十年、をちこち・・・75
十年、をちこち・・・74
慌ただしく、契約の書類、クレジットの書類が届きます。
最終的に、12月27日
出版に必要なすべての契約を結びました。
このスムーズさとスピーディさが
ちらっとは気になりましたが、
わたしにとって出版は初めてのことでしたので
それが、不自然なことなのか
普通のことなのかは、当時知る由もありません。
出版社へのクレジット入金が1月20日・・・
とにかく、いよいよ始動です。
なぜここまで詳しいかというと
この出版に関する書類はすべて
ファイリングしてあるからです。

いまは、改めて読んでも、
懐かしむ余裕があります(笑)
すぐさま、出版社から完成までの計画が送られてきました。

半年後には、書店に並ぶはずでした・・・
はい・・・
theme : スピリチュアルライフ
genre : 心と身体
tag : 出版
十年、をちこち・・・73
最終選考からもれた私の作品は、
「出版化奨励作」という耳障りのいい言葉が
つけられていました。
曰く、
ゆえに、ボツにするのは惜しく
「共創出版」はいかがですか・・・
というわけです。
「共創出版」とは、
諸般の制作、販売促進、マスコミ対応などは出版社側が担い、
費用のすべてを著者が負担という制度です。
紙ベースと電子書籍の両方が出版され、
その費用も特別条件にするということでした。
応募作品の中の何%が「出版化奨励作」となったのか?
何%の特別料金なのか?
それはわかりませんでした。
繰り返しになりますが、
それまでこの出版社では
この賞の過去5回の出版はきちんと実績がありました。
ですので、疑うという心理をまったく起こりませんでした。
2005年11月に「共創出版」の打診を受けたわたしは
思案の末、この話に乗り、出版することを決意します。
費用は、97万6500円。
当時、その後も会社勤めする気満々だった私(笑)は
5年(60回)のクレジットを組みました。
利子も合わせると121万6230円。
ローンを組むことに多少の重みはありましたが、
それよりも自分の考えが書籍になることの喜びのほうが
わたしには大きかったのです。
2005年12月のことです。
theme : スピリチュアルライフ
genre : 心と身体
tag : 出版
十年、をちこち・・・72
予告通り最終審査の結果がやってきました。
結果は、やはり落選・・・
「あーダメだったか・・・」
そんなにすんなりいくわけがありません。
どうなるかな?
という思いが生まれ、それが成長し・・・
少しでも「叶うかも」という思いが生まれた時に
ドーパミンは分泌します。
それを期待と言います。
それがかなわなかったとき
脳は、別の代替案でその欲望を満たそうとします。
とくに、期待が大きければ大きいほど
叶わなかった時の反動は大きいものです。
わたしの場合は、
かすかな期待でしたが
それでも、代替としての
「次の選択」へ進むことになります。
(次話で詳しく・・・)
わたしがいま「期待を手放しましょう」というのは
こういった経験からです。
人は、期待が成就しなかったときに、
次の判断を見誤りやすいからです。
ちなみに、
「やる気」も「中毒性の嗜好品」を望む情動も
同じA10神経から分泌されるドーパミンが原因です。
期待が裏切られた時の反動を、昔から
「かわいさ余って憎さ百倍」
と言いました。
失われたその期待(欲望)は
大きな欠乏感と真逆の情動に生まれ変わります。
そして、そのことで心を満たそうとするのです。
また、A10神経は、その人にとって良かろうが悪かろうが
ドーパミンを分泌しつづけ、永遠に「快楽」という世界だけをつくり続けます。
それを「中毒」といいます。
酒やタバコがやめられないのも、
世の中からいじめがなくならないのも
そういったことからです。
theme : スピリチュアルライフ
genre : 心と身体
十年、をちこち・・・70
わたしは会社勤めの塾講師でした。
会社のある制度導入がきっかけで
わたしは、徐々に会社との溝を感じていくことになります。
会社人として、
わがままと言われればそれまでですが、
わたしにとっては、
ずっと持ち続けてきた(いる)教育方針を変えるという一大事でしたので
自分の一部をもぎ取られる思いでした。
ですから、心の底からその方針には賛同できませんでした。
表裏を使い分けて
うまくやれればもっと楽だったのかもしれませんが
わたしの性格上、それもできず
悶々としている日々が続きました。
それがやがて
「まだわからんか」事件(笑)になるのはご承知の通りです。
➡十年、をちこち…①
そんな日々の中、会社以外の
別の経済圏をつくろうと思うのは必然で・・・
やがて、本の出版をしたいと思うようになっていました。
実はその論文は、すでに大手教育関連会社の
一般応募作品として一度出典していた作品でした。
もちろん、見事落選していますが、
思い入れのある作品でしたので、
ダメもとで、別の出版社にも応募しようと思いました。
やがて、新聞広告で、
ある会社の、ある企画が目に留まります。
応募概要は、
出版社側からの3回の選考があり、最終的に枠に入れば
出版社が無料で出版をしてくださるという企画でした。
当時は、「自費出版」(受賞での無料制、有料制どちらも)の
ちょっとしたブームで、よく新聞にも
2~3社広告が載っていたのを覚えています。
わたしが応募したのはその会社の「第6回目の募集」でした。
それまでの本は、やはりきちんと出版されていました(HPで確認)ので
何の疑いも持たずに、応募を決めました。
theme : スピリチュアルライフ
genre : 心と身体
tag : 出版