答えはもうわかっている
結果的には会社員最後の冬になりましたが、
わたしの要望は一切聞き入れられず
社長から家庭教師部門に行きなさいと言われました。
考えさせてくださいといったら、
「これは命令だから、考える云々はない」
!!!
で、逆にうかがいました。
「では、社長はその部署に
どのくらい可能性を持っていらっしゃいますか?」
「可能性は持っていない」
耳を疑いつつも
どこか冷めて聞いている私がいました。
そう、答えがわかっているとき
世界は静かなのです。
可能性がない部署に私を行かすということは・・・
ああ、ね
「社長は私にやめてほしいと思っているのですか?」
「そんなことはない、ワシは○○さんに
やめてほしいとは思っていない」
・・・会社は自主退社を促し、
のちのちの裁判沙汰に備えるということを
後から知りました。
さて、会社には会社の論理がありますから、
それはそれで理解できますが、
会社というのは実に不思議なルールだなと思います。
高度経済成長の時や
バブルの時は、
会社の夢と
個人の夢が合致していました。
豊かになりたい・・・と。
でも、そのしわ寄せは
子どもたちに、
つまり、学校や家庭で噴出していました。
話を戻します・・・
会社の論理です。
自分が希望や可能性を見いだしていない部署に
平然と人を送り込む・・・
一般的な感覚ではやれません。
これは嫌みではなく、本当に不思議です。
一昨日もある方のご相談で、
私は聞いてみました。
「あなたはその業種に未来はあると思いますか?」
「ないですねぇ~」
「じゃあなぜそこにいようとするんですか?」
わたしは、大きな葛藤の中、
会社をやめる決断をしました。
ですからその方の葛藤はわかります。
あれから、14年・・・
もう時代は10年以上進んでいます。
時代はあの頃より本当に劇的に変わってきています。
豊かだった日本のあの時代の時より
無理やりだましだまし頑張り続けたあの時代より、
カラクリが見え始めています。
国も会社も
ボロが出始めているのです。
私たち個人の幸せなど考えていないのです。
もう、答えがわかっているのに、
動かない・・・
そういうことはやめた方が身のためです。
本当にその会社が好きとか、
本当に今はお金のために必要だと割り切って思うのなら
致し方ありませんが、
そうでなければやめた方がいいです。
文字通り、身のためです。
心身が持ちません。
答えがわかっているのなら今すぐ
やる
やめる
をはっきりした方がいいです。
「そんなことをしたら
だれがその仕事をするのでしょう?
誰かが嫌なことをしなければいけないのでは?」
そういう人がいます。
ある意味殊勝な方です。
でも本当にそうでしょうか?
私はそうは思いません。
罪悪感をささやくように
あなたがやらなければ、
誰かに押し付けるとか、
自分勝手なことだと思うとか、
もうそういう次元を人類が
気にする時代ではないということです。
もともとそうだったのかもしれません。
宇宙の大きな流れは
常に何とかなっていくのです。
ここ数千年、人類は奴隷でしたから
「もう奴隷をやめる」と言えばいいのです。
若者の会社離れが進んでいるのは
そういうことです。
彼らの肌感覚は
すでに進んでいるのです。
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