「十二少」で養生
動画のリンクを貼り忘れておりました。
下記ですのでよろしければご覧ください。
最近、もう一度読みたくなった本があります。
貝原益軒の「養生訓」・・・
確か、まだ会社員だったころに
文庫で取り寄せました。
そこには、「十二少」といって
少なく控えめにした方がいいもののられるがありました。
この十二少は、中国の唐の時代の医師、
孫 思邈(そん しばく541年 - 682年)の理論をモデルに
江戸時代の貝原益軒が上げているようです。
(貝原益軒の方は十二少と言いつつ、11しかありませんが)
少なく控えめにした方がいいもの・・・
まずは、古くは孫 思邈から・・・
思、念、欲、愁、樂、喜、事、語、好、惡、怒、笑
そして、貝原益軒・・・
食・飲・五味(甘、苦、辛、塩辛、酸)・色欲・話・事・怒・憂・悲・思・臥
共通のものもありますし、
「笑」などは江戸時代の益軒では消えています。
益軒は儒教者でもありますから
「笑」を窘めそうですが、
逆に、道教の孫思邈(そん しばく)の方が
「笑」を窘めているところが興味深いです。
これはいったいどういうことでしょうか・・・
昨今では、「笑い」は万病を直す百薬の長と言われ、
科学的にも立証されていますから
間違いはないと思うのですが、
いまから1500年ほど前の「笑」は
いま言うところの「笑」とはちがう「笑」を指しているのでしょうか・・・
ちょっとそのあたりはわかりません。
とにかく、唐の時代も江戸時代も
「少なめに生きる」は健康にとってとても大切のようです。
わたしももう60手前・・・
この「少」を心がけて
健康に留意したいですね。
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