あなたの親指の付け根

原因は、日ごろ
鉛筆や箸をきちんと持てない子が増えているからだ。
この親指の付け根の貧弱さは
一体何を表しているのだろう。
現代の子どもたちの中で、
何かが確実に衰退している気がする。
そのヒントとして、
経絡を見てみた。
親指の付け根は一体何の経絡なのか?
➡経穴と経絡は『基本の3つ』から覚えよう①手の陰編
【太陰肺経(たいいんはいけい)】
鎖骨の下を外に向かって撫でていって
腕の骨に当たる凹み(雲門・うんもん)と親指を結ぶラインを
【肺経】と言います。
肺経は、咳などの呼吸器系の症状と共に、
呼吸量が少なくなり、胸が塞がって、気が小さくなってきます。
気が塞がり、「うつ」的な気分になるのです。
なるほど、若年の現代病で多くなった一つの
「うつ」につながっていくのか・・・
確かに、親指の付け根の筋肉が未発達の生徒は
バイタリティが少ない気がする。
最近は、マスクもしているし
スマホ、タブレット授業で前かがみとなって
肺への圧迫も多い気がする。
うちの塾は、火鉢でお餅や芋を焼いたりするので、
生徒たちが箸を持つ姿を拝見するが、
きれいな箸の使い方ができない子が多い。
その子の親指の付け根を見ると確かに未発達の子が多い。
将来、食事の時間、目の前のパートナーが
汚い箸の持ち方で食事をすると
ストレスを感じる人も多いだろう。
なので、老婆心ながら
めちゃくちゃな持ち方をする子には
即指導(笑)ということになる。
箸の持ち方がきちんとできていない子は、
鉛筆の持ち方もきちんとしていないことが多いので、
合わせてアドバイスだ。
前回の緊急事態宣言では、
ほとんどの学校がタブレット授業で補われたが、
指やタッチペンで操作するだけなので、
ますますこの親指の付け根が育たなくなると危惧する。
このままでいくと、
自分の手をこまやかに使う(手間)能力や
自分の頭を使って自分の考えに辿り着く能力が
ますます衰退していくような気がする。
心を遣う(心配り、気遣い)
腹を使う(体で習得する)
これは、サティシュ・クマールさんが言っておられた
4つのHが危機だ。
4つのHとは、
Hand
Head
Heart
Hara(ハラ)
のことだ。
つまり、逆を言えば
この4つを鍛えれば
たいていの子どもたちは
たくましく自分の未来を開拓していけるということになる。
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