人間万事塞翁が馬
もっというと、自分が意識できるいのちは
無意識のいのちに支えられているということです。
身近な方には
何度もお話している今回の動画のエピソード・・・
4月のこの時期だからこそ
届けられる人もいるかもしれない・・・
そう思って上げさせていただきました。
目の前には美しい春の海・・・
よろしければご覧ください。
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theme : 心、意識、魂、生命、人間の可能性
genre : 心と身体
tag : 人間万事塞翁が馬
夏、小暑のころ④・・・選択を捨てていく
もし、本当に上位の学校で、選択肢が増え、
それが幸せにつながるのであれば
いわゆる、下位の学校に行く人間は
どんどん幸せの幅が狭まることになります。
日本全国、高校も大学も
偏差値でランク付けされていますから
下の層に行くほど幸せをが狭まっていく?ことになります。
実にあほらしい考えです。
断じて違います!
しかし、今の子供たち、若者たちが
周りの大人から、もしそういわれ続けたら
どうでしょうか・・・
新幹線の事件の若者が、他人ごとではないのは、
彼もそういわれ続け
自分の存在に価値を見出せず
投げやりになったのだとすれば・・・
いま学校や塾で学ぶ子供たちが
何年もの間、そういわれ続けたら・・・
考えるだけでも恐ろしくなりますが、
本当に生きにくい、息苦しい世の中になりはしないでしょうか・・・
自分の存在に価値を見出せず、
人の存在にも価値が見いだせず、
どうせ価値がないのなら・・・と自暴自棄になったり
かえって、大きいことをしてやる・・・と暴走が始まり・・・
昨今多くなった無差別的殺人は
そういう若者の虚無感、閉塞感が
世の中に生み出されているからではないかと
わたしには思えるのです。
存在の危機・・・
あなたも
「選択肢が狭まっていますよ」
「選べないあなたは価値がないよ」
「幸せの幅が狭まっているんですよ」
と直接、間接かかわらず
何年もそう言われつづけたり
無言の圧力がかかり続けたら
生きていけるでしょうか・・・
生きたいと思えるでしょうか・・・
わたしなら死にたくなります。
何度でも言います。
人は嫌なことをしているだけなら
そこまで深刻になりません。
存在です。
存在の否定が、事態を深刻化させるのです。
選択肢が狭められていると勘違いさせ、
幸せが狭められていると勘違いさせるのは
大人たちの人生に対する考え方が貧弱だからです。
人生はそんな単純ではない。
どんな人にもだれにでも
程よくプラスマイナスがいい塩梅ではたらいている
やさしい満足のできる世界なのです。
朝ドラの中村雅俊さん演じるおじいちゃんが
漫画家への夢が破れそうな 孫娘の鈴愛(すずめ )に言います・・・。
「ほうか・・・なんとでもなるよ」
そういってくれる大人がいるかいないか・・・
すごく大切なな気がします。
仮面ライダー
漫画家
サッカー・プロ野球の選手
学校の教員
ソフトボール実業団
アクションスター
北海道の酪農家
学校の教員
家庭教師
塾の教員
Cafeオーナー
個人塾経営
・・・・・
これは私がなりたいと思った職業(青)と
たまたまなれた職業(オレンジ)です。
漫画を描く道具が当時はなく
漫画家は絵を描くだけでないと奥深さを知り
自分の能力の限界を感じ
サッカー・野球は性別ではねられ
ソフトボールは肩を壊し投げられなくなり
教採は2次試験で落ち
臨採で教育界の闇を知り
骨をうずめるはずだった会社からは引導を渡され・・・
ことごとく強制終了させられた夢が
わたしの歩んできた道に転がっています(笑)
でも、何となく絞られていませんか・・・
強制終了され、捨ててきたからこそ 絞れているのです。
Cafeオーナーは異色ですが
相談行(菩薩行)ということでは
「教える・諭す・伝える」というキーワードに絞られてきたと言えます。
わたしの「存在」が輝くのは
きっとこういう場なんだと勝手に思い込んで(笑)
吾ただ足るを知り、幸せに暮らしています。
人生、要は思い込みです。
これは大いなる勘違いかもしれませんが(笑)
いまが満足で幸せなのですから
わたしはこれでいいと思っています。
そうさせていただけるからこそ
「生かされている」と感謝の気持ちが沸き起こるのです。
もっとはっきりと言ってしまえば
人生とは、
選択をあきらめること・・・
夢を捨てていくこと・・・
逆説的ですが、そうすることで、
本当の自分に出会えるということです。
「禍福は糾える縄の如し」
「人間万事 塞翁が馬」
古来からそういわれるゆえんでしょう・・・
ビートたけしさんが言います。
「人がほんとうに生きられるのは、
今という時間しかない。
その今を、10年後だか20年後だかの
明日のために使ってどうしようというんだろう。
昔はそういう人間を、地に足が着いていないといった。
夢なんかより、今を大事に生きることを教える方が先だったのだ。
まだ遊びたい盛りの子どもを塾に通わせて、
受験勉強ばかりさせるから、
大学に合格したとたんに何をすればいいのかわからなくなる。
夢なんてかなえなくても、この世に生まれて、
生きて、死んでいくだけで、人生は大成功だ。
俺は心の底からそう思っている。
どんなに高いワインより、
喉が渇いたときの一杯の冷たい水の方が旨い。
お袋が握ってくれたオニギリより旨いものはない。
贅沢と幸福は別物だ。
慎ましく生きても、人生の大切な喜びはすべて味わえる。
人生はそういう風にできている。
そんなことは、誰でも知っている。
だけど、そんな大切なことも教えないで、
夢を追いかけろという。
頑張って勉強して、スポーツやって、
起業したり、有名人になったりしなければ、
幸せになれないと脅す。
そうしないと経済成長が止まって、
大変なことになってしまうからだ。
だけど、大変なことになるのは、
いったいどこの誰だろう。
少なくとも、清く貧しく美しく生きている奴ではない。」
theme : 気付き・・・そして学び
genre : 心と身体
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