冬、立冬のころ⑬・・・微生物と腸内細菌

お会いできてつくづくよかったです。
本で読んでいた通りの素晴らしい先生でした。
画像はとっていいですよという先生の包容力・・・
お人柄がうかがえます。

私は、かねがね「本物の先生」と呼ばれる方は
必ず「土」の話をなさる・・・と言ってきました。
それは、スピリチュアルだろうが
医者だろうが、学校の先生だろうが・・・
いのちをはぐくむ人が、「土」を語りながら、
お母さんやお父さんにアドバイスしなければ
それは、片手間であったり、嘘くさいということです。
それは本間先生もおっしゃっていましたが
すべてのいのちは「土」が形を変えただけだからです。
約2時間半をマシンガントークと言われる語り口でお話されましたが
「宙言」でずいぶんと予習していましたので
そのお話もかなりスムーズに入ってきました。
微生物と腸内細菌・・・
それを痛めつけ始めたのは、
産業革命から・・・
そして、高度経済成長あたりから・・・
土に触れなくなり
抗菌剤や農薬などで
どんどん私たちは自然から離れ始めた・・・
自分で自分たちを痛めつけ始めた・・・
本来なら腸内細菌によって自分たちに必要な
必須アミノ酸・脂肪酸・ビタミン・ミネラルをつくれるのに
そのからだの生態系を壊した・・・
現代は、あらゆる有害物質の摂取(放射能も含めて)は避けられない・・・
だから排泄できるからだづくりをしておくことが大切・・・
そのためにも、微生物に触れ、腸内細菌を育てること・・・
そんな感じでまとめられていました。
私個人で一番びっくりしたのは、「フクシマ」の現実・・・
政府の隠ぺい体質と被害の現実・・・
予想はしていましたが、これほどまでになっているとは・・・
愕然としました・・・
先生が使われたスライドは
こちらの資料をたくさん使われていらっしゃいました。
➡福島原発事故の真実と放射能健康被害★
先生も言われていましたが、
最近は福島の汚染土を農地(一説にはホームセンターの土も)や
高速道路などにも使う計画があります。
➡除染土、農地造成に再利用 環境省方針
ちなみに、TPP11で農薬の基準も何百倍という基準でゆるんでいます。
狂気の沙汰です。
やはり、われわれは学ぶべきです。
➡「除染した汚染土」を農地造成・土木資材に再利用すると環境省が発表しました。

遠路はるばる三重まで来ていただいた先生と
主宰された方々には感謝しかございません。
とても素晴らしい機会をありがとうございました。
(この記事を上げ忘れていました。
20日はもう一つ上げておりますのでよろしければご訪問ください)
theme : 気付き・・・そして学び
genre : 心と身体
秋、寒露のころ④・・・土と微生物に触れない人々
「土」「微生物」について触れない
(文字通り、手でも話でも)
医者とスピリチュアリストは
敬遠することにしている。
上ばかり、空ばかり、宇宙ばかり見ている・・・
PCばかり、薬(金)ばかり見ている・・・
そういう地に足がついていない人たちのことだ。
キラキラ、わくわく、ふわふわだけでなく、
べたべた、ぬるぬる、真っ暗も大切なのだ。
土、微生物抜きでの「宇宙人」「神」もどこか心もとない。
いや、土、微生物が何より「神」(神業)であろう・・・
地は、血となり、肉(からだ)となる。
地は、知であり、血なのだ。
赤血球はすべての細胞の原型・・・
細胞こそ神(神業)・・・
「神は細部に宿る」 アビ・ヴァールブック/ドイツの美術史家
からだを離れて、土を離れて、何かを語っても
それは絵空事でしかない。
ましてや、霊視もスピリチュアルもない。
下の図は、本間真二郎先生の病気の原因を図式化したものです。
➡病気の原因(総まとめ)

僭越な物言いで恐縮ですが
人間が世界をとらえるとき、
こういうバランスがとても大切です。
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秋、寒露のころ③・・・教科と狂科
以前、文藝春秋2016年5月号で「知の巨人」立花隆氏と対談しています。
そこでは、アナウンサーの筑紫哲也さんが
いったんガンから復帰したのに
再発悪化しなくなってしまったことについての話が出ています。
立花さんは、筑紫さんとかなり親しかったようで
どうしてそうなってしまったのかという件・・・。
転載は禁じられているので、要約すると・・・
臨床実験の結果をどう見せるかは
「医療側」「製薬会社側」のご都合がある・・・
腫瘍の縮小率が50%より上であれば、
コンプリート・レスポンス(完全奏功)、
下であれば、パーシャル・レスポンス(部分奏功)というらしい。
場合によっては、
20%、30%でコンプリートとパーシャルを区切るらしいのです。
高血圧も、糖尿病もそうやって数値を医療側がいじることで
「病と健康の境目」を区切られてきました。
また、母と私が読んだ
近藤誠理論について触れている個所もあります。
人はどうせ死ぬのだから、
自然に任せたらいいという考え方もありだと・・・
高齢者の前立腺がんや膵臓がんなどは
何をやっても結局ダメという場合も多いし、
手術でかえって身体を弱めるだけ・・・
という場合もあると・・・
ただ、本庶さんの場合は
すべてがそうだとは言えないとも補足されています。
私たちはいろいろな意味で
本当に賢くならないといけません。
賢いとは、いわゆる偏差値的な頭がいいということではありません。
「素頭」・・・私は子どもたちにそう言います。
「素頭」とは、自分で情報を得て
考えて、工夫、判断できる力のことです。
それには、まずは「知る」ということです。
学校で、学ぶ勉強とは違います。
テストもありません。
自分次第です。
何が正しいのかではなく、
より良いものを選ぶ賢さです。
昨日も、子どもたちと腸内環境について
私が知っていることを伝えました。
血が作られるのは、骨髄ではなく腸であると・・・
千島学説です。
こういう時、
受験の理科と、
現実の生体との違いに
彼らは驚きます。
私は続けます。
「教科」はときに「狂科」になっていると・・・
あなたたちを、どこかの方向へ誘導するために
「教科」が存在し、「狂科」であることをふせられていると・・・
大変なのは、受験用の知識と
本当の知識を区別しなければいけない彼らです。
子どもたちは、Mのハンバーガーやドーナツなど、
大人になるにつれて、大量消費社会に誘導される食生活へと
誘われていきます。
一時的にそうなる時期はあったとしても、
再びからだや食生活を考えた時に、
基本となる知識を耳に入れておくことは
とても大切だと思います。
生まれた時から、大量消費社会の中で生きている彼らには
ぜひどこかでUターンしてきてもらいたいなと思っています。
さらに、本庶さんは言います。
免疫療法のひとつ、がんワクチンは、
最初からこれは効くわけがないと思っていた・・・と
かつて、しきりに学校で勧められていた
「子宮頸がんワクチン」をどう見ればいいのでしょうか・・・
医療も、教育も、農・食も・・・
子どもたちを取り巻く大切なことは
根っこでつながり、
互いが連動して動いていくものです。
分野の枠を超えた賢い「学び」が
これほど必要とされる時代もそうないと思います。
11月に津市で本間真二郎先生の講演会があります。
貴重なお話を直接伺えるありがたい講演会です。
インフルエンザのワクチンは
この方のお話を伺ってからでも遅くありません。
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