春、啓蟄のころ⑩・・・いのちとひきかえに
沈む徳山で写真を撮り続けたおばあちゃんの言葉だ。
➡河口堰も徳山ダムもいらなかった
実はダムはいらなかった。
1500名もの生活を犠牲にすることはなかったのだ。
今では、「木曽川水系連絡導水路」計画もあるが
根強い反対運動で凍結されてはいるものの油断はできない。
そしていま、またまた驚く施設の存在を知った。
➡核融合科学研究所
国はどこまでも私たちのいのちを金に換えていきたいようだ。
しかも、その金は海外に流れていく・・・
科学者は、施設の最新さと
人類がなしえていない技術の達成に
目を輝かせるばかりで
わたしたちのいのちを見ずに
「地上の太陽」作りに酔いしれている。
岐阜県土岐市の核融合科学研の核融合実験が、2017年3月7日~7月7日の間、火曜~金曜の9:00~18:00の間、15分間おきにあり、発ガン性の高いトリチウムが放出される計画。実験の中止を求め、地元県議会議員、市議会議員に相談を! pic.twitter.com/b5R07Zmgph
— しんちゃん (@shinchann2008) 2017年3月5日
ここは、2年前から実験がされているようだ。
そして、昨年も実施されている。
2013年ごろから、反対運動が繰り広げられているが
国は、どこ吹く風である・・・
岐阜県土岐市の核融合科学研究所18年10月11日から重水素実験を開始する予定がトラブルで延期。10月23日から重水素実験開始。環境中にトリチウムも。H3の最大放出量(計画)は年間3.7GBq(年間38億ベクレル)。ラアーグが年間1京、セラフィールドが1400億、福島第一が500億だから、小さいには小さいが…… pic.twitter.com/60XZwBf7A1
— しんちゃん (@shinchann2008) 2018年12月18日
目的は何か?
エネルギー(電気)をつくるためらしい。
核分裂現象を原子力発電でエネルギーに使ったように、
核融合反応をエネルギー源として使えないか?
というのが、この「核融合研究所」です。
「地上の太陽」と言われるらしい。
しかし、この核融合は、要するに核爆弾(原爆)です。
そんな実験をこんな日本のど真ん中でやっているわけです。
もう、ありえない。
この施設・研究を絶賛しているサイトもありますが、
➡人工の太陽を造れ!美しすぎる核融合研究施設「LHD」の全貌
これを執筆した方は、どこにお住まいだろうか・・・
おそらく土岐市周辺でないであろう。
私には笑えない話だ・・・
(母が近郊に住んでいる)
この施設から放射能を持った水素「トリチウム」が放出されます。
小出裕章さん(原子力工学者)はいいます。
「放射能を持った水素燃料トリチウムを使うのが「核融合」。
水素というのは閉じ込めることが大変難しい元素で、
水素は金属のボンベに入れても、金属のボンベを突き抜けてしまうほどに
金属でも何でも突き抜けて出てしまうという、大変閉じ込めることが難しい。
そして環境に出てきてしまえば水になってしまう。
水は人間にとって必須のものですから
水素があれば必ず身体に閉じ込んでしまう。
これまでは放射能がない水素だけしか周辺になかったものですから、
こうやって人間は生きて来られた。
放射能を持った水素を環境にまき散らすことになれば
人間が耐えられるかどうかは大変な問題になるだろうと思う。
核融合をやろうとするなら完ぺきに
トリチウムを閉じ込めなければいけないと思うのですが、
技術といいうものに完ぺきはない。
100あるものを100閉じ込めることはできない。」
核融合施設の方は「95%は捕まえることができる」といっているらしい。
のこりの5%は、大気中に放出されているそうです。
こういったものを作って、稼働しつづけて
「安全」です!といわれても
どうして信じられましょうか・・・
しかも、回収した95%は、なんと千葉まで運ぶという・・・
何という稚拙さとずさんさ・・・
小出さんのいうように、閉じ込めることが難しいのなら
トラックで運ぶ途中、大気中に垂れ流しながら行くことになる・・・
現にいくつかの健康被害も出ています。
➡土岐市の「核融合」実験施設の稼働後、体調が悪化した方はおられませんか
すでに、事故も起きています。
➡核融合研で火災、2人死傷 放射性物質漏洩なし
実はこの東農地域には、
「核」に関する施設が3か所あります。

瑞浪市でも事故は起きています。
➡瑞浪超深地層研究所 地下坑道で火災
そして無謀にもここにはリニアが通ります。

一年に一回事故が起きているこの地区に
穴を掘り、リニアが通る・・・
私は最近の東農地区を震源とする地震も
ここが怪しいと思っています。


地震大国の日本に、
これだけ「核施設」があること自体異常です。

膨大な核の廃棄物・・・
施設建設費用と維持費・・・
これらも先日の特別会計に関係が深いでしょうから
必ず未来の人たちのツケ(税金)になります。
➡特別会計の謎(1)
➡特別会計の謎(1)
私たちのふるさとが、国が、
丸ごと核の廃棄場に近づくたびに
どこかに金が流れていく・・・
そしてそれは増税やむなしという言い訳をつくる・・・
拡散希望❗❗
— 猫2匹トラック野郎 (@hirospecialweek) 2017年3月6日
3月7日から、岐阜県土岐市の核融合科学研究所から核実験のため、放射物質のトリチウムが15分おきに空気中に放出されます。
岐阜県、愛知県の小さなお子さんをお持ちの方は気を付けて!!https://t.co/1kP65BRzWi pic.twitter.com/aQWFmXA4LS
反対する科学者も多い・・・
「イータ一計画関係者に、壁の放射線損傷をどうするのか尋ねたことがある、
すると、6ヵ月で取り換えられるように壁も設計されているという返事が返ってきた。
それなら、これによる稼働率の大幅な低下、コスト上昇はどうするのか、
それより何よりそんなに大量に出る放射性廃棄物を
どう処理するのか問いただしたが、ついに納得のいく返事を得られなかった。」
小柴 昌俊 東京大学名誉教授(素粒子物理学)
学問や技術の進化は、
それそのものが目的ではなく
いのちに寄り添えるかをまず考えるべきだ・・・
私はそう思う。
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genre : 心と身体
冬、小雪のころ⑤・・・銀杏と物部
天理の石上神宮など・・・
物部の祖先は、石、磐などと関係が深い・・・
そして・・・これは私の勝手な解釈だが、
関西の物部氏の故郷には銀杏も多い。

銀杏の黄色い葉っぱは
鶴が羽を広げて飛んでいる姿に似ている・・・
石見の一宮、物部神社は、「鶴」がご神紋だ。

そのことに気が付いて以来
私は銀杏が美しいところは時間がゆるされる限り
車を降りて銀杏を眺めることにしている・・・

岐阜市北部、長良川のほとり・・・
知る人ぞ知る、小さな銀杏の名園がある・・・
「雄日ヶ丘公園」(ユウヒガオカコウエン)
おそらく地元の方が散歩されるぐらいで
隠れた銀杏の名所であろう・・・

先日も、長良川を上流へ向かうドライブの途中で母と寄った。

銀杏の黄色に囲まれると
わたしはなぜか落ち着く・・・
人生の後半・・・
人は自分の魂の色の服を着るようになるのだろうか・・・
オレンジや黄色の服をよく着るようになって
なおのこと好きな樹になった。
昔、子どものころ、
黄色やオレンジ、紫の服を着ると
キチガイの色や・・・といって
大人やクラスメイトにいじめられたり、ばかにされた昭和人・・・
私はランドセルがオレンジだったのでかなりやられた・・・
先日、そんなことを子どもに話したら、
「そんなことでいじめられるんや」
と笑われた・・・
こうやって、かつてはいじめの原因だったことも
やがて時代がすっかり変わって、
実にばかばかしいと笑い話になる日が来る・・・
不思議なことだ・・・
今は許される色になってつくづくうれしい・・・(笑)
来年もまた、母と来たいと思う・・・

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