テレフォン人生相談の効用
テレフォン人生相談のお話を伺う。
そして、そのお話を聞くタイミングが、
まさに今の私の生徒に対してのヒントになることが多く、
とてもありがたく重宝させていただいている・・・
先日もこちらのラジオ人生相談をお聞きした。
この回の名台詞は・・・
「好きには2種類ある・・・」
① 一つは、本能から好き・・・
だからちょっとやそっとじゃやめないし
人が見ていようがいまいが続けられる。
② もう一つは、認めてもらったから好き・・・
この場合は、ちょっと壁があると簡単に手放してしまう。
今の親御さん世代は、学歴社会を生きてきた方が多いので
子どもに対しても狙ってほめてしまうことがある。
その狙いとは、
もっと勉強してほしいとか
もっと成績を上げてほしいとか・・・
そういった狙いをもって子供をほめるので、
子どももついつい乗ってしまう・・・
お母さんが喜ぶから、
お父さんが喜ぶから、
そういった理由で始めた習い事
スポーツ、勉強・・・
あらゆるものは、
小学生の高学年や中学生ぐらいに矛盾を露呈する。
子どもとしては、自分基準で好きなものがわからなくなってしまい、
困難が起きるとすぐに何かほかの言い訳を作って
遠回しにやめようとする・・・
あそこの誰々が嫌いとか
あの先生が嫌いとか
ちょっとした友人とのごたごたが嫌だとか・・・
とにかく、
自分以外の何かを見つけて
やめる方向へ誘導しようとする。
本当は、好きじゃなくなったから、
嫌いだからやめます!
でいいのに、
自分を認めてくれた親たちの期待を裏切るようで
罪悪感が重しになって
本当のことが言えなくなる・・・
罪悪感とは、こうして他人の要望や期待に添いすぎた結果、
生まれる自己矛盾である・・・
この動画を聞いた私はさっそく夜の面談で活用できた。
相談の生徒はやはり、
二番目の「好き」で
幼少期から親の承認を得たいがために
いろいろと頑張ってきたにすぎなかった。
そこを認めたその子は
ぼーっと目が空を漂った・・・
そうだったのか・・・
そんな生き方をしていたのか・・・
目がそう呟いていた・・・
罪悪感
劣等感
そういった闇が解け始めた瞬間だった・・・
それにしても、最近本当に
こういった親子関係が多くなった。
実は親世代も、
二番目の好きで家庭や世の中を
渡ってきたことが多いからだ。
自己解放は、まず
自分の好き嫌いの主導権を自分が握ること・・・
つくづくそう思った・・・
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