十年、をちこち・・・69
この場所で塾をさせていただき、
流れでCafeをさせていただき、
流れで相談行(菩薩行)をさせていただき・・・
ほんとうに皆様のおかげ様で続けてこられました。
ありがとうございます。
11年目からも、自然体で、
「いのちあるものがいのちあるように」
をテーマに生きていこうと思います。
11年目からどんな流れが待っているのか
またまた楽しみです。
誰もがそうだと思うのですが、
今の自分は、一朝一夕ではつくられないと思います。
ほんとうにいろいろなことが、
「禍福は糾(あざな)える縄の如し」
「人間万事塞翁が馬」
ほんとうにそうなのだと、この年になるとわかるものです。
人間はややもすると幸福だけを望みますが、
DNAがらせんを描くように、「禍福」はともに
別の顔をした幸福なのだと知るまでには
本当に時間がかかるものです。
わたしが、相談行(菩薩行)を続けられるのも
前塾の1日平均1人を目指した
保護者の方との面談の経験と
自分が招いた数多くの大小の失敗から得た
知識、経験、教訓のお陰なのではないかと思います。
人並みに多くの失敗をしてきていますが、
直近の大失敗を少しお話しようかと思います。
それは、2005年~2006年にさかのぼります。
いまでこそ、笑ってお話しできるようになっていますが、
当時のわたしにとっては、本当に大きな出来事でした。
今、私がこうしてくらしていけるのも
この出来事抜きでは語れないのかもしれません。
店を始める3~2年前のことですが、
それを少しお話ししましょう。
theme : スピリチュアルライフ
genre : 心と身体
十年、をちこち・・・㉚
臨時休業はしていましたが
それとは少し違いました。
木ぃじいちゃんは
「好きにしたらええ」
そう いってくれました。
それは今でも変わりません。
具合の悪い日に仕込みをしていると
胡坐をかきながら宙に浮いていて
うしろから 背中をさすってくれる優しいじいちゃんです。
飲食店の自営は、休めば
その分売り上げはありません。
当たり前のことです。
私のような零細な自営は
知らず知らずのうちに「休めない、休まない」の
ブラック労働を自らに課すことになっていきます。
気持ちよく人様の食事をつくる・・・
人によってその許容範囲は違うと思いますが、
毎月の売り上げと支払いを気にするあまり、
その許容範囲を超えていたということです。
もうひとつ、わたしがぷっつり来たわけは
自分に課していた修行でした。
誰のせいでもなく、
自分に課していた課題でしたから
誰にも文句は言えません。
今は再開していますが、
菩薩行(相談行)の挫折でした。
・私が考えるスピリチュアルと相談者が考えるスピリチュアルに大きな開きがあったこと、
またそれを把握していなかったこと・・・
・私が話すことが、その人の成長ではなく 依存心を増幅させたこと・・・
・スピリチュアルを勘違いしている人たちに何もできなかった無力感を感じたこと・・・
そういったことが挫折の原因だったと思うのですが、
とにかく
「2012年9月25日~」
私のメニューメモがそこで終わっています。
それから3か月、わたしはCafeを開けることをしませんでした。
十年、をちこち・・・㉖
リピーターの方が増え始めます。
そんな中で多かったのが
スピリチュアル好きの方々でした。
AddCafeに置いてある本の影響でしょう。
そういった本が好きな方や
同じ本を読んだ方々が
自然と口コミでいらっしゃいました。
雑談の中でわたしが「観る」ということを知ると
再びお友達を連れていらっしゃいました。
今もそうですが、
「観る」というのを
「お役に立てれば」という気持ちで
料金をいただかず
悩み事相談のような形でしていました。
わたしにとっては「修行」の一環と思っていました。
前の塾をやめる前も
時々の面談でそんな話をさせていただきました。
その保護者のお一人がpiyoさんです。
piyoさんも「観る」方でしたので
保護者面談はちょっとした「オーラの泉」でした(笑)
もともとそういうことで料金をいただいてはいけないと
指導霊の巫女さんから固く言われていました(す)ので
それは今も守っています。
当時は一人でランチの仕込みをし
掃除をし、接客・・・
そして、みえた方の相談、
その後、後片付けと本当によくやれたなーと思います。
一日5時間半の営業の中でご相談が7.8人になったこともありました。
17:30や18:30からの塾に間に合わせるために
洗い物をしてごみを片付け・・・塾に入る・・・
時々夕方にpiyoさんが助けに来てくれました。
当時「観る」師匠であったpiyoさんを通して
その日観た方々の模範解答を巫女さんからいただき
「観る」修行を続けました。
ある日、いつものように模範解答をいただこうとすると
「それでよいのではないか・・・
何か問題があるのか?」
1年ぐらいしたごろから
そういわれ始め、独り立ちしはじめました。