愛と情 ~「育む」が重要なわけ~
最初はいつも直観から得られた理論を
経験で裏打ちして堂々と述べてしまう。
恐縮なのは、いつも科学的根拠が後からついてくるところだ。
いい癖なのかどうかわからないが、
その方が生きやすいからそうしている。
先日上げた
#51【風の時代から読み解く】塾業界でオワコンになる言葉
という動画も、直観と経験で話している。
しかしここにきて、科学的根拠も見つけることができた。
「愛しい」と感じる身近な対象を全力で育てることも、自分自身の能力の向上、ひいては、「運」をよくする秘訣の1つである。子どもや孫といった存在だけでなく、後輩や部下などでもよい。
愛情をもって子どもを育てた経験のある母親ラットの方が記憶力と学習能力が高いことは、とある実験によってわかっている。しかもこれは、実の子どもである必要はない。赤ちゃんラットと同じケージに一定期間いた未婚のラットも、記憶力と学習能力が向上したのだ。これはオキシトシンという「愛情ホルモン」の働きだと考えられている。
科学がつきとめた「運のいい人」より 中野信子著
皆さんが運がよくなりたいと
切望していらっしゃるかどうかはわからないが、
運が悪くなりたいと思っている人はほぼ皆無だと思うので、
これからは「育む」というのがいかに大切なのかがよくわかる。
私の経験上、「教える」というのは、
「育む」という要素がなければ
単なるマウント取りに話になってしまう。
「人を育てると自分も成長する」
そう古くから言われていることは、
まさに本当だったのだ。
だから、お母さんもお父さんも
はたまたご家族の方は、
子どもは教える対象だという概念を捨てて
育むという感覚を大事にされるとよい。
具体的にはどうすることか?
それは、四六時中言っている
「勉強しなさい!」
「何やってるの?」
「外食の時に親がスマホばかり見ていること」
をやめることだ。
なぜ勉強が嫌いなのか?
どうしたら、この宿題を終わらせることができるのか?
この子は今何を考えてこの行動をとっているのか?
どうしていつもそう失敗してしまうのか?
そういったことを一緒に、
そう!一緒になって、
「聞いては考える」をしてあげることだ。
#51【風の時代から読み解く】塾業界でオワコンになる言葉
この動画は、アップして2週間ちょっとだが、
現在トップの視聴回数で、
いいね!もそれなりにあるので、
それなりに時代の流れを感じていらっしゃる人が
多いということだろう。
年末に受講したマドモアゼル・愛さん主催の
「未来会議」という講座を受講したが、
そこでも上がってきたキーワードが、
なんと「人情」
これからの激動の時代は人情が重要だと・・・
まるで、三周遅れの昭和の言葉に私は驚いたとともに
妙に合点がいった・・・
人情というと、
他人関係の言葉のように思えるが
これは親子関係でも大切だ。
愛情
哀情
人情
温情
恩情
至情
心情
まさにここにきて「情」なのだ!
これらの情は、洞察と共感を生み
互いの成長につながり
人間関係をより豊かなものにしていく。
考えてみれば、これはAIでも一番苦手とするところだ。
人情・・・
ここに人類が生きていくヒントが隠れているというわけだ。
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