春、清明のころ⑦・・・絶望名言
無理しり虚をしれば
人生すべて明らめの道
永尾 雄二郎
どういうことか・・・
実はこの言葉をわかりやすく説明する
いいラジオ番組を教えていただきました。
「絶望名言」
今では本になっています。
花結びで教えていただき、これからも
みんなで触れていこうということになりました。
本という世界は、自分の好みで買いますから
日頃は、ついつい偏ります。
こうやって決して自分では選ばない本をご紹介いただき
ご一緒に鑑賞するのも、実に楽しいものです。
一昨日も少しだけ触れてみました。
はじめは恐る恐るです・・・(笑)
人間は闇に弱いですから・・・
それがそれが・・・
ちょっと不謹慎な言い方かもしれませんが、
笑えてくるのです。
かわいさ余って憎さ百倍なんて言い方がありますが、
その言葉をお借りすれば、
哀しさ余って、笑い百倍・・・でしょうか(笑)
みなさんも、あまりに困り果てた時、
それがあまりに深く大きすぎて
笑えてきてしまったことはないでしょうか・・・
わたしは、絶望まで行ったことはないと思いますが
それでもなんとなくこの「絶望名言」の存在意味が
なるほどと理解できるようになりました。
本の内容紹介を見ればさらに納得されます。
NHK〈ラジオ深夜便〉の人気コーナー、ついに書籍化!
病気、事故、災害、あるいは、失恋、挫折、そして孤独……
人生における受け入れがたい現実に直面した時、人は絶望します。
古今東西の文豪たちもまた、例外ではありません。
絶望に行き当たり、絶望を見つめ、
絶望の中で書き留められた珠玉の言葉たち。
本書では、そんな文豪たちの「絶望名言」から、
生きるためのヒントを探します。
[登場する文豪たち]
カフカ
ドストエフスキー
ゲーテ
太宰治
芥川龍之介
シェークスピア
[内容紹介]
『絶望名言』——おかしなタイトルですよね。
『希望名言』なら説明は不要ですが、
『絶望名言』だと
「なんでそんなものを?」
と思う人が多いかもしれません。
でも、失恋したときには
失恋ソングにひたりたくなる
ように、絶望したときには、
絶望の言葉のほうが、心にしみる
ことがあると思うんです。
私自身も、そういう体験をしました。
絶望したときに、救いとなったのは、
明るい言葉ではなく、
絶望の言葉でした。
(著者/本書「はじめに」より)
その中でもお勧めなのがカフカなのだそうで・・・
将来にむかって歩くことは、ぼくにはできません。
将来にむかってつまずくこと、これはできます。
いちばんうまくできるのは、倒れたままでいることです。
『フェリーツェへの手紙』
これを恋人に向けての手紙の中でいうんですから
❓❓❓ (笑) となります。
で、初めの言葉になるのです。
負をしりて分しり
無理しり虚をしれば
人生すべて明らめの道
永尾 雄二郎
図にするとこうなるらしい。

永尾: 「実数」(人間社会)という社会というものが成り立つためには、「虚数」がなければならずと。だから数学でいくと、実数があるということは、虚数があるということによって成り立っている。それがただ実数だけだと、現在でいうと、儲ければいいというような、そういう形ですね。なんといっても儲けるのが大事だと理屈をいう。この「正」の方は、ロケットを上げて、これがビジネスになればウンと儲かるよ、というような、なんか物事をすべてビジネスにプラスになるか、あるいは実になるかという、そういう形。しかしそれがダメだとは言わぬ。それはあってもいいですけども、それだけに奔ると上手くいかない。 (こころの時代より)
この世の中、プラス思考だけでは描けない何かがある・・・
そういうことです。
哀しさ余って、笑い百倍・・・
もとは、NHKラジオ深夜便から始まったこの番組・・・
是非音声でどうぞ・・・
➡絶望名言
theme : 気付き・・・そして学び
genre : 心と身体
秋、白露のころ⑫・・・弱さからはじめる
強くない・・・と思っていると
日頃からそこの不調に敏感になる。
一病息災・・・
からだを大切にして
気の合った人と
杯を交わしながら
他愛もない話で笑いあいたい・・・
それだけできれば人生OK!
とそう思っているので
胃が不調の時は
ビワの葉温灸で養生する。
宙言のUさんからビワの葉の効用を教えていただいてから
かれこれ5年ほどになるだろうか・・・
自分でもびわの葉エキスをつくったり
ビワの葉温灸を試みたりと
「ビワの木一本あれば医者いらず」を肌で体験している。
昨日もうっかり温灸に触れてしまい
すぐにビワの葉エキスに浸した絆創膏を貼って寝た。
ヒリヒリしていた指が痛みの取れて
今日はもう何ともない。
再生能力を劇的に助けるビワの葉エキス・・・
千島学説によれば
赤血球が細胞をつくりますので
ビワの葉エキスと赤血球の相性がいいことがわかる。
ビワの葉エキスが赤血球を集めやすくする理由は
いまのところ探求中です。
とにかくビワの葉エキスはホントすごい。
あることを「弱い」と思っていると
そればかり気になって
すぐに病院に行ったり
毎日が楽しくなくなったりするほど
気に病む心配性の方もいるが
「弱い」からこそ
自分の人生の本当に大切なことに気が付けたり
養生のための「ビワ」についての知識と実用が増したり
ビワを介して人と交流が持てたり
結構いいことも多い。
物事は、表裏一体・・・
100%いいことだけもないし
100%わるいことだけもない・・・
私たちのからだはもどかしいほど有限だ。
でも、有限だからこそ、弱い自分に気が付き
人の痛みや悲しみがわかるようになる。
健康な時ほど人は傲慢になってしまうからだ。
そう考えれば、自分の弱さをいたわり
世界の弱さを思いやり
「負」からはじまる「まあるい世界」もある。
負をしりて分しり
無理しり虚をしれば
人生すべて明らめの道
永尾 雄二郎
theme : 気付き・・・そして学び
genre : 心と身体