DaiGo氏の問題発言が投げかけた問い
➡DaiGo氏の差別発言に関する見解と経緯、そして対応について
このように命を分断し、
排除する言動に対して
私たちは無関心でいることは出来ません。
はっきりと「それは間違いである」という声を上げます。
NPO法人抱樸 理事長 奥田知志
社会に居場所がない。
困っているのに、「助けて」と言える誰かがいない・・・
そういう人達を33年間救い続けた
奥田知志氏は言います。
この方は、牧師でもあります。
奥田氏の哲学が垣間見れる文が
上記の文の中にありました。
その際にDaiGo氏より「寄付を呼び掛けることも出来ます」との話が出ましたが断りました。今、やるべきは謝罪と学びであり、それに集中すべきだと申し上げました。
また彼は、
ハウスレスとホームレスはちがうと言います。
ハウスレスは、経済的困窮、
ホームレスは、人とのつながりがない社会的孤立です。
学業を支援する立場にいる私ですが、
明らかにこの二つの予備軍を作るのが
今の日本社会にはびこっている能力主義です。
これに拍車をかける効率(功利)主義・・・
学業がよいことは素晴らしいことかもしれませんが、
劣等をさげすむ風土を生み出します。
その学業が芳しくない場合、
彼らが将来立てられる生計の問題を
必要以上に本人のせいと責め寄ります。
本当に彼らだけのせいでしょうか?
今回のメンタリストDaiGoさんの発言は
誰もが他人事でいてはいけない重要な問いを生んでいます。
つまり、「いのちがおんなじじゃない世の中」になっている・・・
そしてそれが普通だと
無関心に思い込んでいる・・・
その発端の一部が、
「教育」になっているのです。
通知表を付ける先生は
そういうことを考えたことがあるでしょうか・・・
クラス分けで授業をすることを当たり前にしている塾は
そういうことを考えたことがあるでしょうか・・・
・・・・・
そういうことです。
わたしにできること・・・
もちろんそれをやり続けます。
でももっと、私も学ばなければなりません。
聞いたことはあっても
深くまで知ろうとしなかったことがあるはずです。
DaiGoさんの問題発言は、
私に深い学びの機会を与えてくださいました。
DaiGoさんの問題発言は、
DaiGoさんのだけの問題発言ではありません。
私たちの問題発言なのです。
ただ「学ぶ」と言うことは、
自分を一旦切開し自分の闇を見つめることから始まります。
単なる知識の上塗りではなく自己批判を伴う営みだと考えています。
NPO法人抱樸 理事長 奥田知志
今日の動画はそんな気持ちでしゃべりました。
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genre : 政治・経済
tag : メンタリストDaiGo抱樸