令和buzz21・・・10代でしておく大切なこと⑧
「10代でしておく大切なこと・・・」
今日で最後です。
「動物を飼う」
なぜ、10代のうちに動物を飼った方がいいのか?
それは、自分より弱いちいさないのちと向き合うことで
「世話」というホスピタリティを学ぶからです。
簡単に言えば、「思いやり」です。
また動物たちは気まぐれです。
(特に、猫は気まぐれです。)
ですので、動物の心を読む練習は
人への洞察力を磨くことにもなります。
ましてや、動物たちは我々の言葉や
出しているエネルギーをよく知っています。
人間同士よりよほどよく知っています。
ですので下手な対応をしていると
まじめに動物に嫌われます(笑)
つまり人間側が、あまりに洞察力がないと
動物たちにそっぽを向かれます。
これは飼ったことがある人なら良くわかっていただけますが、
人間にそっぽを向かれるより情けないものです(笑)
動物を飼うというのは、
自分がいかに未熟な存在なのかを知るよい機会です。
飼う動物は、人間が成長する機会を与えてくれる・・・
ですので、10代のうちはぜひ動物を飼ってください。
最近は、抗菌志向が強くなり、
動物を飼うことを嫌い家も多いようですが、
気持ちがわからなかったり
下の世話で大変だったり・・・
とにかく修行になります。
なによりも、かわいいし、喜びもひとしおです。
そしていのちを丸ごと愛する・・・
人間がたどり着かねばならない境地を
動物は実に上手に教えてくれます。
めちゃくちゃつらいことも待っています。
必ず訪れる別れを
苦しくとも受け止める体験が待っているからです。
いのちの「生」「輝」「老」「死」・・・
それらすべてを全身、全細胞で味わうのです。
「動物を飼う」
10代で是非体験してみてください。
さて、もう一度おさらいです。
エネルギーバンパイアにならないために
「10代でしておく大切なこと・・・」
①ひとりぼっちを体験しておくこと
②自分のからだを移動させる
③本物に触れる
④土のある生活をする
⑤本を読む、言葉を集める
⑥お金の仕組みを知ること
⑦好き嫌いをはっきりさせる
⑧動物を飼う
10代は、一生のあなたを潤す
土をつくり、水を作ります。
とくに、次の20代30代を作るのは、
10代の体験体感です。
出し惜しみをせず
もったいぶらずに
思いっきり何でも味わってください。
歯衣なし宣言0122

頑張れ!10代!
theme : 気付き・・・そして学び
genre : 心と身体
令和buzz20・・・10代でしておく大切なこと⑦
「10代でしておく大切なこと・・・」
のこり2つでございます。
今日はこちら・・・
「好き嫌いをはっきりさせる」
これは、意外と思われる方も見えるかもしれません。
若いうちは、
好き嫌いを言わず、だれとでも仲良くして
食べ物も好き嫌いなく食べなさい!がいい
と思う方もいらっしゃるのでは・・・
私は小さい時、鰻とトマトが苦手でした。
なぜ嫌いだったか・・・
触感とか、形態とか、皮のかたさとか・・・
そういう感覚的なことだったと思います。
しかし、今では普通に食べられます・・・
父も母も、無理やり食べさせるということはしませんでした。
ただ、父と母は、実においしそうに食べていました。
本人が、好き嫌いをはっきり言って
周りもそれを認め、無理に好きにさせようとしない・・・
では、なぜ好き嫌いをはっきりさせるが大事なのか・・・
それは、人生で一番大切な
「中庸」の精神をまなべるからです。
※中庸とは、過不足がなく調和がとれていること。
徳の中心になる概念で、過大と過小の両極端ではなく、
正しい中間(中庸)のことを指します。
極端な好き嫌いが、なぜ「中庸」を養うのか?
人には、心に好き嫌いの振り子があります。
片方が「好き」、もう片方が「嫌い」・・・
この両端を振り子の球が揺れます。
実は、この好嫌の振れ幅が小さい若者が最近とても多いです。
「どっちでもいい・・・」
「別にぃ・・・」です。
その振れ幅は、
エネルギーの大きさと言っていいでしょう。
ブランコは大きく揺らすから、
落ちるに任せる重力と
動き始めて止まらない慣性の法則に
身を任せるスリルを味わうことができるのです。
このスリルは一種、リスクと言っていいでしょう。
止まらないかもしれない・・・
けがをするかもしれない・・・
しかし、あえて大きく揺らして自ら愉しむ方を選ぶ・・・
心の好き嫌いの振り子を大きく振れない若者は
リスクを負って新しい冒険ができない
しぼんだ心を育ててしまいます。
好き嫌いを出して、
周りの大人に認めてもらったことがない子供は
自分を信じる自己肯定感も低くなるからです。
中途半端な振れでは、
いったいどこに真ん中があるのかわかりません・・・
何となくあいまいで、
自分の意志さえどこにあるか
わからなくなります。
いわゆる中途半端になり、
極を知り、中を味わうことができなくなるのです。
幼少のころから、
親の顔色をうかがったり、
周りの大人が
本人の好き嫌いが育つ前に
全てを用意してしまったり、
そういうことをして
好き嫌いの振り子が十分と触れないと
好き嫌いの調和方法を身に付けることができなくなります。
自らたどり着いた「中」ではなく
人から強制された「中」だからです。
また、好き嫌いの振り子がしっかりと触れる人は
周りから信頼されているからこそ
安心してそれを出すことができるのです。
繰り返しますが、
好きや嫌いの振り子が、
左右に十分振れるからこそ、
人は初めて真ん中=中庸が
どこにあるのかわかるのです。
そして、私はこれが好きだけど、
あの人はこちらが好き・・・
でもそれでいいし、その方が楽しい・・・
そう心から相手の好き嫌いを尊重できるようになっていきます。
ですから、若いうちはこの好き嫌いのとげを
必要以上にいい子ちゃんにさせないことです。
思い切り「好き嫌い」を表現し、
周りの好き嫌いも観察しましょう・・・
そうしているうちに、
相手の好き嫌いを認め
それを尊重できる「寛容力」が育つのです。
若いうち、とくに10代のうちは
「好きだ!」「嫌いだ!」と
是非とんがってください(笑)
それが自然ですし、
それでいいんです。
「めっちゃスキ「!」がない子は
「めっちゃキライ!」もありません。
(振り子は左右均等に振れるからです)
そのかわり、
人生の深く大きな
喜怒哀楽も楽しむことはないでしょう・・・
まあ、これも好き嫌いはあるでしょうが・・・(笑)
歯衣なし宣言200120

theme : 気付き・・・そして学び
genre : 心と身体
令和buzz17・・・10代でしておくこと大切なこと④
①ひとりぼっちを体験しておくこと
②自分のからだを移動させる
③本物に触れる
さて今日は4回目・・・
10代でしておく大切なこと・・・その④
「土のある生活をする」
最近は、生まれたときから
ずっとマンションで暮らす人がいます。
住まいにかかわることですから
なかなかすぐには変えられないのを承知で
言わせていただきます。
日常的に土のある生活をしましょう。
できれば1Fに住むのが一番ですが、
最近では防犯上、階上を望まれる方もいいですね。
そういう人は、プランターや植木鉢で
野菜を育てたり花を育てたりすることをお勧めします。
土のある生活をしている方と
そうでない方をすべて比較したわけではないのですが、
ご相談業を12年ほどさせていただいて
気が付いたことがあります。
それは(、あくまでも傾向ですが)
悩みにおぼれてしまう人が、なぜだか
マンション暮らしを長年されている人が
多いということです。
土、地べたに暮らすことは
どうやら私たちに何か見えない大きな恩恵を
もたらしているようなのです。
※地に足が付くという慣用句があります。
気持ちや考え方がしっかりと安定しており、
堅実で落ち着いている状態を意味する慣用句ですが、
これはどうやら単なる例えではなく
実際にそうなのです。
動物や鳥たちを見ると、
定期的に砂の上でゴロゴロばたばた
砂遊びをするのを目にします。
人間も砂風呂というのがあるぐらいですから
土は、デトックスの効果があります。
動物たちはそれを本能で知っているのです。
土壁や珪藻土がからだにいいのはそのためです。
また、現代は日常的受けている
電化製品や送電線から受ける電磁波を
土に流す効果もあるのでしょう・・・
人の心が病む(原因不明の頭痛、うつやひきこもりなど)のは
人間に流れる帯電気が脳波やからだの細胞を
狂わすからではないかと思うのです。
そういう意味で現代社会の私たちは
一日何度も放電が必要です。
自分は生きていていい・・・
何か行動を起こすときの自己肯定感・・・
人が喜ぶことをしたい・・・
新しいことをやってみたい・・・
人に寛容でいられる・・・
そういう心のエネルギーは
「土」によって支えられていると言っても過言ではありません。
また、こんなことも言えます。
今や腸内環境が、
私たちの心身の健康に多大な影響を及ぼしているのは
科学的に立証されていることですが、
人のからだの腸内環境と土壌は、
根本的につながっている・・・のです。
私たちの体内の腸を健康にし、
様々な現代病を本当の意味で防いでいくためには、
平行宇宙のように、
腸内環境と土壌を重ね合わせてみるという見方が、
これから必要になってくるのかもしれません。(本より引用)
これは私の直感ですが、土と人間の腸は、
「見方」という意味で重なっているばかりでなく、
実際に、土を触れば腸内環境が整うのではと思うのです。
「室内で読書をするグループとガーデニングをするグループに分け、
そのストレス度を調べたところ、ガーデニングのグループの方が
気分の向上が高く、ストレスホルモンのコルチゾールも低かった」
そういう実験結果もあるようです。(現在はサイトが消えています)
こんな実験結果もあります。
➡土をさわると体が軽い痴呆症予防セラピー
私の母が、父を亡くしたとき、庭の草取りをしていたら
ふさがった気持ちが前向きになったと話していたのを思い出します。
土を触るそのこと自体が、立派な健康法なのです。
➡ガーデニングって実はりっぱな健康法だった!
最近、土に触れましたか?
せっかくの週末です。
少し寒いですが、土のある公園や丘を
散策されてはいかがでしょうか?
歯衣なし宣言200118

10代でしておく大切なこと・・・その④
「土のある生活をする」
theme : 気付き・・・そして学び
genre : 心と身体
令和buzz16・・・10代でしておく大切なこと③
「本物に触れる」
これは、将来偽物に振り回されたり
だまされたりしないようにするための、
そして自分が本物になるためのこころの保養です。
若いころ、本物に触れておくと
偽物が多いこの世の中で
大切なものを見抜く力や
偽物に出会ったときの
違和感を育てることができます。
「なんとなくおかしい」
そういう力が身につくのです。
本物には
独特の「におい」があります。
肌ざわり、音、気・・・
そういったものが若者の五感に
知らず知らず影響を及ぼしています。
私事で恐縮ですが、
私の家は「テーラー」でした。
なので、父は母はいつも
大きな木の作業台の上で
背広や婦人服を仕立てていました。
この「仕立てる」という言葉も
本物を扱う現場だからこそ飛び交う言葉です。
ですので、本物に触れると、自然に
語彙力も増します。
布は切るものではなく、「裁つ」・・・
父母の仕事場には、いつも
高級な紳士服の布や
職人である父母の手、
その手になじむ針や糸、
はさみがありました。
日常聞こえてくるのは、
職人が出す本物の音でした。
小さかった頃は、
何の気なしに触れていたそれらは
20代30代になって私の心に
審美眼と真贋力を宿す力になりました。
といっても、私も一度欲のために
大きくこの目と力を曇らせたときがあるので(笑)
偉そうには言えませんが・・・
➡十年、をちこち・・・70から79
若い時、本物に触れることは、
間違いなくこの審美眼と真贋力を育てる
ベースを作ることになります。
そういえば先日、自由研究コンテストなどで
三年連続賞を取った小6の少年についての新聞を読みました。
➡疑問、とことん付き合う 「探究少年」育てるヒント
彼は仏像が大好きで
全国いろいろな場所に出かけては
仏像を見て回っているそうです。
そんな彼のご両親の教育方針の一つが
「本物を見せる」です。
ゲームに走りそうになった彼に、
子ども時代にしか味わえない感動がある・・・と
いろいろなところに足を運び
ちゃんとした本物をいろいろと見せたそうです。
彼を見ていると、本物を見ることは
自分なりの方法で「答え」に近づいていく
「探求心」も育てるのだなと感じ入りました。
器
絵画
音楽
仏像
書
建造物
古い映画
・・・
なんでもいい・・・
その時、その価値はわからなくとも
それらは体内の記憶として残っており
それがいざというときに芽吹き
「気づき」を与えてくれる・・・
そしてそれは、やがて
自分が本物になっていく力を与えてくれるのです。
10代でしておく大切なこと・・・その③
「本物に触れる」
歯衣なし宣言0117

theme : 気付き・・・そして学び
genre : 心と身体