令和buzz217・・・「相談者は下心を隠してはいけない」西野亮廣
かなり勉強になります。
誰を聞いているのかというと、
ほぼ、イケハヤさんと西野亮廣さん・・・
10分番組を1.5倍速や2倍速で聞くので
隙間時間で学べます。
いつもは勉強のつもりで聞いていますが、
昨日は、超共感で聞いてしまいました。
それは、西野さんの
「相談者は下心を隠してはいけない」
嗚呼、まさにその通り!
で聞いていました。
カフェでもアシャイングでも
時々、ご自身の本当に聞きたいことを隠して
(自覚があるのかないのかわかりませんが)
核心でない質問をいくつも連ねる方がいます。
これは相談を受ける側からすると
実に厄介なことです。
なぜなら永遠に答えにたどり着くことがなく
外周をぐるぐる回るようなものだからです。
こういう方がもしご自身の自問自答でも
心の中でそういうことが起きているとすると
事態はさらに悪化するでしょう・・・
相談時、
そういう方はこんな現象になります。
もちろんはじめは、
その質問が核心だと思って
一つ一つお答えしていくのですが、
どれだけ答えても、
相手からの質問がなくなる気配がない・・・
話せば話すほど、
却って、別の話題の質問が増えて、
この方はいったい何が聞きたいのだろうか?
そんな言葉が頭をよぎり始めます。
例えばこうです。
随分と前ののことです。
あるおばあちゃんがご相談に見えました。
娘が離婚したが、
仕事もあるから、
子供がご飯を食べたいときに、
(例えば塾の前とか)
ご飯を作れない・・・
(これを聞いて私は不思議に思いました・・・
普通ご飯はお母さんが作る場合が多い・・・
元旦那さんがいつも作っていれば別だが、
離婚を期にご飯をつくれなくなるのはなぜだろう・・・???と)
続けます・・・
なので、近所に住んでいる自分が
孫のご飯を作っている。
それを喜んで孫が食べに来る・・・
孫もかわいそうだから、
孫のためにも頑張ろうと思う・・・
ただ、娘は自分に甘えてばっかりだし、
母親の味を知らないのはどうだろう・・・
こんな生活を続けていていいのだろうか・・・
そんなご質問でした・・・
(この母親の味・・・という言葉・・・
こういう理想論を言う人は
まさに下心を隠すパターンが多いです)
状況的に、娘さんである孫の母親は
仕事でできないだけ・・・
ならば、続けていいも なにも
助け合えばいいし、
おばあちゃんがしたかったら
続けられたらいいのでは?
そう答えました・・・
しかし、なぜだかそれでは納得されず・・・
「でもね」
「でもね」
が続きます・・・
で、さらにずーっと
話を伺っていて気が付きました・・・
要は、そのおばあちゃんは
ご飯を作りたくないんだ・・・と
食費もばかにならないし、
好き嫌いを言う孫にも辟易とし、
買い物や作り続ける体力も持たない・・・
母親である娘は、
仕事はしていても実は時間があった・・・
それに対しての憤り・・・
これらが本心だったわけです・・・
この、要は・・・がすごく大事なのです。
もともとの不平不満を隠しつつ、
優等生っぽく質問される・・・
こういったご相談のしかたは、
何一つ解決しないばかりか、
とても回り道となる。
では、このおばあちゃんは
なぜ、はじめから核心を質問できないのだろうか?
それは、実の娘を腫物を触るようにして接しているし、
食費を請求することもできない・・・
そして、孫には嫌われず
いいおばあちゃんであり続けたい・・・
そう思っているからだ。。
そして、娘である母親や孫に
できもしないことで大風呂敷を広げすぎていること・・・
こういうことが、いままで多くあったことに
自ら気がついていないようすでした。
結局、いつも自分の不平不満を体裁で隠し
本質的な問題を見て見ぬふりする
癖がついてしまっているのです。
孫のためとは、犠牲的精神のようで聞こえはいいが、
要は、問題そのものの核心を見抜く力と
それに立ち向かう覚悟、
断ち切る勇気が弱いということになる。
「相談者は、下心を隠してはいけない」
誰もが下心をもちます・・・
しかし、こと相談の時は、
話をややこしくさせないためにも、
その下心を自覚することから始められるといい・・・
そうすれば、
端から相談などできなくなるか、
それさえもさらけ出して大いに笑いながら
下心を「わかるわかる」と共有できるかのどちらかになる・・・
どちらが、解決となり、「強く」なるか、
もうお分かりだろう・・・
「相談者は、下心を隠してはいけない」
西野さんのVoicyはこちら・・・
➡西野亮廣エンタメ研究所
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