令和buzz130・・・未来を示すのが仕事
世の中の仕事は、
すべて「不満・不便・不安」から生まれている・・・
そういわれました・・・
確かに一理ある・・・
昭和のはじめ、三種の神器の時はそうだったろう。
女性の労働時間が格段に減った洗濯機や掃除機・・・
好きな時間に荷物も持たず
満員電車に乗らずに、海水浴や旅行に行ける自家用車・・・
そういったものは、結果!
不満・不便・不安を解消した。
ただ・・・
私はそのとき、確かに違和感を覚えたのです。
それは本当に、
「不満・不便・不安」の解消が全てだったのだろうか・・・
むしろ、だれも思いつかなかった
「こうなったらいいな」が原動力だったのではないか・・・
つまり、未来へのフォーカスではないだろうか・・・
もっと言えば、妄想力なのではないだろうか・・・
「不満・不便・不安」は過去のベクトルだ・・・
それに対して「こうなったらいいな」は未来へのベクトルだ。
しかも、
「不満・不便・不安」だけが仕事になるのだったら
なんといやったらしいことか・・・
不安や不満から生まれる仕事は、
一種、脅しと依存に繋がる・・・
実は問題というのは、
ほったらかしにしておくのが一番の解決法なのだ。
「不満・不便・不安」を語る人の8割は、
実は問題がないのに、問題の振りをして
さも解決策があるかのように商品を差し出す・・・
そんなものが仕事だったら
わたしは心底嫌になるだろう・・・
ましてや、
「不満・不便・不安」を土台とした塾など
わたしもいたくない・・・
・・・・・そう思った。
また、「不満・不便・不安」の解消だけにフォーカスしていたら
それは、きっと魅力的な商品にはならなかったのでは・・・そう思った。
トヨタでも、本田でも
松下電器でも、その解消の先に
生活の未来を語ったから
輝いていたのではないかと思う・・・
結果、「不満・不便・不安」を解消したに過ぎない・・・
コンサルはいつも逆算式に原因をたどり
原因を不変の真理のように語るが、
あとから見る原因は、
それを突き動かした動機とは全く違うことを
多くの安っぽいコンサルは知らない。
それは時に、大切な核を忘れている。
人々は、不満や不便や不安を
単に「解消したい」というエネルギーだけで
商品を買い求めるのではなく
その先の自分の生活が輝く未来像を見ているのだ。
車を買えば、家族が喜ぶ姿が見えるし、
TVを買えば、ブラウン管の向こうの
想像のドラマを自分に重ねるファンタジーを味わえる・・・
そういった日常を非日常にする「何か」を
人はつかもうとするのだ・・・
「不満・不便・不安」の解消だけなら、
映画も、ディズニーも、
昭和の居酒屋も流行ることはない・・・
さて、あの研修から20年ぐらいたっている・・・
十分すぎるほどの電化製品が家庭に広まり、
携帯電話さえほとんどの人間が持つようになり、
今やオンラインで人と会うことなく一通りの打ち合わせができる昨今・・・
いったいどこに不満や不便や不安があるのだろうかと・・・
もう、おそらく日本では、
「不満・不便・不安」から生まれる仕事はないだろう・・・
たまたま今は、コロナによって
不安解消のマスクや消毒液が引っ張りだこなだけだ。
次は、ワクチンや薬なのは目に見えている・・・
しかもこれも、いずれ人びとは気付く・・・
本当の未来は自分の身体なのだと・・・
免疫力、体力、筋力・・・
それを支える笑いのある生活・・・
良好な人間関係・・・


そういったものが本当の「未来」だということを・・
わたしがよくこのブログで
「不満・不便・不安」を煽る人に
ついていかないでくださいと
言うのはそういういきさつと考察からなのです。
わたしは、あの頃も、今も、
「安心➡希望➡未来➡方向性」を指し示せる仕事の方が
断然いいと思っている。
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令和buzz128・・・正解などない!
➡#17📻 正解のない海を行け!
今回は「正解のない海を行け!」と
少し鼓舞調のタイトルにしました。
先日上げた「ニュータイプの時代」という本から
自分が思い出した生徒との会話をお話しています。

ラーメン×仕事=ラーメン屋だけではないのです・・・
そういったことをお話しています。
よかったらチェックしてみてください。
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