令和buzz58・・・遅くて、急すぎる
全国の小中高へ休校要請が出た。
塾中に飛び込んだこのニュースに
子どもたちは、単に休めるということで一瞬大喜びだが、
その後、
テストは?
卒業式は?
クラス替えは?
入試は?
と、様々な意見が飛び交った・・・
別の話だが、
その時の彼らの活発な意見交換には目を見張った。
脳がフル活用だった。ネットを使って調べる子もいれば
学校がどうなるかをライングループで分析する子もいた。
人の脳は、
予測だにしなかった事態になると
こうも活発になるのか・・・
とある意味感動した。
さて、話を戻そう。
もちろん当たり前のことだが
健康・人命への留意が一番・・・
なので、おそらくこれ自体は正しい判断なのだろう。
しかし、遅すぎるし、急すぎる・・・
学校休校にともなう
様々な問題への対処を示してから行わないと大変だ。
家の方も、
子どもと仕事の兼ね合いで
大混乱は必須だろう・・・
特に、特別支援学級のお子さんを持つご家庭は
大変かと思う。
学校を休校にしても、
会社が休めない人も多いだろうから、
会社が休みでなければ結局一緒と思うが・・・
その反対で、
自宅待機命令による無収入問題もある。
今後、
全面的な会社勤務も自粛要請が出れば
経済活動そのものがストップ、
社会の機能がストップしかねない。
医療や介護期間勤務の方々などは
本当に大変だ。
こういった人手が絶対に必要な職場の問題は
そう簡単にはいかない。
ただ、単純に経済活動がストップし、
お金が枯渇する場には、
いまこそベーシックインカムの支給を
無条件に迅速に行うべきだと思う。
家庭や中小企業の自宅待機、活動ストップによる
キャッシュフォローの枯渇で深刻になる。
もう生きていけないほどの
ダメージを受けている人もいると思う。
香港動きは早い!
➡香港市民に一律14万円支給へ
経済的保障を、政府はまったく考えずに
「イベント自粛」「外食自粛」「学校休校」など、
こういった宣言だけ高らかにしても
巷ではさらに混乱が増すだけだ。
昨夜の安倍氏の会見・・・
「こうした措置に伴って生じるさまざまな課題に対しては、
政府として責任を持って対応してまいります。」
責任?
絵に描いた餅だけがやたらと大きくなり、
具体策が見えない。
今日の萩生田氏
「地域や学校の実情を踏まえ、さまざまな工夫があっていい」
休校しなくてもいいということか?
この人たちはいったい何がしたいのか・・・
しかも今日モーニングショーでこんな告発が・・・
(元国立感染症研究所研究員 岡田晴恵氏)
2020年2月28日モーニングショーにて、岡田晴恵が、感染研OB(一部)による新型コロナウイルスの民間でのPCR検査を妨害していると暴露
— おそまつ 馬糞丸 (@sai25152) February 28, 2020
動画1/2#岡田晴恵 #新型コロナ #モーニングショー #内部告発 #感染研 #暴露 #パンデミック #臨時休校 #安倍政権 #日本 pic.twitter.com/o4hPUIiYen
2020年2月28日モーニングショーにて、岡田晴恵が、感染研OB(一部)による新型コロナウイルスの民間でのPCR検査を妨害していると暴露
— おそまつ 馬糞丸 (@sai25152) February 28, 2020
動画2/2#岡田晴恵 #新型コロナ #モーニングショー #内部告発 #感染研 #暴露 #パンデミック #臨時休校 #安倍政権 #日本 pic.twitter.com/aBqLwejTKP
民間でのPCR検査を妨害していたのが、
データを掌握したい一部の感染研OBによるものだったらしい・・・
これが本当なら
あきれてものが言えない・・・
おそらくオリンピック前に
コロナ感染が拡大していることを隠したかった政府と
この感染研OB(一部)の利害が一致したのだろう・・・
どちらにしても
遅くて、急すぎる・・・
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theme : いのちあるものが いのちあるように
genre : 政治・経済
令和buzz6・・・サンナ・マリン首相の教養
最も脆弱な市民がどれだけうまく対処できるかによって測定されます。
私たちが尋ねる必要がある質問は、
誰もが尊厳のある生活を送る機会を持っているかどうかです。」
これは、フンランドのサンナ・マリン首相が述べた
新年のメッセージです。
昨日の安倍首相の年頭所感と比べると
教養の差は悲しいほど歴然です。
彼女は、昨年12月に
同国史上で最年少の女性首相(34)となった人です。
それだけでなく、ウクライナのオレクシー・ホンチャルク首相(35)を抜き、
世界最年少の国家指導者となりました。
フンランドにとって女性の政治家は珍しくなく
昨日の「世界ジェンダー・ギャップ報告書2020」では、
総合第3位の国ですから、
政治分野への女性進出は
日本とは比べ物にならないほど当たり前で、
首相も彼女で3人目です。
また、今回のサンナ・マリン首相の組閣は、
他の4党と連立政権を組んでおり
5党の党首は全員女性。
うち4人が35歳以下。平均年齢47歳。
ちなみに日本の現政権は、平均年齢は61・6歳
しかも、内閣の構成は、12人の大臣が女性。
男性は7人。
なんと6割近くが女性なのだ。
性別、年齢と掛け合わせてフリーが進んでいます。
これで、フィンランドの連立内閣は女性12人、男性7の構成になるな。
— 岩竹美加子 (@mikakoiwatake) 2019年12月8日
首相を含む5人の女性大臣は、党首でもある(社会民主党、左翼同盟、中央党、緑の同盟、スウェーデン人民党)。32歳が2人、34歳が2人、55歳1人。
派閥・世襲の腐敗おじ(い)さん政治とは、程遠い政治のあり方、いいわあ。 https://t.co/xKoJQazkJf

なんと進んだ国だろう・・・
日本の政治分野の「ジェンダー・ギャップ指数」は、0.049!
(男女平等が実現できていれば1、全く不平等な場合を0)
政治分野の順位は144位で、みごとにワースト10。
では、マリン首相の経歴を見てみよう。
2006年より積極的に政治活動に参加(フィンランドでは10代から青年組織を通して政治に関わっていきます)
2012年…タンペレ市議
2013年~2017年…タンペレ市議長
2017年~2021年…タンペレ市議
2014年 ~2017年…社会民主党、第2副党首
2015年…初出馬で国会議員に当選(フィンランドでは市議と国会議員を兼任できます)
2017年~ 社会民主党、第1副党首
2019年6月~2019年12月…交通・通信大臣
2019年12月~…首相
彼女は親のアルコール依存と離婚、貧困を経験し、
その後母親とその女性パートナーと生活。(レインボーファミリー)
義務教育では成績は振るわなかったというが、
高校時代に改善。
自治体の施設に自分の居場所や仲間を見つけ、
その後様々なアルバイトを経て家族初の大学生となり、
政治の道へ進んだのだという。
➡フィンランドで「世界最年少34歳の女性首相」が誕生…それでも“若さ”と“女性”が注目されないワケ
彼女の経歴と、冒頭のメッセージ・・・
彼女一人を拝見しただけでも、
どれほど日本がいのちに対して
遅れた政策をしてるかがしみじみとわかる。
世襲・派閥の勢力争いと国民を貧困化させる増税・・・
大企業と富裕層にしか優遇しない政策・・・
システム害・中年害・老害だらけの日本の政治に比べれば
なんと差のあることか・・・
ただ、日本とよく似た政治家も世界にはいるようだが・・・
➡フィンランド新首相は「売り子」 エストニア内相の発言に批判
しかしこの国は、「エストニアの面目をつぶすもの」として
すでに大統領自らが謝罪しているだけ希望がある・・・
子どもを産まない方が悪いとか
いつまで生きているんだと発言する財務大臣に対して
誰もストップをかけられない国とは違う。
もちろん女性であれば何でもいいというわけではないだろう。
日本でもアイドル上がりで
客寄せパンダのような不勉強な議員はいる。
また、男性政治社会におもねるだけの女性議員もいる。
しかし、有能な女性や市井の女性の声が
男性老害議員の派閥や世襲で阻まれていることも事実だろう。
日本のジェンダー指数をもう一度見てほしい・・・
政治 0.049 144位
経済 0.598 115位
教育 0.983 91位
健康 0.979 40位
総合 0.652 121位
(1に近いほど平等、0に近づくほど不平等)
政治・経済だけが低いだけだろうという人がいる・・・
でもそれは違う。
「政治」が特に致命傷なのが
この国の大問題なのだ。
なぜなら・・・
「経済・教育・健康」は、そのどれもが「政治」に決定権があるからだ。
特に、「経済・教育・健康」は
「いのちあるものがいのちあるように」できるかどうかの分野だ。
政治は、その決定権を使って
予算や人事、方向性を決めるのだから、
どれほど政治分野が大切かお分かりだろう・・・
わたしは、このいのちにかかわる施策政策は
男性でなく、女性が多くかかわるべきだと思っている。
女性は、本能的にいのちを慈しむ傾向にある。
(女性がすべてそうだというわけではありません)
それが証拠に、近代に入って、
戦争開始を決めてきたのはすべて男性だ。
(男性がすべてそうだということではありません)
今日の歯衣なし宣言・・・

どうか、サンナ・マリン首相の新年メッセージの全文を
翻訳機能を使って読んでみてください。
特に、日本とは反対に
人(国民)と知識への投資に力を入れていることがわかります。
そして何よりも、
低所得者などの弱者へのまなざしや
環境的国際貢献を忘れないと言っていることも
私たちの心を温めます。
文字通り、新年から心洗われる美しく力強い言葉です。

つづきはこちらで・・・
➡サンナ・マリン首相の新年のメッセージ、31.12.2019
教養は文に現れる・・・
私も気をつけます。
ちなみにフィンランドは早々と
ベーシックインカム(BI)を実験している国です。
結果も好結果だったようです。
➡フィンランドのベーシックインカム
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tag : フィンランドBIジェンダー・ギャップ指数