令和buzz308・・・ムーンマトリックス(結婚)
「年をとってもこの相手と会話ができるだろうか」
そのほかは年月がたてばいずれ変化することだ。
- ニーチェ -
この世には、
幸せに暮らしているご夫婦はたくさんいらっしゃる。
それを承知の上で、
あえて誤解を恐れずに言わせていただくが、
既婚女性のお悩みを伺っていると、
その根は、
「なぜその人と結婚したのか?」
そこに尽きる・・・
あの時(結婚直前)も今も、
その伴侶と結婚したことの意味を見出せない人は、
その代償として、
姑がどうとか
子どもがどうとか
ママ友がどうとか
そういった外野的な問題にすり替えて
相談にみえる・・・
つまり、この結婚というシステムを
自身(2人が)がなぜ選んだのかという根本的な理由がない限り
自身の心の中の矛盾が、
早いときでは数年で、
遅くとも中年、晩年には噴出してきてしまう・・・
これは時代がどうだったからとか
見合い結婚だったからとか
そういう細かい問題ではないのである。
結婚を決める当初、
自分が向き合わねばならなかった心の問題を、
自分で見つめ埋めなければならなかった心の穴を、
代わりに結婚というシステムで埋めようとしたからである。
その結果、40,50,60と年を重ねるごとに
埋めてしまった偽物に気が付いてしまうのだ。
ただ、気が付いている方は少なく、
自分のその欺瞞が隠れたまま
他者の問題にすり替えて
私のところにおいでになる方が多い。
だから、質疑応答でその本当の根にたどり着くまでに
2時間3時間を要するのだ。
先日のご相談者は言った。
「結婚さえすれば、あとは何とかなると思ってました」
その人でなきゃだめだと思って結婚しているわけでなく、
結婚という体裁を整えるために
まあその人でいいや、と自分の感情の責任逃れをしたことが
不幸の始まりだったのだ。
古代、中世、近世とは違い、
現代の心身の能動的身売り(不十分な結婚)は、
自由な時代ゆえに必ず矛盾が噴出する・・・
昔は、結婚というものはハナから辛いものだと覚悟していた。
今みたいに夢なんか抱いていなかった。
花嫁は泣きながら嫁に行ったんです。
だから僅かな幸せを喜べた。
つまりマイナスから始まっていたのでちょっとしたプラスが
すべて幸せになり、結婚も上手く行っていたんです。
- 美輪明宏 -
結婚という行為は、
一種、
達成・征服・所有という要素が入り混じる。
(まさに12/21に終わる土星山羊座のキーワード)
だから、結婚式場で新婦側のご両親は涙を流し、
新郎側はどこか誇らしげなのだ。
(もちろん例外もある)
だから、
既婚者の女性でそういったご相談時に
私はよく言う・・・
左の胸ポケットに離婚のカードを常に忍ばせましょう。
心身の英断的撤退をすぐにできる準備をしましょう・・・と。
女性の気持ちは離れると早い。
行動が遅れるのは、ほぼ経済的理由だ。
だから、
仕事を辞めずにいましょう・・・
仕事を探し始めましょう・・・
具体的にはそうなる。
二人の結婚は美しかった。
なぜなら彼女は離婚する力を持っていたから。
二人の離婚もまた美しかった。
なぜなら彼女は友達となれる心を持っていたから。
- 川端康成 -
今は結婚しない女性が増えているという。
たしかに中高塾生に結婚願望を聞いても
ほぼ0%に近い・・・
これは、どんなにきれいごとを言っても
これまでの若者に見せてきた「結婚」という背中が
いったいどんな姿だったかを如実に表している。
今の結婚という仕組みそのものが、
ムーンマトリックスだということがばれ始めている。
➡ムーンマトリックス
若い人たちは、このムーンマトリックスの罠を
潜在意識で見抜いているのかもしれない。
しかもおそらく、
これからの既婚女性も、
かの離婚カードを常に持つ勇気を持つ人が増えていくだろう。
結婚しなければ、
少子化問題が!とか
税制が!とか
社会保障費が!という人は
まさにこのムーンマトリックスの罠にはまってしまっている。
お金
会社
学校
結婚
・・・・・
明治以降、近代化ともてはやされた仕組みのムーンマトリックス・・・
時代の、国の、自身の「月の欠損」を知ってほしい。
見つめれば物質化し、
物質化したものはやがて滅びる・・・
物はいつかは壊れるからだ・・・
これまでのあらゆる束縛が吹き飛ばされてしまうくらいの変化が
風の時代には起きてくるに違いない。
自分の意にそぐわなければ、
ひっそりだが堂々と、常識を疑おう・・・
ひっそりだが堂々と、慣例をはねのけよう・・・
自分で自分を縛るのはやめよう・・・
I know・・・
誰もがそういえる時代がやってきます。
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theme : ありのままの自分になるために。
genre : 心と身体
樹下石上 105・・・嗚呼、ほんとうのさいわい
時の流れには勝てないようで、
昨日と今日の朝は、
めっきり初秋らしい気候だ。
最近は、Cafeでもアシャイングでも
菩薩行であるご相談が多く、
つくづくいろいろと考えてしまう。
「ほんとうのさいわい」
賢治は「銀河鉄道の夜」で
何度も何度もつぶやく・・・
女性が結婚する理由が、
その人が好きだから・・・
というのは、実に実に幸せな理由だ。
ご相談の大半が、
「一人では生きていけないから」
(これは離婚を決意できない大半の理由でもある。)
気持ちの問題もあるだろうが、
その核になるのが、「お金」の心配・・・
それが理由で、
中途半端なままの「好き」で結婚すると
なにか2人に困難が降りかかった時に
乗り越えようとする連携も協力も
霞のように消えていってしまう。
それどころか、泥沼化すると
友や他人にさえしないようなひどいことも
互いにできるようになる。
もう「愛」どころではない。
どうやら女性の結婚は、お金とひきかえに、
「精神の自由」「身体の自由」「自己啓発の自由」が
奪われているケースが多い。
(もちろん、男性にも当てはまることだが)
もっとお金から解放される自由な生き方ができないか?
100%とはいわない。
せめて、50% いや、30%でもいい。
人類はいったいいつになったら
「ほんとうのさいわい」にたどり着けるのか・・・
先日書いた主婦(夫)にも給与を・・・もそうだが、
➡無断キャンセル
ベーシックインカムを早く導入すればいい。
そういうとすぐに財源は?という議論になるが、
MMT(現代貨幣理論)を知れば、
たやすくできることがわかる。
国債は借金ではない。
国民への投資だ。
そして、ある意味回収も不要だ。
MMTはイディオロギーや哲学ではない。
お金の事実だ。
そこをわからずに、MMTを批判する方が増えているが、
どうもコップの外にいらっしゃる人のように見える。
➡コップに中に入らない人
20年もデフレが続く日本で、いったい何を恐れるというのだ。
新しいことは片っ端からどんどんやっていけばいい。
企業の法人税を、あと約1%増やすだけで
消費増税はいらなくなる。
大企業の内部留保に1.02%課税するだけで4.6兆円が生まれ消費税増税は中止できる
— 井上伸@雑誌KOKKO (@inoueshin0) September 4, 2019
内部留保はこの10年で1.6倍増の449兆円と過去最高。労働者の実質可処分所得は25万円もマイナス。労働者は所得の多くを消費に回すため消費税増税が直撃。貯蓄優遇税=消費税の増税は中止し過剰な貯蓄を社会に還元すべき pic.twitter.com/YEEh1wluPT
それさえもしようとしない呆れた国だ。
無知と被害妄想、妬みで、
新しい試みや発見された事実がつぶされ、
既得権にしがみつく沼の住民のために
若いエネルギーといのちが
どんどん削られていっている。
国は、財源確保のために
税を上げる必要もないし
そもそも徴収する必要もない。
税は財源である必要はないのだ。
国民の大半はそれを知ろうともしないが
MMTという事実は
わたしたちにそれを教えようとしている。
「政府の負債は、民間の資産」
戦後だけ見ても
1970年の債務7.3兆円が、
2018年には1100兆円超・・・
実に152倍・・・
明治4年(1872年)以降は
なんと!3740万倍!
(実質で見ても1885年の546倍!)
もう笑ってしまう。
なのに日本は破綻していない。
なぜか・・・
「政府の負債は、民間の資産」
そういうことさえ私たちは学校で教えてもらえずに
戦後ずっと生きてきたのです。
教科書の罪は深い。
だが今、お金で私たちを支配しようとしている輩の
長年の策略がばれ始めている。
だから、既得権のある人は
このMMTを必死に愚弄する。
単なるお金の事実なのに・・・
お金のことなんて心配させないで
働きたいときに、働きたいことを選び
民が恋愛し、子どもを愛し
ときに、ともに住み(結婚)
ときに、互いを卒業する(離婚)・・・
それが自然・・・
それが、国という家(国家)ではないか・・・
まずは・・・
わたしたちは、わたしたちのアイデアで
今よりもましなお金のシステムがつくれることを知るべきです。
(というか、もうすでにありますが・・・)
theme : 気付き・・・そして学び
genre : 心と身体