破綻から生まれる自己
意外に反響があって、
しかもご紹介した本が売り切れと言う状態なので、
次のライブ配信もあの本をもとに
続きをお話ししたいと思います。
同時に読み進めているのが、
こちらの本・・・
かなりきついタイトルですが、
いわゆる未熟な親のもとにいる子供さんにとっては
救いになるかと思います。
その中で、未熟な親の4タイプというのがあって、
①感情的な親・・・機嫌を損ねないかと周囲はビクビク
②がむしゃらな親・・・子供の気持ちを無視した「完璧主義者」
③受け身の親・・・問題を見て見ぬふりで役に立たない
④拒む親・・・冷たく無関心、なぜ子供を持ったのか謎
この四つが混合で出る場合もある。
どれも、親御さんであればドキッとする項目だ。
しかし、こういった親たちもまた
上記のような親に育てられていることが
ほぼ100%だ。
この負の連鎖はどう断ち切ればいいのか?
また断ち切れるきっかけは何だろうか?
それは、受けた本人の
外に向けられた「怒り」だ。
反抗期でも
突発的な強い怒りでも、
とにかく外に放つことだ。
怒りは内に向けてはいけない。
内に向けうっ積させると
Noが言えなくなる。
Noが言えなくなると
家庭はもちろん、
友達にも
交際相手にも
会社でも
とにかくNoと言えずに
どんどん内にためて
これ以上ためられなくなると
自分を停止する。
つまり、鬱や自死だ。
破滅、破綻を自分に向ける。
吉福伸逸さんは、関係性のエネルギー元は
この破綻だと言う。
破綻の先にある自己の立ち上がりが
エネルギーだと・・・
もうこの人とは終わってもいいと思えるエネルギーが
本当の自分の始まりなのだ。
theme : 心、意識、魂、生命、人間の可能性
genre : 心と身体
tag : 破綻