秋、立秋のころ③・・・新・班田収授法
「2030年の社会と子供たちの未来」という論点が
文科省のHPに載っている。

「2030年には、少子高齢化が更に進行し、
65歳以上の割合は総人口の3割に達する一方、
生産年齢人口は総人口の約58%にまで減少すると見込まれている」
日本は、かつて経験したことのない
年齢構造になる。
そんな中、教育の目標には・・・相も変わらず、
古びたグローバル、情報、世界をリードの文言が並ぶ・・・
国が作るこういった資料には、
最先端のカタカナ用語が並ぶ。
古い革袋に、新しいワインのようで、
よく読んでみたが、ピンとこない。
なぜか・・・
いまは、ピケティの言う
「r>g」な世の中・・・
つまり、r(資本収益率)の方が、g(経済成長率)を上回り、
貧富の差は広がっている・・・という世界になっているということだ。
※資本収益率(しほんしゅうえきりつ)=不動産や株式投資、債権(人にお金を貸すこと)での儲かる割合
※経済成長率 =(超簡単に言うと、)皆のお給料の伸びやお金を稼ぐ人の数の伸び方
つまりは、いくら真面目に働いても、動いても
投資や投機をしている人には到底かないませんよ・・・
そういう世の中だし、これからもっとそうなりますよ・・・ということだ。
そうであることを文科省は隠して文を紡ぐから
まったく説得力がないのだ。
嗚呼・・・

(http://pepera.jp/diary/piketty_le_capital/よりお借りしました)
(余談だが、こういう超有名な経済学者の理論は
予測というよりは、世界金融資本家たちの計画と言っていい)
「r>g」な世の中・・・
それは、いのちをはぐくみ、
持続可能な循環が可能になる「土」が消え
投資としての「土地」ばかりになるということだ。
カジノで経済が活性化すると道理のとおらない無理を通すことだ。
だから、山を切り崩し
太陽光パネルが、メガ級になるのだ。
投資の効率化をはかればそうなるのは当たり前だ。
文科省の文言も、
教育者の文言ではなく
すでに経済学者だ。
しかも、「r>g」を隠している経済学者だから
とても中途半端だ。
本当は、「r>g」と知っているのに
むりやり文を紡ぐので、どこまでも上滑りになる。
わたしがベーシックインカムや
お金の大根化運動をいうのはそのためである。
それにしても、
子供たちがしなければいけないことが
どこまで増えていくのだろう・・・
どこまで働かせたら気が済むのだろう・・・
いまでは、学校がブラック学習になっている・・・
まったく笑えない・・・
いまは、政治も教育も
倫理も文学、哲学も
すべて「経済学」に飲み込まれていく。
「お金」の顔色をうかがっているのだ。
つまりは、世界の金融資本家たちの顔色である。
山、川、海、森の木々・・・
日本はこんなに豊かな自然に囲まれているわけですから
今は惨憺たる第一次産業の復興と振興もあってしかるべきなのだが
グローバル、情報、世界をリードの文言が並ぶ・・・
市場では、見えないもの(株、土地、投資商品)の売り買いが主流だから
地に足がつけられない・・・
800万もの空き家を抱え
400万ヘクタール以上の耕作放置地を抱える国が
世界をリードも何もない・・・
ちょっとした妄想だが
0歳から2歳児が300万人ほどだから
希望者には、一人に1ヘクタール(100㎡)の土地と
一軒の家(2軒でもイケる)をプレゼントして
税金を緩和して、家族みんなで半農半Xをする
知恵と技能を身に付けたほうが、
健康にも等身大の経済にも良いのではと思う・・・
こういったあたらしい時代の班田収授法もいい・・・
※班田収授法・・・6歳以上の男女に口分田を与え、死んだら返却する
奈良時代は人口増加で口分田が不足して
この法も役に立たなくなったが
人口が減少する日本では頓挫することもなかろう・・・
意外に、有効かも!?だ。
theme : 気付き・・・そして学び
genre : 心と身体
夏、小暑のころ⑮・・・夏の妄想
30度を超えるだろうという日は
学校も会社もお休み・・・!
台風の時の警報のように
気象庁かでる警報で休校とか休社を決める。
それでは経済(闇への貢ぎ物)がなくなると踏んだ政府が
逆気象操作で、自然の気候を保つようにクールダウン・・・
日本列島は、自然の気候に近い状態になり
農作物もすくすく育ち、洪水や土砂災害の被害がなくなる。
学校も会社も
窓を開けて自然の風で仕事ができ
五感も豊かになり、ストレスも軽減・・・
夏の二か月は、
ベーシックインカムが支給されるので
働きたいと心から思える人は、働いてもいいけど
ほとんどの人が、週の半分は休んで
家族とともに避暑地へ出かけたりして過ごす。
一年のうち、この時期だけは
経済からも、政治からも距離をおいて
思い思いにゆったりと過ごす。
人間のこころもからだも
自然も好転し始める・・・
という真夏の妄想・・・
theme : いのちあるものが いのちあるように
genre : 心と身体
十年、をちこち・・・60
人の和を利用し、もしくは、させていることが多いです。
特に3M(もてたい、儲けたい、認められたい)の領域は
とても多い気がします。
自分の足元を飛び越えて
天の時ならぬ「天の利」を声高に言うほうが
「円」が手に入りやすいためでしょうが、
そういう流れが多すぎて違和感を覚えます。
-意見には個人差があります-
「円」を「縁」と書くのが時々はやりますが、
「円」はあくまでも「円」です。
世界の金融資本家たちが作り上げた
中央銀行、民間銀行の信用創造(詐欺創造)の中で生まれた「円」です。
出回る円にすでに利子がつけられた不当な通貨です。
アンフェアーなルールの中の円です。
わたしは、まずその事実から受けとめたいです。
そして、そのうえで
「美」「やさしさ」「ユーモア」で
世間と向き合いたいと思っています。
100年後も笑いましょに!やら・・・
ほかの経済圏をつくろう!やら・・・
準備し、完成したら伝えるのでは
とうに死んでしまいますので(笑)
どんなに自分が発展途上でもやっていこうと思います。
子どもにも、大人にも伝えます。
「円」以外の経済圏をつくり、選べるようになれば・・・例えば
物々交換、贈与交換、半農半X、クラウドファンディング、ベーシックインカム、JPY以外の仮想通貨、評価経済…
※「お金の大根化運動」(笑)を伝え、できるものはひとりで実験しています。
※「お金の大根化運動」…
お金が特別で重い存在でなく、大根のように気軽のおすそ分け(循環)できる文化。「お金」でないといけないという範囲を縮小し、それ以外の価値の交換や保存、測定ができる手段を自分たちでつくること。
宙の言の葉や花結び、常連のお客さんの中にも
そのことに賛同してくださる人はたくさんいらっしゃいますが、
まず何よりも自分が居住まいをただし、
心を体にのせないと話になりません(笑)
このことを「人の和」というのです。
theme : スピリチュアルライフ
genre : 心と身体
「今の世界を良くできるのは今を生きる人達だけ」 ~’17.9月最後の宙結び随想~
みんなに共感してもらえる「共通の目標」を
政府が示すことは難しくなっている。

この言葉は 今年の5月
経済産業省若手の有志グループが出したレポートの一説です。
レポートのタイトルもすごい・・・
「不安な個人、立ちすくむ国家 ~モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか~」
「生き抜くか」という言葉は 弱肉強食を思わせて
いささかふるいが 素直に力作だと思う。

一億層活躍とか
人づくり革命とか
中心的政府が作るスローガンより よほどいい。
今の時代もはや
一億層活躍ではなく 「みんなちがってみんないい」なのだ。

フィンテック、AI、シェアエコノミー
クラウドファンディング、ベーシックインカム、仮想通貨・・・
いままでの既存の、
いや既得権や中間マージンで潤っていた人たちが
本当に慌てふためいている。

おそらくこれからは・・・
政府がこういった先駆者たちに追いつく時代はもうこない気がする。
不自然な規制や不安を煽ることで その足を止めようとする
古いやり方がもう通用しなくなってきている。
それは政府だけにとどまらず
今後は病院や学校など
近代がつくり上げてきたあらゆる組織で
急速に起こってくるだろう。
これまで「これが価値があるものです」って基準を全体が共有しながら進めてこれたが、ネットの普及後に多様性あがり過ぎて価値の基準がバラバラになり、それぞれが独自に成り立つようになってきた。
— Katsuaki Sato (佐藤航陽) (@ka2aki86) 2017年9月13日
創造性の高い仕事が社会の中心になるから、親より子の方が正しいと思う。『ベスト3は、ITエンジニア・プログラマー、ゲームクリエイター、YouTuber』/「なりたい職業はユーチューバー」中高生の意識が物語る暗い未来 https://t.co/pIP9fWZpRH
— Katsuaki Sato (佐藤航陽) (@ka2aki86) 2017年9月15日
目線をずっと庶民のほうに引き寄せて考えるに
そのちがっているひとりひとりが
ふっと何かを願った場合
ゆっくりと自然に それがすすんでいくのがいい・・・

政府はもう追いつけないのだから
よいものを しっかりと 暖かく
そして、あとからゆっくり支えてくださればよい。
そして個人は不安にならなくていい。
「社会は厳しいもの」ではなく
「社会は温かいもの」なのだ。
それを信じられるかどうかだけなのだ。

個人が自分の身を守ることだけに
人生の大半の時間を費やしたり、
強制的同意の中の発達や発展など
いきぐるしくて仕方がない。
就活を続ける卒業生を見て
この息苦しさに一石を投じたくなったのが
宙結びであり、笑市であった。
「愛される市」ではなく
「こちらからすすんで愛する」市なのだ。

「愛される」は評価を気にすることである。
その評価を資本に変えるのが古い資本主義である。
あらかじめ 何かを狙って付き合ってみたり
「いいね」をねだる経済に わたしはほとほと辟易としている。

その古い資本主義に別れを告げて
自ら経済を選び 立ち上げ
自由で能動的な「なにか」を提案したかったのだ。
そして あきもせず これからも提案し続ける。

「経済は選べる」
これはわたしが尊敬する佐藤航陽さんの言葉だ。
トリクルダウン(富める者が富めば、貧しい者にも自然に富が滴り落ちる(トリクルダウンする)とする経済理論または経済思想)なんて待っているうちにわたしたちは死んでしまう。
そうでなく 今までにないその車輪を
いっせいのせ!で動かそう。
もちろん それぞれちがったやり方で・・・

ひとつが終わったのに
わたしの中ではもう何かが始まっている。

(夏を惜しむように ほんの数日前に咲いた睡蓮)
このまちの一隅で
わたしたちは これからも花を咲かせると思う。
わたしが生きるというすべての場面で、
そして それに賛同してくださるすべての方々とともに
これからも 咲き続けようと思う。

これまで支えていただいたすべての方々に御礼を申し上げます。
ありがとうございました。
そして これからも一緒に咲き続けましょう・・・
「今の世界を良くできるのは今を生きる人達だけ」
佐藤 航陽
これからも どうぞよろしくお願いいたします。
theme : いのちあるものが いのちあるように
genre : 心と身体