この世の唯一の不幸とは?
本当にありがたいことです。
その中でも2つお伝えいたします。
まずは、YouTubeチャンネル登録者の方が
2000人



1000人を超えてから9か月後のことです。
実は、1960人ぐらいでいったん止まって
+10~-20の圏内を行ったり来たりとしていたのですが、
昨日はある動画をきっかけに
再生回数も登録者の方も増えたという感じです。
こちらです。
ほぼ一年前の動画ですが、
YouTubeのすごいところは、
何年経っても何かをきっかけに急に伸び始めるということです。
インプレッションとクリック率のデータが
2日遅れなので何とも言えませんが
昨日の夜にどなたかが
この動画をご紹介くださったのかもしれません。
自分自身は
新聞を取り上げたことと大体の内容は覚えていますが、
具体的に一体どんなこと話してたっけ!?
と振り返りました(笑)
こういう事態にならないと
自分の動画って二度と見ないっていうのが多いですから(笑)
新鮮でした。
皆様、いつも本当にありがとうございます。
さてもう一つは、
昨年度の卒業生が訪ねてきてくれたことです。
彼女は太陽獅子座・・・
ダンスをするために県外の高校へ行きたいと志を持っていた子です。
獅子座の志は、
周りの応援があると俄然 勢いと輝きを増します!
ところが、そのダンスメインの高校に対して
(全国にはいろいろな高校があります)
はじめ 親御さんから快いOKがもらえませんでした。
「○○高校(県内公立)にはいれたら
ダンスを思いっきりやってもいいよ」と言われ、
夏ごろからその高校に向けて全力で勉強をしていました。
長年の経験から、
この条件付き受験というのは
決してよろしくないとわかっていましたが、
彼女に確認すると
それでいきたい!と決心が固そうそうでしたので
私も腹をくくりました。
冬の面接作文特訓、そして勉強と、
彼女は、自ら宣言したように
自分の道=ダンスの道を切り開く努力を
惜しみませんでした。
ところが、たまたま、ほんとうにたまたま・・・
昨年に限って、前期後期ともに、
県内一の倍率のすごさに力及ばず、
私立に行くことになりました。
実は、この私立の選択も
なかなか思うままになりませんでした。
彼女はいわゆる勉強が嫌いです。
ダンスがやれるという条件があったからこそ、
その嫌な勉強を頑張ってきたのです。
もし最後の公立がダメな時に、
行くことになる私立の選択・・・
彼女の目的はダンス!
いわゆる進学校も合格していましたが、
自分の時間をのびのびと活かせる方の高校を
選ぼうとした彼女に
再びご家族の理解が得られませんでした。
これもまた説得の日々が続きましたが
ようやくご理解を得られ
彼女が選んだ方へ手付金を入れていただけることとなりました。
話せば長くなってしまうのですが、
実は彼女にとってのいのちであるこの「ダンス」という世界も
親御さんからはなかなかご理解が得られませんでしたので
彼女は、三重、四重の説得と努力を重ねた一年だったのです。
で、いま彼女は
その高校へ通って約二か月・・・
「こんにちは!」
玄関口にさわやかな挨拶が響きました。
実は、前日
私は彼女のことを考えていました。
最後の公立が残念な結果となった生徒のことは
やはり定期的にいつまでも気にかかります。
「元気に通っているだろうか」と・・・
「こんにちは!」
その思いは、彼女のこのあいさつで吹き飛びました。
「先生!高校めっちゃ楽しいです!!!」
(ああ、よかったぁ!)
思わず涙がにじます。
テッシュで涙をぬぐったあとは
彼女の近況を伺います。
高校に通いながら、
名古屋のダンススタジオに通っている彼女・・・
撮りためた動画を見せてくれました。
生き生きと踊る彼女が画面に映し出されます。
ああ、自分で選んだ道を歩むという尊さは
何事にも代えられない・・・
もちろん、
それは重々わかっていて
彼女との一年を過ごし、
親御さんとの話し合いに臨んできたのですが、
改めて普遍的いのちの原理、
何が「生きる」を支えるのか・・・
それを教えていただいた気がいたします。
不合格が不幸ではない、
不幸があるとすれば、
自分の道を選べない、歩めないことが
ただ一つの不幸なのだ・・・
彼女のはじける笑顔を見て
改めて心に刻んだ次第です。
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tag : 幸せ不合格が不幸ではない
幸せってなんだっけ!?
しかし、幸せというのは、厄介なことに
「慣れ」
が生まれてしまう。
さっきまで、
あのとき、
幸せと感じていたものが、
それだけでは物足りなくなって、
「もっともっと」と思ってしまう。
たとえば、合格という幸せは、
数ヵ月もすれば、
日々の雑多な悩みにかき消され、
子供たちも、ご家族もいつしか不満を漏らし始めるときもある・・・
私だってそうだ。
学生の頃、暑い夏の夜、
扇風機がなく、窓を開けて
自分で団扇をあおぎながら寝ていった。
いまでは、その扇風機もエアコンまである中
夏の夜を過ごせる・・・
幸せそのものだ。
あのときの団扇生活からすれば、
数段上の幸せがいまは毎日ある。
それなのに、その幸せをだんだんと当たり前のように、
日常を過ごしていき、ありがたみを忘れやすい・・・
子供たちの幸せとはなんだろうか?
教育の世界、特に文科省などは、
よく子供たちを人材ととらえることがあるが、
その意味は、
会社で役立つ人材、
いまの社会をもっとよくするための人材、
国をもっと豊かにするための人材ととらえているからだ。
その「もっともっと」の豊かさが、
私たちの幸せだと勘違いさせてくる。
教育の目的は、
この「もっと、もっと」なのだろうか・・・
私は違うと思う。
今よりも豊かになることはもちろん悪いことではないが、
公の「豊かになる」は、
GDPがどうだとか、
世界に負けない新しい技術がどうだとか、
そういう一時的な成長と幸せのことを指す。
つまり、すぐに抜かれたり、恩恵が薄れたりする
生産性や技術のことだ。
その上、生産性や技術は、
幸せを運ぶこともあれば、不幸も運ぶ。
たとえば、技術の賜物であるオンラインゲーム・・・
あれで、子供たちが本当に幸せになったと言えるだろうか・・・
ゲーム漬けの子供たちの脳は「依存」状態になっている。
麻薬依存者と同じ状態だ。
人類のIT技術の進歩が、
人間の脳の神経ネットワークを破壊しているのだ。
仮想空間です過ごす時間が、
現実空間でよりも長くなってくると
仮想空間がその人にとっては現実になってしまう可能性があって
「倫理」すら反転する可能性がないとは言えない。
脳科学と教育の研究者 小泉英明
そんな恐ろしいものと
日常は表裏一体なのだ。
ちなみに、依存と夢中は雲泥の差だ。
依存は自分が何にはまっているのか
周りが自分をどう見ているかが冷静に考えられない。
しかも、誰かによって依存させられていることにも
気がつかない。
夢中は、いわゆる神の領域です。
それでいて、冷静に自分や周りが見えている。
昆虫記のファーブルなどは、
自分が虫に夢中になりながら、
その様子を見る大人を冷静にとらえている。
「変わってる子ね」
といっている大人の声をファーブルは聞いていて
自伝にも書いているそうだ。
いわゆる「離見の見」・・・
ゲームをしている子に、
幸せ?
と聞けば、幸せと答えるかもしれないが、
それは自分の脳が破壊されていること、
本当は自分が何をさせられているのかが自覚できないのだから
幸せからはかなりほど遠い・・・
だから、教育の目的は、
(一時の)幸せ=happiness
ではなく、どちらかというと
(恒久的に)よく在る=well-being
としたほうがいい・・・
もっと端的にいえば、
あの世に持って行けないものと
あの世に持って行けるものの違いだ。
子どもたちがあの世に持って行けるものを
どれだけ経験できるか・・・
それが教育の目的ではないだろうか・・・
そういえば、
以前、潜伏調査で行った高額セミナー会場は、
「happiness」という英語の曲が
永遠に流れていた・・・
なるほど、そういうことだったのか・・・と
いまになって腑に落ちる。
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tag : 幸せ
令和buzz317・・・加藤諦三さん
わたしの先日、ある生徒さんにプレゼントさせていただいた。
自分の心の声を聴くことは、皆 意外に難しい・・・
しかし、ひとたびこの声が聞こえるようになると
人はもう後戻りしない・・・
少しずつだが、確実に太陽の獲得への道を進むことになる。
その声は、自分のホロスコープの
土星と月の欠損に大きく関係している。
その土星と月が
いったいどの星座に、どのハウスにあるのか・・・
それを知るだけで大いに助けとなるはずだ。
占星術界では、相変わらず月星座を自分の内なる特性として
「願いごとをかなえるために使いなさい」的なトーンで
宣伝している方も見えるが、
それはそれで自由なのだが、
せめてそれにちなんだ自分の商品を売ることは
おやめになった方がいいだろう・・・
と思うが、まあこれも大きなお節介かもしれない・・・
すべての悩みは、
「自分が自分自身でなくなったから」
加藤諦三さんはおっしゃる・・・
30近くも離れた私ごときが言うのもおこがましいが、
わたしもそれがわかってしまったのだ。
以前、例のホワイトボードにも
「あなたはあなたにしかなれません」
そう書いて置いた・・・
これがわかると、塾で生徒たちへの助言が断然違ってくる・・・
上に上がる? それによって自分になっていくのなら頑張れ!
○○をやめたい? 自分自身になるために削りたいのか?
AとBとどちらに進むべきか? どちらが自分になれる?
もう万能となる・・・
「自分になれるか?」という問いさえあれば、
もう人の目や、常識や、親御さんの反対意見など
気にならない・・・
自分以外のものを選択しないだけで
こんなにも気持ちが楽になるのか?
それを知ることができるでしょう・・・
幸せ体質になる鉄板と言っていい・・・
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theme : ありのままの自分になるために。
genre : 心と身体
令和buzz305・・・辛いの正体は、抑圧された感情
私など5秒で寝入ってしまう時がほとんどなので
正直、寝る時までその人はいったい
何を頑張っているんだろうと不思議だ。
最近、懐かしさのあまり
30年ほど前の加藤諦三さんの本を読み始めたが、
若い頃わたしを苦しみから救ってくれた方だけあって
今読んでも本当に素晴らしい本だ。
で、最新本も取り寄せた・・・
もう唸るしかない・・・
何一つ無駄な言葉がない。
無駄がないので力強い。
悩みが深い人
心の中の嘘が深い人が読むと
途中で読めなくなるかもしれない。
でも読むべきだ。
耳が痛かろうが、
胸がえぐられそうになろうが
必ず読むべきだ。
本当のあなたに出会い
本当の人生を歩みたければ
逃げずに読むべきだ。
なぜなら、
自分の心の奥の欺瞞と誤魔化しに気が付くこと・・・
それ以外に、その苦しみ辛さを解決する方法はないからだ。
何度も相談という名の束縛をしてくる友人がいれば
この本をプレゼントするといい・・・
どこまで深められるかは未知数だが、
少なくともあなたの意図は伝わるはずだ。
今日の動画は、先日上げた
「辛い」に足す一本を
やや朗読調で収録した。
教採に落ちて、失意の中
負けたように実家に帰ったわたしを癒してくれたのが
この長良川の河岸だ。
もう何時間もこの河岸で過ごした。
今の自分が、そんなことを回顧しながら
こういう動画を上げられるようになったのも実に感慨深い・・・
よろしければご覧ください・・・
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theme : ありのままの自分になるために。
genre : 心と身体
令和buzz303・・・「辛い」に足す一本
「幸せ」という字になります。
塾の漢字指導で、
ときどき「しあわせ」という漢字をまちがえて
「辛い」と書く子がいて、(意外に多い)
全然違う意味やん!
と笑いあったことがあります。
しかし、待てよ!?と思ったのです。
幸せのヒントは
この「辛い」にあるんじゃないかと思い始めたのです。
辛いに一本足すと幸せになる・・・
その一本ってなんだ?
それは、辛いを十分味わうことなんだと思うのです。
そのつらいを十分味わった人にご褒美に
まるで冠のように一本乗っかるのではないかと思います。
実は、何度もお悩み相談に見える人の特徴の一つに
この辛いを十分見つめられない・・・
というのがあります。
そして、学ばない・・・
学ぶというのは、
これまでの自分とは違う知識を入れることです。
ときには感動でやってくる知識もありますが、
苦痛でやってくる知識もあります。
それは、「それまでの自分が間違っていた!」という苦痛です。
わたしは、教採に落ち、
学校の教員をきっぱりやめようと決意したとき
大きな挫折ともやもやの海でおぼれていました。
なんといっても、
中二からの夢が途絶えたわけですから・・・
その時、運よく本屋でバイトをしていたこともあって
豊富に様々な本に出会いました。
その中の一つに加藤 諦三さんの本がありました。
どのタイトルを読んでいたのか
もう忘れてしまったのですが、
本屋のバイトの昼の1時間休憩の時に
くいるように読んだことを覚えています。
気になる言葉を片っ端にノートに書いていました。
心の成熟・・・
あの25.6歳のわたしは、
まさにその階段を上がろうともがいていた時でした。
耳が痛い言葉もありました。
なるほどと唸る言葉もありました。
これまでの自分を否定する言葉もありました。
心の奥底ですでに分かっていた言葉もありました。
そのすべてを丁寧に大量に写し取ることで
わたしは何か変わっていったのです・・・
辛いものはつらい・・・
辛い以外何物でもない・・・
それでいいのだ。
辛さをありのまま辛く見つめることで
初めてその辛さが霧のごとく消えていく・・・
消霧の奥に起(た)ち上がる何かこそがあなたなのだ。
別話・・・
「よく忘れちゃうんで・・・」
学ぼうとしない方は、
忘れるという言い訳で
自分はバカだからもっと教えてほしいという・・・
そこが大きな間違いということにも気が付かない。
教えてもらおうとするスタンスからは
何も生まれない。
忘れるのなら忘れる自分を笑って認めればいい。
辛いと嘆いているのなら、
トコトンそのつらさを突きつめればいい。
煮詰まった先に見えるものは
気球のように軽い血流。
先日のアシャイングの方も
突き止めた先のその血流が頬を染めていた。
しばらくは車の運転もままならないほど
力が抜けていた・・・
初めて自分の欺瞞、真実に触れ、
これまでの自己防衛の鎧が瓦解したのだ。
辛いに一本を足す作業、
それはあなたにしかできない。
その覚悟さえあれば、
苦しみは、実は「幸せ」のことだったと気が付くのだ。
「禍福は糾える縄の如し」
そういうことです。
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theme : ありのままの自分になるために。
genre : 心と身体