冬、小雪のころ⑦・・・屋上屋
ある自動車メーカーに勤めるサラリーマンのお話・・・
A「ねえねえ、また給料下がるみたいよ・・・2%も」
B「えー!下がり続けてもう10%じゃん。きついよ!」
A「でもね、うちの車をカードで買えば、ポイントで還元してくれるみたいよ~」
B「・・・え、でも、夏に車買い替えたばかりだから、いらないし・・・」
A「あとね、2歳以下の子供がいればもっと安くなるって・・・」
B「・・・いやいや、子どもがいるから将来のためにあんまりお金つかえないんだけど・・・」
A「・・・だね・・・(;'∀')」
冒頭から、お粗末なイメージ話で失礼いたしました・・・
「消費税増税の政府対策」・・・
まあ、よくここまで庶民の気持ちがわからない政策が出せるなーと
あきれてしまいますが・・・
彼らは、一旦やると言ったら
駄々っ子のようにやってしまいますから、
もうここは、笑うしかないでしょう・・・
まさに、「屋上屋」のような制度。
「屋上屋」とは、「屋上(おくじょう)屋(おく)を架(か)す」の省略形・・・
意味は、屋根の上にさらに屋根を架ける。むだなことをするたとえ。
プレミアム付き商品券の発行や
キャッシュレス決済時のポイント付与に加えて、
省エネや耐震性の高い住宅購入者への支援策、
自動車の購入時の税額の軽減もあるらしい・・・
とにかく、多岐にわたりすぎて わけがわからない・・・
さらに、増税に伴う国民負担をほぼ相殺する形になるばかりか、
日銀の試算では、今回の増税による政府負担増は年五兆六千億円に達して
一体何のための対策か・・・お笑い話である。
バラマキをするぐらいなら、
初めから消費税などあげなくていい・・・
しかも、日銀・政府・民間銀行の関係
そして、信用創造の仕組み(詐欺創造)を見れば
実は、消費税は全く不要である・・・
さらに、まずは「消費」ありきということだから
「消費」できない若者や現金主義のお年寄りは置き去りである。
政府が、我々庶民を見ているのではなく
カード会社、自動車メーカー、住宅メーカーなどの
大企業を見ているのはまちがいない。
根本を隠し、さも必要のように振る舞い
庶民に負担をかけるのは
政府の常套手段である・・・
以前もこんな政策があった・・・
「エコポイント」だ・・・
地球の温暖化など、とうに理論が破綻していたのに
あのときも、電化製品や自動車など
「消費」に対しての還元だった。
わたしはいつもぼやいていた・・・
扇風機のAddCafeこそ、「エコ」に貢献しているので
ポイントを付けてもらいたいなーと(笑)
さも重大な問題を解決しているように見えて
実は、彼らは自分の利のために動いている・・・
小沢健二のいう「セラピー的な社会」そのもの・・・
制度の上に制度を重ね、
さらに無意味感、不公平感満載になる・・・
「屋上屋」のお話でした・・・
theme : 気付き・・・そして学び
genre : 心と身体
冬、冬至のころ⑭・・・「企業的な社会、セラピー的な社会」
下書きのまま保存されていました

2連続投稿の形になっています。
昨日の記事もよろしければどうぞ・・・
さて、私は新聞の記事(記者が編集する欄)を信じていませんが
一応とっています。
それは子どもの教材に使うときがあるからですが、
ただ、私個人は別の使い方をしています。
何が隠されていて、何が真実なのかを
自分で見抜く力を養うために読むようにしています。
小沢健二さんの著書に
『企業的な社会、セラピー的な社会』(2007)という本があります。
これは、アマゾンはもちろん、ヤフオクでもメリカリでも
なかなかお目にかかれない本なのですが
調べるうちに、運よくコピーが手に入りましたので
「宙言」でも少し学び合いました。
昨今の新聞を読んでいると
2007年の小沢さんのこのレポートのような視点がとても大切で、
2011年の原発事故からは、
さらにもっと重要な時代になっているということがわかります。
『企業的な社会、セラピー的な社会』というのは言ってみれば
「本当に大切な問題は考えないように考えないように隠されて、
体のいい問題を議論して気持ちよくなっているだけな社会」
社会は、すべてがグローバルに語られ過ぎていて
ほぼ企業目線です。
望んでもいないインフラを与えられて
やれ進歩だ、やれ技術だとありがたがらせる・・・
いらないと拒否する自由もなく
私たち目線は一つもありません・・・
そんな世の中では、
われわれは企業の不利益にならないような
体のいい小さな議論やテーマを与えられて
それをただ気持ちよく議論している、
させられているにすぎないというお話・・・
実は新聞・TVはすべてそうと言ってもいいでしょう。
昼のくだらないワイドショーは最たるものですが、
新聞の一面もこの傾向は免れません・・・
例えば昨日の一面・・・

リニアについての過去記事➡今日のご意見番 (@_@) ~‘悪夢の超特急’リニア中央新幹線~
リニアが通ることで
名古屋が仮に2番手になったところで
周辺の地域では、得体のしれない頭痛や吐き気に見舞われ
ガンになる確率が高くなり
妊婦さんなどは母子ともにとても危険なことになります。
リニアは、もう何も問題がないかのようにしれっと報道され
いつのまにか「名古屋が二番手になるか?」などと
経済GDPの話にすり替えられています・・・
これが夢という人もいるかもしれませんが
健康やいのちと引き換えるGDPに価値があるのでしょうか・・・
ましてや、GDPとそこに住む人たちの幸福度は
何の相関関係もありません。
それどころか先進国では、
反比例と言ってもいい傾向を示しています。


しかも、日本の一人当たりの名目GDP(2018年IMF予想)は24位なのですから
そんな日本で、健康やいのちを害してまで
都市として、2位になる価値はいったいどこにあるのでしょうか・・・

(トップはルクセンブルグ、そしてマカオ、アイスランド、スイス、ノルウェーが続く。アメリカ合衆国は8位、日本は24位、大体4.1万ドル。)
新聞・TVは全くこのことに触れません。
ちなみにリニアは、安全基準の1~4万倍の電磁波を出します。
体内の発がんリスクは、16倍から24倍になります。
リニアの近くに住むだけでなく
こんなリニアにいったい誰が乗りたがるでしょうか・・・

(「未来を救う「波動医学」 瞬時に診断・治療し、痛みも副作用もない」 船瀬 俊介著)
リニアや都市としての2位にこだわらせる理由はなんでしょう・・・
お金の流れ以外考えられません。
事実を知れば、
おそらく多くの庶民はNOというはずです・・・
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tag : 企業的な社会、セラピー的な社会小沢健二リニア