樹下石上 108・・・読書と酒を愉しむ
毎週火曜日の「花結び」は諸書諸々の本を音読で楽しむ会です。
今は同時進行で、
まあ、その日の気分で右往左往・・・(笑)
気ままに読んでいます。
そんな花結びですが、
枕話が結構楽しい・・・
枕話とは、その週にあった出来事を
互いにあれこれと話す時間・・・
そんな時間が1時間以上続くときもあって
音読時間が押しやられるときもありますが(笑)
まあ、それもかたい事抜きのメンバーですから
その日その日の気ままな流れを愉しみます。
そのメンバーでよく出てくるのは「お酒と肴とお店のお話」・・・
ぴよさんは飲みませんがそれでも肴とお店は大好きな模様・・・
今回はメンバーおすすめのお店に案内してもらいました。
みなさんのお話はジャンルもそれぞれ、諸所漫談・・・
思い思いに話すのですが、
それでいてすぐに打ちとけて話題が広がる・・・
中年期が終わろうとし、初老期を迎えるわれわれは、
ふいに気が付きます。
こうやって話ができ、足を運べる場所があって
そこでお酒や肴を愉しめることの幸せ、ありがたさ・・・
2次会はメンバーさんの同級生さんのお店へ・・・
そこでは男性が一人しっぽりと飲んでみえました・・・
わたしたちが入ったことでお邪魔だったかなと思いきや、
途中からは、一緒に談笑・・・
帰り際、ママさんに、「また話聞いてな・・・」とお帰りに・・・
つくづく思います。
人は、話を聞いてもらえる場所と人がいることが
何よりも幸せ、大事であるということ・・・
そして、人に話を聞いてもらえるように
話は、けっして愚痴ばかりにならないように
程よい知性とユーモアの会話力が必要だということ・・・
それには、やはり読書などを通して
ソフトな学びをつづけたほうがいいということ・・・
実はこんなデータもあります。
運動やスポーツの実施率が最下位の山梨県が
健康寿命がダントツ一位だったのです。

なぜか・・・
それは、読書がカギだったのです。
読書好きの高齢者相河則正さんはいいます。
「読みたい本を探して歩き回るので、
いい運動になっているようです。
また、歴史や俳句、旅行などさまざまなジャンルの本を借りることで、
知的な刺激を受け、それが大事だと感じているそう。
しかも、旅のガイドブックを読むと過去の記憶が呼び覚まされ、
そのおかげか物忘れも少ない。」
千葉大学教授の近藤克則さんはこう分析します。
「“心が動くと体が動く”という言葉があるが、
何かやってみたいことを見つけると、旅行に行こうとか、
行動を起こそうとなる。読書は心を動かし、
行動を起こすきっかけを与えてくれるのでは」
➡健康寿命を延ばすヒント3 運動より「読書」!?

読書は健康寿命を延ばすようです。
花結びは、そんな風に、愉しく健康寿命を延ばす
学びの場所になればいいなと思っています。
theme : 気付き・・・そして学び
genre : 心と身体
秋、立秋のころ⑩・・・異界への畏敬
防府市の藤本理稀(よしき)ちゃん(2)が3日ぶりに見つかった。
本当によかったです。
奇しくもその晩、
BSプレミアムで
「異界百名山 ~体験者が語る不思議な話~」という番組が放映されていた。
このTVは音読会「花結び」で読み終えた
をもとにつくられた番組だった・・・
【目次】
Ⅰ 阿仁マタギの山
狐火があふれる地
なぜか全裸で
楽しい夜店
生臭いものが好き
狐の復讐
見える人と見えない人
狸は音だけで満足する
消えた青い池
人魂、狐火、勝新太郎
親友の気配
辿り着かない道
蛇と山の不思議な関係
汚れた御札
マタギの臨死体験
叫ぶ者
白銀の怪物
Ⅱ 異界への扉
狐と神隠し
不死身の白鹿
来たのは誰だ
もう一人いる
道の向こうに
響き渡る絶叫
僕はここにいる
謎の山盛りご飯
山塊に蠢くもの
鶴岡市朝日地区
出羽三山
鷹匠の体験
奈良県山中・吉野町
ツチノコは跳び跳ねる
足の無い人
巨大すぎる狐火
山から出られない
行者の忠告
Ⅲ タマシイとの邂逅
帰らない人
死者の微笑み
迎えに来る者
ナビの策略
椎葉村にて
テントの周りには
幻の白い山
なぜか左右が逆になる
不気味な訪問者
天川村の事件
帰ってくる人
固まる爺婆
お寺とタマシイ
飛ぶ女
帰ってくる大蛇
呼ぶ人、来る人
狐憑き
真夜中の石臼
狐火になった男
理稀(よしき)ちゃんが行方不明だった12日から15日・・・
まさにあの世とこの世がつながり
死者がこの世に帰って来る期間・・・
わたしたちが住んでいるこの世界と
背中合わせのところに「異界」がある・・・
それは至極当たり前のことで
そこに住む人たちのお陰で私たちは生かされている。
今回の理稀(よしき)ちゃんのできごとは
たしかにそのことを私たち人間に教えてくれているのでは・・・と思う。
そして、あのボランティアおじいちゃんのスーパー「老人力」が素晴らしい。
➡尾畠春夫さん
インタビュー中も小指にトンボが止まります。
昆虫は、まさにあちらの世界からのお遣い・・・
この方は、あちらの世界からも好かれていらっしゃるんだと思う。
私も以前、不思議なものを見た。
15日の夜中・・・
なぎさまちの海岸を冲に向かって海一杯の人々が
クロールをして帰っていくのを目の当たりにしたことがある。
早くしないとあちらの扉が閉じてしまうからだろうか・・・
とても慌てているように見えた。
お盆以降は海で泳いではいけない理由と
その異界の人々の多さを垣間見た。
上橋菜穂子様(「精霊の守り人」原作者・文化人類学者)
— 「山怪」 田中康弘 (@momorinnkoto) 2018年7月25日
釈徹宗様(宗教学者・僧侶)
草刈民代様(女優)
石川直樹様(写真家・探検家)
無事収録終了! pic.twitter.com/SwQ5x4HESf
TV異界百名山の中で上橋菜穂子さんが
現代のわたしたちの世界にも
「割り切れない物語がまだある」的なことをいわれていた。
宗教学者で僧侶の釈徹宗さんは
「不思議を不思議のまま置いておく」とも言われていた。
異界への畏敬・・・
人が決して忘れてはならない大切な心構えだ。
theme : 気付き・・・そして学び
genre : 心と身体
夏、芒種(ぼうしゅ)のころ①・・・健康寿命
どんな季節か・・・
芒(のぎ)のある穀物や
稲や麦など穂の出る穀物の種をまく季節ということから、
芒種と言われています。
芒(のぎ)とは、
米や麦などイネ科の植物で、
花の外側についている針のような突起のこと。
禾とも書きます。
梅の実が青から黄色に変わり、百舌が鳴き始めます。
かまきりや蛍が現れ始める頃でもあります。
次第に梅雨めいて、五月雨(さみだれ)の季節に入ります。
今日は雨・・・
もう梅雨入りなのでしょうか・・・
さて、昨日の花結び(音読会)・・・
今は、こんな本を読み合わせている・・・
(他にも数冊同時進行)
例えば、こちら・・・
こちらは古い本だが、母のこともあり、勉強してる。
著者の加藤清さんは、
医学会から葬り去られている「千島学説」をもとに
多くのがん患者を治していたにもかかわらず
1988年1月13日に逮捕され、失意の中なくなったらしい。
当時もいまも、賛否両論あるが、
がんが治ったという多くの人がいる以上
学ぶことも多い本である。
ところで、母の胸のしこりが最近小さくなった。
今まではリンゴぐらいあり、
皮膚に張り付いて動かない感じだったが
最近は、トマトぐらいの大きさになっている。
皮膚としこりの間も緩み始め
張り付いて動かなかったしこりが左右に揺れ始めた・・・
わたしは医者ではないが、
自分が学んだことを母に伝え
母もある本を読んでいて
互いに意見が一致したこともあって
民間療法を実施している。
80を超えた母の願い・・・
それは、病院と薬に縛られた晩年ではなく
日常生活のなか、一病息災で天命を全うしたいということ・・・
おそらく、人間ならだれでも思うことではないだろうか・・・
最近はそういういのちのことを
健康寿命というらしい。
たまたま母と私が読んでいたのが
偶然同じ医者の本だったこともあり
ビワの葉温灸、ビワエキス、
ビワの種の粉の飲用を毎日(7.8か月ぐらい)、
姫川薬石を小脇に抱えての睡眠・・・
進んで試してくれている。
硬いビワの種を粉末にしたものは飲みやすく、
特に良いようで、からだも軽くなったと喜んでいる・・・
以前にもビワエキス、姫川薬石のことを書いたが、わたしも愛用している。
自分で試し、裏付ける理論を学ぶ・・・
自分の健康を医者に丸投げせず
自ら生き方を選ぶ母をわたしは尊敬している。
※「花結び」という音読会・・・
毎週火曜日13:30~15:30 inAddCafe
ご参加費:1000円(ピヨさんのママおやつ&ドリンク付)