2020年、私思考の振り返り⑪ 「やったことしか返ってこない」
本当に一年が早いです。
年を取ると、月日が経つのを早いと感じる・・・
それはなぜか?
「ジャネーの法則」というものがあります。
ウキペディアによれば、
生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)と主張したものである。
例えば、50歳の人間にとって
1年の長さは人生の50分の1ほどであるが、
5歳の人間にとっては5分の1に相当する。
よって、50歳の人間にとっての
10年間は5歳の人間にとっての1年間に当たり、
5歳の人間の1日が
50歳の人間の10日に当たることになる。
つまり、5歳だった時に比べて
10倍のスピードに感じるというわけです。
こんな法則を見つける人もすごいですが、
私たちも身の回りのささやかな観察によって
導き出される法則があります。
その中でも私が最も重要視する法則が、
「やったことしか返ってこない」
これを、唯物的に考えて、
じゃあ、〇〇してほしいから
これこれをやっておこう・・・!
と損得と交換でしか考えられない人は、
もう不幸としか言いようがありません。
以前のご相談者で
「わたしは、何かしてくれる人としか
友人になったり、恋人になったりしません」
そう宣った人がいました。
それはそれで、もちろん生きていけるし、
物をもらって幸せなのかもしれませんが、
心の底から沸き起こる
「ああ、ありがたいな、幸せだな」には
一生たどり着けないでしょう・・・
「やったことしか返ってこない」
の根底にある前段階として
日ごろの「在り方」が重要です。
この在り方を磨くのは
一日や二日では無理です。
一生かけて自分と向き合い
育てていくしかないのです。
前者のような方は、
人間にとって一番の悲劇にたどり着いてしまいます。
それは・・・
「自分のことが嫌い」
という悲劇です。
なぜ自分のことが嫌いになるのか?
それは、天に沿った生き方ではないからです。
いざというときに、思いもよらない力で助けられる・・・
そんなご経験をなさった人がたくさんいます。
その方たちは間違いなくこの在り方が
天に沿っているからです。
やったことを返してくれるのは、
人ではないのです。
その原理がわかる人にはわかる・・・
それを知っている人を「幸せな人」というのです。
寺社への初詣に行かれるのなら
願い事をいうのはやめたほうがいいでしょう。
あれも欲しい
こうしてほしい
願いをかなえてほしい・・・
有名な大きな神社など、
この損得・我欲の「気」で汚れているところもあります。
それよりも何よりも
「いつもありがとうございます」
このお礼だけで十分なのです。
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