令和buzz204・・・成果物では、心の浮遊を止められない
何か別の空気が来ているような気がします。
昭和から平成にかけて
意味があると思っていたトラック競技が、
まったく意味がなかったとは言いませんが、
そのトラック競技の2週目を走っても
もう意味がない・・・
そういう感じです。
日本で言えば、平成の時代が
トラックの第4コーナーをまわった
最後の直線だったかもしれない・・・
みんなへとへとになってゴールしたけれども、
何にも得てない・・・
心は浮遊したまま・・・
もう一度、
人間の原点というか忘れ物というか
それを取りに、逆向きのトラックを走りだす人が
いるかもしれないけれども、
もうそれも意味がないと気が付いた人は、
トラック自体にこだわらなくって
トラックに沿って走ることもやめて、
芝生でお弁当開けて食べてる・・・
そう、このトラック自体が無意味になった・・・
この雰囲気に乗らないと、
きっとますます生きづらくなるのかもしれません・・・
そう思ったきっかけは、
最近ご相談がとても多いからです。
就職
伴侶探し
結婚
子育て
離婚
転職
健康
病気
・・・
悩みはみなそれぞれですが・・・
小さなカフェと
小さな塾の住人に
ここまでご相談が来るという時代・・・
これはいったい何が起きているんだ・・・
そう考えるわけです・・・
わたしの足元で言えば、
これからは塾人でありながら
教科だけ教えていてもだめだと思ってます・・・
これは実は、江戸時代、寺子屋の時代からそうだったことだし、
(いやもっと昔、ギリシャの学堂からそうだったと思うんですが)
私自身、この仕事を始めてからずっとそう実践してきましたが、
教科勉強だけ指導して
それを子供たちに突き抜けさせて
で、結局何に悩むかっていえば
人間関係、人間問題なんですね・・・
他人だけでなく、
自分(わたし)も含めた
「人間」ってなんだ?ってところに行っちゃうんです。
相手の気持ちがわからなくって恋愛で悩み、
自分に向いていることがわからなくって仕事で悩み、
結婚のリスクって今の時代 ものすごくあったり、
もう、成果物(就職、恋愛、結婚、成績)を得ても
そこでは何も解決しない・・・
その成果物にしがみつきこだわると、
かえって、悩み、心が浮遊する・・・
こんなことだれにも教わらなかった!というところが
実は、一番のコアな課題であって
そのコアをコアと気づかないまま、
大人たちも(子どもに)それを気付かせないまま、
実体のない偽実体を追及させた・・・
物理の世界では、素粒子の研究が最先端だが、
何が現実を作るのか?
人間界もその「素」を考える時代に・・・
高度経済成長期も
バブル期も
リーマンショック時も
大震災、原発事故の時も
みんな最初は振り返っていたのに
いつの間にか忘れ去ってしまう
一番大切なこと・・・
悩みにあずかりながら
そんなことを考え始めています・・・
これからは、商品としての自分(外側)を
どんなに磨いても、何も変化が起きない・・・
そこには「素粒子」はない・・・ということだ。
誤解を招くかもしれませんが、
もっと端的に言えば
「成績を上げるための塾なんて遅れている!」
「成績を上げるための親なんてナンセンス!」
という時代が
もう顔を出していますよ、ということです・・・
傲慢に聞こえたらごめんなさい・・・
でも、素直にそう感じたままを今日は書きました。
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