更衣室のない中学校
中学校に更衣室がないのだ。
女子の部活で屋内の場合は
かろうじてあるところもあるようだが、
男子は本当にないのである。
少なくとも当市の3つの中学がそうだった。
ではどこで着替えるかというと、
一般道路から見えてしまう構内の通路や
他の生徒が通学する道路の沿いの路地、
他の生徒(男女)が自由に出入りする教室・・・だそうだ。
そこで、パンツにを露出しながら着替えるそうだ。
この話をしてくれた生徒は本当に嫌だと言っていた。
せめて衝立が欲しいと・・・
わざとパンツ姿で出歩くおチャラけた生徒も出るようだが、
それはそれとして(苦笑)
前提がおかしいだろう。
愛知では、私たち昭和中期の人間でも、
部活ごとの更衣室がちゃんとあったし、
教室で着替える時は
奇数が男子、偶数が女子と、
きちんと性別で着替える仕組みが整っていた。
そのための2クラス合同体育であろう。
ちなみに我が母校の生徒数は、一学年13クラス、
優に三学年で1500人を超えていた。
練習試合や大会でも
必ず学校内に更衣室が用意されていた。
そもそも、校舎を建てる時や
部活を設立するときに、部室や更衣室を
設計していないのが不思議だ。
学校では人権学習というものがある。
それも確かに大切だが、
思春期を迎えた子供たちに、
それ以前に整える大切なインフラがあるだろう・・・
着替える部屋がなく、
パンツ一丁にさせておいて「尊厳」も何もありはしない・・・
それを見せられる方も嫌であろう・・・
自分たちの生活の中で
最低限のマナーや尊厳があってこその「人権学習」・・・
本末転倒も甚だしい・・・
学校で子供たちがそんな姿で着替えていることに対して
教員や校長は何も感じないのだろうか・・・
社会に出てからのあれこれを学ぶ学校でありながら
この無神経さにはあきれてものが言えない・・・
学校の大人とは実に不思議な感覚の集まりだ。
これは三重県当市だけのことなのだろうか・・・
本当に呆れてしまった・・・
親御さん達は
間違いなく声を上げていいと思う。
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