樹下石上191・・・大事な一点が欠けていたら
主人公のホ・ジュンに師匠の医者ユ・ウィテが言うセリフだ・・・

(ユ・ウィテ)
「医者は、人から尊敬されていようがいまいが
命を扱っているという点で
どんな職業より崇高である。
だが、医者にとって大事な一点が欠けていたら
真の医者とは言えん。
それは“愛”だ。
病に苦しむ人々と
その痛みを分かち合い
心から患者を慈しむ。
その気持ちがあってこそ
心医となれるのだ。
この世が待ち望む医者とは
まさしく―
心医のみである。」
心医の「医」の部分を
自分の職業に置き換えてみる・・・
心教はオカルトチックでおかしい・・・
心師か・・・!?
こころの師!
これは大変だ・・・
到達できそうもない・・・
しかし、セリフの中の言葉・・・
「その痛みを分かち合い
心から人を慈しむ。」
これなら具体的で努力できそうだ・・・
それにしても対照的なのはこの方・・・
どうしてこんなに傲慢で横柄な発言や生き方ができるのだろう・・・
もう笑うしかない・・・
この方の高祖父が あの大久保利通・・・
何となく納得・・・
記者の人も言えばいいと思う・・・
どうしてあなたはそんなに横柄なんですか・・・と。
随分と耳もお悪くなられたようですが
あなた自身、一年しか首相をできなかったのに
他者に「覚悟を!」とすごまれてもねぇ~
大臣の記者会見とは、
国民への説明責任のためという立場だということを
すっかりとお忘れになり、記者に高圧的に逆質問攻め・・・
記者は、監視する対象である国民の代行者であるのに
傲慢と高圧的態度で、無理やり上の立場になろうとする・・・
「お前たちは知らないだろうが、
オレは知っている・・・」
まるで、嫌なダメ教師のようだ(笑)
わたしたちも知っていますよ。
2009年の衆議院議員総選挙で
自由民主党が惨敗させ、下野に追い込んだのが
あなただったと・・・(苦笑)
英語はお話しできるようですけど
怪我を「かいが」とか
破綻を「はじょう」とか
低迷を「ていまい」とかお読みになりましたね。
また、多くの株を持ち、その経営を私物化して
ロケット開発のための融資を身内にして、
多額の相続と不労所得だらけすぎて
自身が年金をいくらもらえているのかさえも知らない・・・
記者に、質問とは外れた重箱の隅を突っつくような
データ(数字)を質問して
答えられなかったら馬鹿にできる立場でしょうか・・・
記者をいじめる前に、
それぐらいの数字は把握しましょうよ・・・
副総理であり、
財務大臣であり、
金融担当大臣であり、
デフレ脱却担当大臣なのですから・・・
発言もいただけません・・・
2016年
「90になって老後が心配とか、
訳の分からないことを言っている人がテレビに出ていたけど、
『おまえいつまで生きているつもりだ』と思いながら見ていました」
2013年
「政府の金でやってもらっていると思うと、ますます寝覚めが悪い。
さっさと死ねるようにしてもらうとか、いろんなことを考えないといけない」
弱者を慮れない、こんな発言ばかりなので
お口まで歪み上に吊り上がってしまいましたよ。
ユ・ウィテとこの方・・・
同じ老人でもこうも違うかとあきれてしまいます。
医者にとっての大事な一点も
教師にとっての大事な一点もきっと同じ・・・
私はこの方を反面教師として、
師匠やホ・ジュンのように、
こつこつと心を積んでいこうと思います。

(ホ・ジュン)
theme : 気付き・・・そして学び
genre : 心と身体
樹下石上152・・・ホ・ジュンのようなおじいちゃん
例の身の丈発言が、
かえってこの問題を知らしめることとなって
結果的に世論が活発になった。
今の国がやる教育改革は実にお粗末・・・
大企業を向いて改革をしているからこうなる・・・
➡英語民間検定試験活用、文科相が延期発表 令和6年度めど実施
「令和6年度めどに実施を延期すると発表した。」
5年も先送りしなければならぬ施策って
もともとの政策が一体どんなものだったかを物語っている。
とにかく、何よりも、
受験生とそのご家族に一番迷惑をかけていることを
文科省はもっと真摯に反省すべきだ。
話は変わるが、最近私は
「ホ・ジュン」という韓国の歴史医療ドラマを見ている。
ホジュンは「心医」と呼ばれている。
1546年、金浦で武人の家の息子として生まれ・・・
二十八歳で雑科の医科に合格し、・・・
1575年2月に御医・・・
1610年に二十五巻二十五冊の『東医宝鑑』を完成させた。
・・・1615年十一月、六十九歳で世を去った。
という実在の人物(許 浚:ホジュン)らしい。
ドラマの中で、ホ・ジュンが針治療をするたびに
あるおじいちゃんを思い出していた。
それは、津駅前にある鍼灸院のおじいちゃんだ。
風邪をひいてのどからやれた時・・・
ダンスで右肩が上がらなくなった時・・・
ぎっくり腰の時・・・
もう、20年近くお世話になっている・・・
ホ・ジュンを見ていたこと、
左肩が五十肩なこと・・・
この二つが重なって、
今日の朝、なんとなく気になっておじいちゃんに連絡した。
運よく午前中が開いているということでいってみた。
そのおじいちゃんは、全盲の方で
それでも、身の回りのことや洗濯掃除は自分でなされ
そして針治療をなさっている・・・
ホ・ジュンを見ていたので、
針治療を習得することがどんなに大変かは想像できる。
全盲であればなおさらだ。
左の五十肩に針治療してもらいながら
世間話となった。
その中でも出てきたのが冒頭のニュース・・・
英語民間検定試験活用の延期だ。
わたしが、塾の教員ということを覚えてくださっていて
私に合わせた世間話をしてくださったのだ。
御年90歳、私が今日
ふっと電話をしたくなった意味が分かった。
今年いっぱいで治療院をたたまれるそうだ・・・
あとは、ぼちぼちと旧患者さんを治療されていくらしい。
確かに、窓の治療院というシールが外されていた。
わたしもおじいちゃんを見習って
最後はこんな形で塾をたためればいいなと思う・・・
自分でできることを無責任に人に任せず、
自分にできることを最後の最後まで誠意をもってやり続ける・・・
文科省よ、聞いていますか・・・
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genre : 心と身体