夏、蝉の声
今年初の蝉が鳴きはじめました。
「ああ、梅雨が明けたな」
まだ、心もとない鳴き声でしたが
確かに夏がやって来たことを知らせる鳴き声でした。
夏が来た!
というのをどう感じるかは
皆さんそれぞれかと思いますが、
私はこの蝉の第一声を聞くと
なぜか元気が出るのです。
私の人生にとって「夏」は頑張ってきた思い出しかありません。
部活動の夏
勉強の夏
塾で夏期講習をした夏
ダンスの全国大会引率の夏
全力で集中し、かけがえのない「頑張り」を見せた夏なのです。
こういった思い出は「月」と関係があるのでしょうが、
月は欠損だけでなく
思い出の中のかけがえのないエネルギーを
再現する装置でもあります。
思い出に浸りすぎて
前に進めないのは「欠損」そのものでしょうが、
「情」という人類にとって大切なエネルギー源も月は司ります。
あの時、頑張っていた「夏」がくる・・・
そう思えるだけで
今年も頑張ろうと思えます。
情と風景が重なる時
人は前に進む「エネルギー」を再確認します。
わたしたちは「情」から始まり
「情」で終わるのです。
theme : 心、意識、魂、生命、人間の可能性
genre : 心と身体