この世の名誉は、あの世の名誉と違う
皆さん自身のホロスコープ解釈の助けになれば幸いです。
(sora流ハウス7年周期論を使っています)
尚、正確な誕生時間はわかりませんので
12時としてみています。
半分は架空のお話として聞いてください。
JR東海の葛西敬之名誉会長が亡くなった。
私も知らなかったのだが、
この方は政界では重鎮中の重鎮らしく、
中年以降の方はご存じだが
あの国鉄を民営化に導いた「国鉄改革3人組」のお一人らしい・・・
周りからは、この方が生きているうちは
リニアが中止になることはないと言われていたそうです。
興味があってこの方のホロスコープを見てみたが、
確かに、破壊と創造を表す冥王星が7ハウスにあり
国鉄を破壊しJRを創造した時期(だいたい40代後半)と重なる。
しかもスタンドプレー(3人だが)が華やかになる獅子座の影響を大きく受け
かなりの独断で進められたのではないかと想像できる・・・
だからこそ、
この方が生きているうちは
リニアが中止になることはない・・・
となるのだろう・・・
興味深いのは、この方のアセンダントが山羊座なのだ。
唸るしかない・・・
つまり、山羊座的要素(権威、地位、名誉)を身にまとう宿命として
生まれていると言ってもいい。
彼の運命は、国鉄解体という大事業に象徴されるように
その通りに運ばれていく。
しかし、2004年JR東海代表取締役会長になったころ、
ちょうど9ハウスのころだが、
ご自身の太陽てんびん座をピークに
その後運気はかげる・・・
なぜか?
この時にリニアをごり押ししてしまったからだ。
彼は、国鉄民営化の時と同じやり方で
リニアを進めてしまった・・・
2011年、リニアの営業主体をJR東海に指名されたころ、
彼は71歳だが、
この時、星が示すメッセージは
話し合い、コミュニケーションを大切に・・・だった。
降りて行って話し合いなさい・・・だった。
彼はそれをしなかったようだ・・・
というよりは、リニアという事業は
彼の星の巡りから見ると
やはり無理があったし、これからももう無理だろう・・・
ひょっとして彼の死によって
予定より短い距離でお開きになるか
永久的に休止になるかもしれない・・・
2003年ごろ、彼が63歳ごろが肝心だった。
彼の太陽星座でもあるてんびん座を
いかんなく発揮し、自分のところ(JR東海)だけに予算をもらおうとせず、
また、瞬発力の火星でなく、
持続的な本当の火星エネルギーの力を借りて
環境、人的資本にもっと愛情を注げば
次のハウス、コミュニケーションの星、水星の加護を
受けられたのではないだろうか・・・
震災後も、人の気持ちを逆なでするように原発を推進したり
相変わらず人に恐れられ、独断で押し通した模様だ。
彼は最終的には、愛で終わらなければならなかった・・・
しかも、家族的な愛だ。
なぜなら、人生の最後、西の地平線のディセンダントが
蟹座だからだ。
蟹座(愛情、身近なものを大切にする)は、象徴だ。
人の話を聞き、コミュニケーションを大切にしなければいけない時期に
旧山羊座的にごり押しをしてしまった。
要は、この人は、人より国家を優先してしまった・・・
逆戻りして山羊座的にこだわってしまったと言える。
愛情のある一つ上の山羊座に行けたはずなのに
彼にはそれが見えていなかった・・・
蟹座的要素のかけらもないリニア・・・
運転者もいない
80%以上が真っ暗なトンネル
いのちを破壊しかねない想像を絶する電磁波
瑞穂の国の自然を破壊しつくすリニア・・・
こんなものを、彼が在任中に
勇気をもって中止にするのが
彼の任務だったような気がする。
もちろん私はこの人を知らない。
きっとものすごい功績を残したと
褒めたたえられる人なのでしょう・・・
でも、今調べてみると
ホロスコープの後半、
つまり人生に後半を
星の巡りに素直にならなかった人のようにも見える。
彼はあの世に何を持って行ったのだろうか・・・
それを考えると
哀しい老人にも見えるのは私だけだろうか・・・
あの世の閻魔様(地蔵菩薩ともいう)に
「あれもやったこれもやった」と自慢している彼の顔が見える。
そこを意に介さず、閻魔様は尋ねます・・・
「で、人を愛したか?いのちを愛したか?」
答えに窮する彼が見えます。
人生には大きな功績も
大きな評価も必要ないし、意味もない。
この世の名誉は
あの世の名誉とは大きく異なります。
特別な人間など一人もいない。
ただ、その人の宿命➡運命➡使命➡天命➡寿命を
川の流れのように愛に沿って行くだけです。
あくまでも私の勝手な解釈に過ぎませんが・・・
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theme : いのちあるものが いのちあるように
genre : 政治・経済