令和buzz103・・・過去問は捨てよ!
偏差値的には優秀な人たちだろう・・・
東京大学 194人
京都大学 79人
早稲田大学 82人
東北大学 55人
慶応義塾大学 55人
岡山大学 40人
北海道大学 39人
大阪大学 38人
神戸大学 36人
中央大学 27人
これは、平成30年度の
国家公務員採用総合職試験の
出身大学別の採用人数だ。
一番トップの東大は、たぶん
幼稚園の子供たちだって知っているだろう。
おそらくトップ3校は毎年ほぼ変わらない割合で
官僚と呼ばれるポジションについていく・・・
しかしこういった優秀な人たちの
「優秀さ」はいったい何ではかられてきたか?
それは、今の受験システムで考えれば
過去問の正答率と言っていいだろう。
リーマンショックと今回のコロナの大きな違いは、
中小零細が全国一斉に悲鳴を上げていることだ。
前回は、概ね大企業の株の世界の出来事だった。
しかし、今回は違う。
日々、しゃにむに頑張って守り続けてきた家庭が、
非正規で、有給などない人たちが、
個人の小さな町の商店、飲食店、サービス業が、
深い慟哭の涙を流しているのだ。
いまそれが、中央には届かない・・・
優雅に犬と戯れ、
お茶を飲み
TVを見る・・・
そんな動画を無神経に流す首相と
それに忖度する官僚たち・・・
「前例がないから」という理由だけで
思考停止している官僚たちが
私たちをさらに苦しめる・・・
過去問しか解いてこなかった彼らは、
この未曾有の危機を
「経済」というフィルターでしか見れない。
だから、消費喚起と言って「商品券」の話になる。
これはかつての施策の繰り返し、過去問だ。
今現在世界で起きている危機は
マクロ経済の根っこにある生活の危機だ。
わたしたちは、
一番下で高級シャンパンのしずくを受け取る
グラスではない!
小学校の時にしていた給食当番の布マスク・・・
これも過去問を解いた結果、
一世帯に二枚配布という過去問を解いたのだ。
「生活」という言葉で
彼らは今回の危機を感じることができない。
なぜなら、彼らがこれまで解いた過去問に
今回の危機に関する問題がなかったからだ。
日本の悲劇はここにある。
「大胆な
思い切った
これまでにない
異次元の…」の
解答が、「布マスク二枚」・・・
これを悲劇と呼ばずしてなんと呼ぼう・・・
しかも、その二枚さえ、
2週間たった今でも一向に届く気配がない。
(いりませんが・・・)
私はそのまま首相官邸に送り返したい気持ちだ。
正直、
日本の中央トップのレベルは「オワコン」だ。
ひえー!先週金曜にベルリンの助成金の申請があり、2万人の枠にみんな一斉に応募してネットがパンク、わたしはほぼ諦めて夕方5時前に申請して、番号が13万台だってので、こりゃないなと思っていたのですが、なんと!本日5000ユーロ振り込まれています!衝撃!60万円!
— ねこおばさん (@akko_ROKU) March 31, 2020
ドイツではこの状況なのに
日本では、「世界のどの国も休業補償していない」という
大臣がいたとかいないとかで炎上している。
➡「事業者に直接補償する国はない」の政府答弁はフェイクニュース! ?報道機関なぜチェックしないのか
官僚の皆さん、
もう過去問は捨ててください。
自分の頭で考えてください。
その過去問が
私たちをここまで苦しめているのです。
過去問を得意げに解く時代は
すでに終わっています。
さて、
そんな中、一筋の光が見え始めた・・・
地方の頑張りだ・・・
東京都の先に協力金の支給を決めているが
福井でも始まった。
共同◆子ども1人に6万円、福井・勝山 休校で負担増、一律支給へhttps://t.co/sgD6ctvsOo 「福井県勝山市は13日、0歳から中学3年生までの子どもがいる世帯に対し、子ども1人につき一律6万円を支給すると発表」「市によると、対象となる子どもは約2500人で、予算額は約1億5千万円」
— deepthroat (@gloomynews) April 13, 2020
この際、本「エンデの遺言」にある
オーストリア・チロル地方の町「ヴェルグル」のように
地域通貨を発行して
(1922年実際に発行され成功している)
食料品や水光熱費、家賃、学費など
いのちと生活にかかわる費用を
地域通貨で流通させるしかない。
ミハイル・エンデさんが今この世にいたら
いったい何と言うだろうかな・・・

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theme : いのちあるものが いのちあるように
genre : 政治・経済
秋、処暑のころ④・・・夕張の医療崩壊のススメ
ご存知2007年に財政破綻をした街です。
そこに森田先生というお医者さんがいらっしゃいます。
もともと経済学部を卒業した人だったのですが
人の役に立ちたいということで医者になられた方です。
胃ろう技術が優れたお医者さんだったようです。
でも、あるとき医者をやめようとまで思った衝撃的な体験をされます。
「そんな時に、近くの高齢者施設に行ったら、すごくショックだったことがありました。それはほとんどの病棟にいる患者さんがほとんど寝たきりで、胃瘻されていた。そしてその患者さん、ほとんど意識がない。寝たきりで意識がなくて、会話もできない。痛いも痒いも言えない。その状態で何年も、長い人は10年以上です。」
こういうご経験をされて現代医療に疑問を持ちます。
そんな失望の中出会ったのが、財政破綻した夕張の医療でした。
救急病院が消えた夕張市。
高齢化率45%のなか悲惨な現実が待ち受けるかと思われたが、
結果はその真逆。
死亡率、医療費、救急車の搬送回数、
全てが下がったという事実を知ることになるのです。
「住民の近くで生活を支える医療」
欧州をはじめとした
世界的潮流でもある「家庭医療」への流れ
私の母が、心より望んでいる医療・・・
その医師のTEDのスピーチ・・・
ぜひ聞いてみてください。
まさに、目から鱗だと思いますよ。
(先週の宙の言の葉より・・・)