろもろの書類変更等、
ほとんどが事務手続きなどであわただしく過ぎました。
その時、
電話一本があることのありがたみ・・・
雨露をしのげる家があることのありがたみ・・・
なくなるものではなく
今あるものたちへのありがたみが
骨身にしみたことを今でも覚えています。
おごり高ぶっていた自分には
本当にいい経験だったと思います。
当たり前にあるものは何一つないのです。
tag : 感謝
十年、をちこち・・・②
実は、当初返事をその場でするようにと言われましたが、
さすがにそんな大事なことを即答できるわけでもなく、
交渉の末、3日待ってもらうことに・・・
そのころpiyoさんにも相談し、
会社の同僚にも相談し、
めったに人に相談したことがない私が
本当にいろいろな人に相談した。
人にも宇宙にも問いかけ・・・
社長に回答を伝える当日も
前日より断食し、正確なサインを受け取りに
朝日も見に行った。
不思議なことにどの回答も
「やめてOK(まる)」
本当か???大丈夫か???
そう問いかけると、すかざず
「次が上手くいくから辞める」
は、(宇宙的には)ズルいことだ。
という声まで聞こえる。
私が受けたサインの中で一番強烈だったできごとがある。
当時私は、津新町駅前のぎゅーとらで4リットルの水を利用していた。
社長から通達されて、常にぼーっと宇宙に問いかけ続けていた私。
その日も4リットル×2本を両手にぶら下げて
ぼーっと踏切で列車が通過するのを待っていた。
突然、ものすごい突風が吹き、
ぼーっとしていた私は
思わずフラッと右足が一歩前へ出てしまった。
その瞬間!遮断機の竿がすーっと上がった。
「出れば 開く」
この言葉がとても大きかった。
不安にさいなまれ
一歩も出ないうちは
前方のどこにも扉は見えず
お先まっくらに見える。
しかし、
「一歩出れば 開く」
というのだ。
今ある場所から
一歩でなければ
未来の扉は見えない。
そう、できているらしい。
十年、をちこち・・・①
私は会社(学習塾)をやめるべきか、否かを悩んでいました。
毎年、人事の希望を出すのですが、
その年も当たり前のようにとおると思っていた条件がすべて却下され、
言い渡された人事&条件は、当時の私にとっては驚くべきものばかりでした。
その条件を社長の口から聞く私は、目を疑いました。
条件の内容ではなく、
社長の背景が、ぐにゃっと歪み、
「まだわからんか」
という声が聞こえたことにでした。
もうここにいても、わたしの成長はない。
(会社そのものの是非ではなく、わたしの問題として)
そう悟らざるを得ませんでした。
悟りはしたものの、ことはそんなに単純なことではありません。
来月からの収入は?
次の職は?
現実問題がドンとのしかかり、
私は人生上初ともいえるほど
もっとも大きな岐路にたたされました。
昔語りでもしようかな・・・
いまでは、時代の変化が急すぎて
2.3年であっという間に世の中が変わっていく・・・
そういったせわしない時代ですが、
人のこころはそうそう
時代のように目まぐるしいものでもありません。
意外に こころに温めているあれこれを持っているものです。
AddCafe&学習支援塾Onenessの10周年を記念して
これまであったことなど「をちこち」として語っていこうかと思います。
しばしおつきあいくださいませ。
※おち‐こち〔をち‐〕【遠近】の意味
1 遠い所と近い所。あちらこちら。
「鶏の声も―に聞こえる」〈藤村・千曲川のスケッチ〉
2 将来と現在。昔と今。
「またまつく―兼ねて言 (こと) は言へど逢ひて後こそ悔いはありといへ」〈万・六七四〉
goo国語辞典より・・・
おかげさまで、10周年!!!

ほんとうに・・・
ほんとうに・・・
正真正銘・・・
皆様のおかげ様で・・・
来る4/21(土)
AddCafe&学習支援塾Onenessはともに
10周年を迎えさせていただきます。
皆様、本当にありがとうございます♪(/・ω・)/ ♪
そこでこの日、
15時ごろから夜までのお時間で
本当にささやかではございますが
sora-piyoからのおふるまい食事会を開催させていただきます。

日頃の皆様のご厚意、ご援助への恩返しを
少しでもさせていただければと思っております。
よろしければぜひ足をお運びくださいませ。
ご参加の方は、AddCafeラインか左記のメールフォームよりご連絡くださいませ。
経営、Cafe運営、料理ど素人が
10周年を迎えられた奇跡(笑)を皆様とともに笑顔で迎えられたら幸せでございます。
そして、11年目の突入の背中をどうぞ押してやってくださいませ。

ありがとうございます。
味噌コミュニティ2018
お店はもちろん、日常に欠かせなくなった味噌・・・
今年は味噌コミュニティも広がり、
大人から子供まで 総勢30名ほどがあつまり2018年の味噌を仕込みました。
2014年に始めたときは、90キロを二時間半かけていましたが
今回は220キロを1時間半ほどで完成・・・
マンパワーのすごさを実感しました。

協力とか協働と言われて久しいですが
味噌づくりほどそういうことを実感するものは
ほかにないのではないでしょうか・・・
特に今年は、赤ちゃん連れのお母さんも多く
おばあちゃんからおかあさん、そしで孫へと・・・
体に優しい味噌を受け継ごうとするその光景は
平成、そして新しい元号に変わろうとするこの時代に実に新鮮でした。


わたしたちは自分の時代を自分で創れる・・・
金から、菌へ
(健康をお金で解決せずに、自然界の菌の力をお借りする)
能から、農へ
(能力を競うのではなく、土の力をお借りする)
取から、手へ
(消費・奪い取る手ではなく、作り出す手へ)
効から、行へ
(効果・効能を狙わず、とにかくやってみる)
わたしが、自分と皆さんに提唱している生き方です。
そして、それはやがて
「できるだけ・・・+Oneいつも」の世界を作ることになります。
●出来るだけ自給自足率を上げる・・・自分が作れるもの、生み出せるものを増やす
●出来るだけ医療から遠ざかる・・・ホリスティックにこころとからだを捉える
●出来るだけ地面と近くなる・・・積極的に微生物とつながる 循環のさせ方を自然から学ぶ
●出来るだけ消費生活を減らし、生産側に回る・・・何にお金を使うのか(循環)を考える
●出来るだけ自ら生産し、生産している人と交流する・・・物々交換できる準備をする
●いつも 笑いとユーモアと挫折・弱さを楽しむ心をもって

自然に集まり、自然に散って
再び自然に会う・・・
そういう「風」のような関係がすごく好きです。
毎年の味噌仕込みは、ねらわずとも
そういう場所になって私は本当に好きです。
「いのち きもち かたち」

みなさま、ご参加ありがとうございました。

(労働後、恒例の茶話会)